坂口孝則(SAKAGUCHI Takanori)

経営コンサルタント。未来調達研究所株式会社所属。サプライチェーンを中心とし、企業のコン…

坂口孝則(SAKAGUCHI Takanori)

経営コンサルタント。未来調達研究所株式会社所属。サプライチェーンを中心とし、企業のコンサルティングを行う。コスト削減、原価、サプライチェーン等の専門家としてテレビ、ラジオ等でも活躍。企業での講演も行う。著書に『調達力・購買力の基礎を身につける本』『未来の稼ぎ方』等、36冊。

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  • 坂口孝則ニュース解説(調達・サプライチェーン観点より)

    調達コンサルタントの坂口孝則が、世の中のあらゆるニュースを解説しています。

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    大企業の人間がコンサルティング事業を立ち上げようと思って、独立したときのリアルを書いています。

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    坂口孝則が日々の日記をダラダラ書きます。

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    企業の調達業務に必要なすべてを「調達力・購買力の教科書」として公開しています。製造業はもとより、サービス業、建設業、すべての調達・購買業務を対象にしています。

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未来調達日記(2023/03/30更新)

*フォロー、スキ、などよろしくお願いします。 2023/03/30(その2) 私はこれまで日本テレビ「スッキリ」でご一緒した女性評を書いた。 「犬山紙子さんについて」 「日テレ「スッキリ」での松嶋尚美さんとの思い出」 「日本テレビ「スッキリ」水卜麻美さんについて」 「日本テレビ「スッキリ」でご一緒したハリセンボン・近藤春菜さんについて」 「日本テレビ「スッキリ」でご一緒した下川美奈さんについて」 2023/03/30 日本テレビ「スッキリ」の最終出演。 http

    • 【驚く方法を発見!】将来の調達に必要なスキルの探し方

      何年間も、ずっと調達部門のトップから質問を受けます。「将来の調達人材に必要な素質はなにか?」。もちろん、それは自社の理念によりますよね。また自社の目標によります。 だって、それを達成できる人材が必要ですからね。 質問者の多くは「そりゃそうだろうけれど、トレンドを知り、教育や採用の参考にしたい」というのが本音でしょう。トレンドがそのまま自社に適用できるかは別の問題だけれど、ヒントになる。 じゃあ、どうやったら将来の調達人材に必要なスキルがわかるか。いろいろな方法があります

      • 調達人材が不足しているのに、なぜ人が余るのか?

        12年前に富山県の有名企業を取材して驚愕しました。その企業はどんどんBPOを進めていたので話を聞きにいきました。BPOがわからなければ「業務外注」と思ってください。 その内容は先進的でした。自社の調達業務どころかグループ会社の調達業務も統合して集中・効率的な調達組織を作りました。これはいま考えても優れた取り組みだったと思います。 そこで私は「効果額はどれくらい」か質問しました。答えが意外で「ほとんどない」でした。「調達人材の働く場所が集約されたのであえていうと賃料が下がっ

        • 調達人材のリスキリング成功ポイント「これだけ」

          *今回の記事ですが、よければ同僚の方に転送ください。 「なんでメモなんて取るんや! 心で覚えろ!」 むかし芸能人の方と飲んでたとき、その会話内容の面白さに驚愕をしてしまいました。さっそくメモを取ろうとすると怒られました。芸なんてのは学ぶものではない。感性で作り上げるものだ、と。 そこで私はトイレに行ってスマホにメモをしました。頻繁にトイレに行くものですから、その芸能人は「あんた腎臓が悪いちゃうか。今度、医者に行ったほうがええで」と勧められたのは思い出です。 ちなみに、

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          【要閲覧】EU発! 中古部材調達なる新たな潮流

          *今回の記事ですが、同僚の方に転送ください。 またしても既存の調達業務を揺るがす動きがありました。あれだけ反対があったのにEUは「ESPR」を7月に施工しました。 この「ESPR」ですが 「Ecodesign for Sustainable Products Regulation」の略で 「European Commission」とともに検索してください。 EUはご存知の通り環境規制のルールメーカー。ESPRについて詳しい説明は検索エンジンに譲ります。調達担当者は下記を

          【要閲覧】EU発! 中古部材調達なる新たな潮流

          調達担当者 約2万人に聞いたハニートラップ経験率

          エグゼクティブ・サマリー未来調達研究所(https://www.future-procurement.com/)は、全国の調達担当者23,138人を対象に「ハニートラップに巻き込まれた経験」についての実態調査を実施しました。有効回答数2,749人(2,749人÷23,138人≒12%)。その結果を発表しました。今回の調査により、調達人材の5%が実際にハニートラップに巻き込まれ、不適切な関係を持った経験があることが判明。特に、海外取引や国際商談の際にリスクが高まり、調達業界に

