フランス留学 絵画教室

イラストの描ける絵画教室に2ヶ月半ほど通っていて、その絵画教室での絵が最近完成したのでフランス流の絵画教室の紹介も兼ねつつNOTEに記していこうと思います。

私の教室は家のすぐ近くにあり、週2回の頻度で行っていて、自分の好きな一方を通う制度です。教室に来る生徒さんたちは主婦や、ご老人の方、大学生などがいらしていて私はとても若い方でした。
教室では一回の授業が2時間で、4時間ほどかけて一つの作品を完成させます。最初の2時間ではまずテーマになる作家さんの絵をとことん研究し、それから自分でその作家さんを真似して描いてみることをします。先生から漫画っぽっすぎるとよく指摘されます笑

今回の絵のテーマはBASQUIAT×WARHOLの作品のようなストリートアートで「自分を怒らせるもの」を描きました。最初の2時間では彼ら二人のストリートアートの描きかたや表現の仕方を学びました。その時間では雄牛の写真をよりリアルに描き、その描くことのできる時間が10分からだんだん減らしていくという練習方法でどうやって短時間でその物体をその物体だと認識させるか、どうやって相手にいかに少ない線や情報で認識させるかを学びました。そのあとはその絵を切り取ってカッコよく色々に貼り付けてみたり、フレームに入れてみたりしました。
次の週の2時間では実際に自分の用意した自分を怒らせるものをテーマで作品作りに取り掛かりました。私は「TRAHISON」フランス語で裏切り者というテーマを選びました。裏切られる前までは当の本人は相手のことを信じていたと思うので、ポジティブな黄色をベースに使い、特に裏切り、嘘つきの意味がある「紫陽花」でそのベースを消していくように上から重ね描きました。先生からは花ひとつ一つに焦点がいくように輪郭を薄目の色で縁取るようにアドバイスされました。その上にTRAHISONの文字と、それを指す黒い人の腕を描きました。ストリートアートというものに挑戦したことがなく、私の完成形がちゃんと型にはまっているのかは不安ですが、なかなか挑戦、体験、できないアートに触れることができました。
その製作の中で、他の人の制作過程を見ていると、私の使った青が人を信じる色に使っていたり、黄色はネガティブが印象があるとか、人によって感性が全く違いました。これは国によっても全く違ってくるなとも思いました。中国ならば赤は結婚式の色、青も明るい青と暗めの青で全く印象派違います。自分の表現したいテーマにあった色を選び、そして作り出すこともとても大変でした。ですがかけがえのないとても貴重な体験でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?