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FR0SCのこっち側 【FR0SC】

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“Inside FR0SC”。 FR0SCの中の人達が、活動の裏側や、考えていること、クリエイティブな活動を語ります。 (それぞれの記事は個人の見解であり団体を代表するものでは…
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2020年4月の記事一覧

楽しい文通のススメ

 最近は実際に人と話すことが出来ずにzoomやラインで会話することが多いと思います。やっぱり画面上でずっと人を見ていると、何か物足りないように私は感じます。  そこで私は文通友達を募集してみることにしました。文通は電話やラインよりも何倍も時間がかかりますが、その人の文字の大きさや丸み、言葉使いからもその人の性格が伝わり、「あっこの人はここに生きてる!」と感じるのがわたしは好きなのです。 それに遠い場所から送られた方が手紙が届いたときのワクワクが増えます。 本来は手紙は自

“STAY HOME”が思い出させてくれた、半田舎の通学路の話

下は、この記事が入っているパブリケーション、「F0SCのこっち側」の前回の記事です。私はこの記事が好きで、これに触発されて、大切にしていることを書いてみたいな、と思いこの記事になりました。 普段、私は誰相手であれプライベートなことはあまりしゃべらないようにしています。小さなできごとを単体で話したり、好きなものを断片的に話しても、考える経緯や、考え方を辿れるだけの道順はできるだけうやむやにしておきたいのです。 きっと、心の距離が他人と近くなるのが、苦手なのだと思ってます。い

フィリピンで鉄オタ活動をしていたらスラム街に迷い込んだ話

私は鉄道オタクである。前回の記事では中国へわざわざ鉄分補給に行ったのだが、ちょうどその1年前にはフィリピンに行っていた。今回はそのお話。 前回の記事はコチラ。 なんでフィリピンへ? 実はフィリピンへ行こうと思った理由は鉄道のためだけではない! というのも、日常会話の英語力が伸び悩んでいた当時の私は「実際に英語をゴリゴリ使う環境に身を置けばいいじゃん!」と考えていた。 そんなわけで英語が日常的に話されている国としてフィリピンと香港が候補に挙げられた。ちなみにフィリピンで

自粛じゃなくて政治批判をする宣言

「不要不急の外出を自粛してください」ってどうゆう意味? テレビをつけると「不要不急の外出を自粛してください。」繰り返し流れるこのフレーズ。あまりにも聞くから洗脳されそうになっていました。でもよく考えてみると、不要不急も自粛もよく定義がわからない。今回、その意味を調べてみることにしました。 まず最初に不要不急から 辞書によると 「重要ではなく、急ぎでもないこと」 実生活においてどこまで不要不急のラインなのか。 都の職員によると 「・外出自粛要請が出されている場合は、「とにか

2020/04/22

ずっと書いては消してを繰り返している。 納得がいかない。 なにを書いても嘘を書いている気がする。 サン=テグジュペリは著書の中で以下のように述べている。 離別や、不在や、距離や、帰還の観念は、言葉こそ同じでもすでに同じ現実を含まなくなっている。今日の世界を把握するのに、ぼくらは昨日の世界のために作られた言葉を用いているわけだ。過去の生活が、よりよく人間の性情に適するように思われるというのも、理由は、ただ過去の生活が、よりよくぼくらの用語に当てはまるからにほかならない。

いきなり焼きおにぎり【簡単飯】

世界の3大不可思議の1つと言われてるんですが、焼きおにぎりが突然食べたくなると、決まってその家には冷凍の焼きおにぎりはないと言われています。これは世界の理なのです。 今回は、本当はお醤油の話でもしてお煎餅を焼こうと思っていたんですが、生活が限界すぎて、おばあちゃんのようにはポタポタできなくて、だからかわりに速攻飯のお話をしますね。 そもそも、焼きおにぎりとは… おにぎりを焼いたものですね。 焼きおにぎりの歴史は古く、紀元前一世紀ごろの、おにぎり状のものを蒸して焼いたものが

中国で鉄オタ活動をしていたらスパイ容疑で逮捕された話

突然のカミングアウトだが私は鉄道オタクである。 乗るのも撮るのも大好きだ。 好きな車両は205系。特に武蔵野線の205系は思い出深い。 いつも乗る黄色い電車ではない、無骨なステンレスの上にオレンジバーミリオンを身にまとったその電車は、幼少期の私をいつもと違う場所へ運んでくれた。 だがしかし、満員電車は大の苦手である。まさに現代の奴隷船!健康で文化的な最低限度の生活が送れているとはとても思えない。 この写真は都心のターミナル駅のものかと思いきや大間違い。なんと埼玉県は所

つぶやき:お金ってなんで増えるの?

生まれてからちゃんと経済を勉強したことがない無知な私が言うことなので、「馬鹿なこと言ってるなー」と流してもらっていいんですけどお金が増えるて不思議じゃないですか? 経済発展の原因って自然資源とか労働だとか色々ある、それにしても株価が下がったとか経済停滞していますってテレビで言ってても地球上にあるものは変わっていないのになんでお金は増えていくんだろう。目の前にある物もお金が無ければ自分のものにはならない。生活するのにもお金がかかるって当たり前なんだけど、自分が宇宙人だったらこの

ああ、何書こうかな。ハトの話でいいか。

なにか書かなくてはいけないのに、何も思いつかない。 かれこれ1時間ほど真白な画面を眺めただろうか。 しかし、なにも浮かんでこない。 自分とパソコンしかいないのに、あまりの静寂の長さに気まずい空気が流れ始めている。 初対面の人と会話して、初めのジャブでまったく共通項を発見できずに間があいてしまった時と同じくらい気まずい。 それでもその静寂に耐え切れず、苦し紛れに独り言のように言葉を発する。 「ああ、何書こうかな。ハトの話でいいか。」 まさかそれが今回のタイトルにな

ザラメを作りたかったが、カステラは焼けてしまった

みなさんがザラメとどういう出会いをしたかはわかりませんが(良ければコメントで教えてくださいっ!)、わたしはカステラの下についた、あれがきっと初めてです。 あのときの子供が、ザラメってなんだろうと調べるくらいには、大きく育ちました。感謝感激。 日本は、国内消費の砂糖の6~7割を輸入に頼っています。しかし、スーパーに並ぶ、あの姿のまま輸入されているわけではありません。粗糖という形で日本に入ってきます。 粗糖とは、wikipediaによると 製法は途中まで黒砂糖と同じであるが

塩が届いたのでパンを焼いた

「「カルボナーラを0から作りたい!」」 …というわけで、塩の歴史・作り方リサーチをしていたら、欧州のほうの塩作り事情が見えてきました。 塩作りの基本は、この記事で書いたとおり、かん水(塩分濃度の高い水)を作ってそれを煮詰めることです。 海水だと3%しかないので、すごく重労働で時間も燃料もかかってしまうので、かわりのもっと塩分濃度が高いものを使うことが割と要になってきます。日本だと、藻塩や、入浜式、揚げ浜式など塩田の方式が有名です。 カルボナーラの起源は、レシピとして残っ