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私の00smusic#26

#251 Black Math by The White Stripes

最小のバンド形態、赤白黒のみの衣装、アンティーク機材のみを使用した短時間低予算のアナログ録音等、自ら制限をかけていくことで、出来る範囲内でやれる創造性を引き上げるやり方で、当時のガレージロック・リバイバルの代表のようなバンドに。聴いた当時の貧しいボキャブラリーでは、ロバート・プラントがガレージロックをやっているイメージしか湧かなかったけども、そもそもギター一本とバシャバシャ叩くドラムのみというパターンの少なさを、工夫で増やせる凄さは興味を惹くとこがありました。その最もわかりやすい例が、Seven Nation Armyの冒頭から始まる、本来バンドには存在しないはずのベースのような鳴りのギターリフだろうと。

#252 Romantic Rights by Death from above 1979

ベースとドラムのみで構成されているカナダのデュオ。シンセによる飾りも登場するものの、全体の中心がベースなのは面白い。格好良いんだな、また。昔、CANADA WETというカナダバンドだけの対バンイベントがあって、そこで彼らを観てるんですが、もう全体的にファズファズブリブリの大盛り上がりで、フロアは踊りまくってて、楽しかったなあ。

#253 S.O.S. by Earl Greyhound

ブルックリンのトリオバンド。試聴機で見つけたんじゃないかなあ。ブルーズロックベースのハードロックの新人バンドをまたこんなガチで聴けると思ってなかったから、うわ!格好良い!って、自分の中ではあっという間に支持された。

#254 Right Hand on My Heart by The Whigs

アメリカ・ジョージアのスリーピースガレージロックバンド。聴いた瞬間、これは完全に格好良い!と両手を挙げて絶賛だった。何て言うか、鳴りと間の取り方が気持ち良すぎて、ギターロック最高!って気持ちになる。ライブ観てみたいなあ。

#255 Mary Jane by The Vines

クレイグ・ニコルズ率いるオーストラリア・シドニーのバンド。ビートルズミーツニルヴァーナという言い方がよくされていて、90年代グランジサウンドと60年代サイケサウンドの要素を合わせ持つ。歪んだギターを大きく鳴らす前者部分に興奮を覚える楽曲がある一方、このように美しくメロウに聴かせる後者部分もかなりの魅力。

#256 Dirty Man by The Living End

オーストラリア・メルボルンのでっかいウッドベースを備えたロカビリーな出で立ちのスリーピースロックンロールバンドの2作目Roll On。ここでクソ格好良いタイトルトラックやPictures in the Mirrorを落とすのは心苦しいけど、この曲のフックの素晴らしさを推します。00年のサマーソニックで彼らを観ましたが、あの立ち姿のステージ映えが素晴らしかったですね。

#257 Get Up by You Am I

90年代には代表作となる傑作Hi Fi WayやHourly Daily等のアルバム作品、また数々のヒットチューンもリリースしていて、本国オーストラリアを代表する、現在活動歴を30年以上を誇るロックバンド。僕は後追いで03年にリリースされたベスト盤を聴いたのが出会い。なかなか英米以外で活躍するロックバンドに目を向けるのも、それほど伝わってこないので、これが届いて聴いた時は、格好良すぎて興奮しました。ギターバンドとしても、ポップロックバンドしても優秀過ぎてヤバイ。

#258 All You Have to Do by Jet

大きな虎が描かれたトレーナーのイメージは強いとは思いますが。デビュー作を全世界で400万枚を売ったオージーバンドなんですが、個人的にはそっちより、そのギターバンドがそれをベースにしつつ、60年代にも寄っていった作風のセカンド作品が好きで。楽曲が地味に映ったのか、賛否に割れて、売り上げ的にはデビュー作を下回ってしまいますが、作品通しで聴いて、いかにもアルバム作品という感じがして、とても良いアルバムでした。

#259 Sheepdog by Mando Diao

スウェーデン産ギターバンドのデビュー作Bring 'em in。漂うUK感覚と60、70年代のレトロサウンドをベースに、親しみやすいメロディと刺激的なガレージロックで掻き鳴らす。何となく個人的な感覚だと、ストロークスやリバティーンズとかと並んで、凄い人気だったイメージ。

#260 Die, Alright! by The Hives

スウェーデンのガレージロックバンド。デビュー作ですでに国内では話題になっていたようですが、アラン・マギーのポップトーンズから出された編集アルバムでUKに進出した時に、一気に拡散されていった印象。理屈向きで、初期衝動段階で掴まれるようなロックンロール。


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