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六番目の小夜子が再放送するよ

「六番目の小夜子」が再放送されるみたいです。

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相関図を描いたので置いておきます。

しかも夏の夜に放送!
夏休みにぼけっとしながら再放送を見ていた思い出が刺激されます。
あの不思議なOP!好きすぎてこのアルバム買いました。
(今の時代サブスクで聴ける!)

8話の文化祭シーンだけでもぜひ見てほしい。

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DVDを購入すると文化祭の劇のCDがもらえたみたい。自分が手に入れたときには締切をとっくに過ぎていてしまったんですが。

原作では秋と由紀夫は友達で、玲がいなくて、雅子と沙世子は仲が良い。原作では高校生だったのがドラマでは中学生になっていて、かなり改変は加わっているんですがツボは押さえていると個人的には思います。

原作本では、恩田陸らしい「地方の進学校の高校生」が描かれてる気がします。高校生のとき読んだので、一問一問解かないと受験終わらないんだよなあ、とかもう自分の運命は決まっているんだろうか?と思うところとかすごくわかる〜となった。

もちろん自分の思い出補正も入っているのでしょうか、せっかくなのでたっぷり楽しみたいと思います。

前に書いた記事。

ネタバレが多少あるドラマ・六番目の小夜子の好きな点。

人間ってそこに見たいものを見るので、サヨコってなんなのかって問いに対してみんな自分が見たいものをみるんですね。

中学生って一番「自分」が何かがわからなくてイライラしていて、
そのときにサヨコを通してみんな「自分」を見るんですよ。
それがどんな姿をしているものであれ、望んだ姿でも嫌な姿でもそれで自分のことがよくわかる。
そうして一歩を踏み出していく。

ずっと沙世子は「亡霊」という記号でしかなくて、
(たぶん転校前でさえも「優秀な生徒」とかそういう記号でしかなかったのだと思う)
海外の両親のところへ行く決心がつかなかったのはそうやって記号として見られることに飽き飽きしていたのかなあなんて思う。
でも、玲はずーっと記号としてでない彼女に向き合ってたって、最後の最後にようやく気づいたんだろうなって思います。

再放送、楽しみです。


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