          調達担当者 約2万人に聞いたハニートラップ経験率

          石破茂総裁誕生!これからは百姓×AI×調達

          筑波大学・准教授の落合陽一さんがいます。いつもヨウジヤマモトを着ている黒尽くめの人、と呼んだほうがいいのでしょうか? 落合さんは以前から「日本人は百姓を目指せ」といっていますね。もともと百姓とは100の職業をもつ人です。一つの職業だけではなく傘を作ったり、瓦を直したりと、多くのスキルを有します。 一つの職業だけで人生の最後まで食える時代ではありません。分散を図る必要があります。ただ、むやみにスキルを広げても中途半端になってしまう。だから落合さんは、まずニッチな専門性を深堀

          石破茂総裁誕生!これからは百姓×AI×調達

          【調達現場より】苦しみと哀しみの状況を聞いてください

          私は現場の調達担当者の方々と対話を重ねています。話していると自分だけで悩みを抱えている方が少なくありません。さらにいえば 全国の調達担当者が似た悩みをもっています。 以下、多くの企業で聞いた現状です。心の叫びを聞いてください。 『調達現場、苦しみと哀しみの状況』 効率化を図れ、といわれるものの上司主催の会議は減らず。 サプライヤに多様性を求めるけれど、調達部員は男性のみ。 ガバナンスやコンプライアンスを遵守せよ、といわれるが、経営陣の会議では社長の一言ですべてが覆る

          【調達現場より】苦しみと哀しみの状況を聞いてください

          調達部員が先送りしないようになる方法とは?

          15年ほど前と記憶しますが、エクセルに =27000-DATEDIF("1978/7/28",TODAY(),"d") と入力するといいぞ、と話を聞きました。””には私の生年月日が入っていますので、ご自身の生年月日に変えてください。 そして、この結果を毎日のように眺めます。これはみなさんの残り人生の日数です。一般的に日本人は三万日ほど生きますが、最後の3000日は体に支障がある可能性があります。元気な日数を計算するため、27000日としています。 15年前、私はたしか15

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          調達部員は丸投げ希望人材になれ!!

          先日、国際物流総合展に行ってきました。また調達関連の展示会もよく行っています。驚くのが、最近は「やさしさ」がテーマです。 「やさしさ」とは何か? 従業員への優しさです。物流展では現場の社員の労務管理や環境整備の出展が目立ちました。たとえば荷役を簡単にするもの。ドライバーや作業者を冷風で温度の低下を実現するファン、安全運転をアシストするソフト。 ピッキングのときにサポートするデバイス。AGV(自動搬送機)やロボットなど……。現在は相当な人手不足です。さらに退職するひともたく

          調達部員は丸投げ希望人材になれ!!

          〇〇による調達改革論。涙するアスリートから学ぶこと

          ミュージシャンとアスリートはずるい。嫉妬しました。もちろん、オリンピックの話です。個人であれだけ世界を熱狂させられるものってほかにありません。 個人的には柔道の阿部詩さんに敗北の「美」を感じました。それと対象的な角田夏実さんの飄々(ひょうひょう)とした金メダルには驚きましたね。また、スケートボード金メダルの吉沢恋さんの技がすごすぎて、もはや理解すらできませんでした。解説も「すげー」しかいっていなかったし。 ところで、一つだけ思い出話をします。世界的なアスリートの指導で有名

          〇〇による調達改革論。涙するアスリートから学ぶこと

          TSMCの強さと調達力の異常な関係

          TSMCのことはご存知でしょうか。半導体のファウンドリ企業で有名です。簡単にいえば半導体の受託生産屋さんですね。最先端のチップの多くがTSMCで生産されています。 TSMCが止まると世界の経済も止まるといわれるほどです。 私はTSMCに関する記事や書籍を読み漁りました。ただそれでもなぜ同社がそれほどまでに強いのかわからない。なぜ技術的に卓越しているのか。他社がなぜできないのか。はっきりしない。 そこでTSMCに製品を供給している企業や、TSMCから直接的に製品を調達して

          TSMCの強さと調達力の異常な関係

          これまででもっとも怒られた話を読んでください

          トランプ元大統領の暗殺未遂事件が起きました。原稿執筆時点ではトランプさんの右耳が銃弾で貫通し、20歳の容疑者が、その場で射殺されました。 トランプさんは拳を振り上げ、その写真が報じられています。 聴衆の方が流れ弾でお亡くなりになっており、重体の方もいます。まずは民主主義の敵として狙撃者を非難するべきでしょう。ただし失礼ながら、あの写真が選挙戦に影響を与えると誰もが感じたはずですよね。 ところで、これから共和党が有利だとか、中国との貿易に大関税がかかるとか、メキシコがどう

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          サプライヤの大倒産時代に備えて知ってほしい3つのこと

          曹洞宗の良寛和尚は「裏を見せ 表を見せて 散るもみじ」という句を作りました。私の好きな句の一つです。人生は表だけじゃなく裏もある。すべて含めて人生を肯定しようというもの。 コロナ禍でゼロゼロ融資がはじまりました。保証も利息もゼロで、企業の倒産を防止しようとしたものです。これはたしかに「表」の役割として効力を発揮しました。 しかし、2023年から2024年にかけて元本の返済期間が迫ると同時に倒産件数が急増しています。 ・2021年:約6000件 ・2022年:約6500件

          サプライヤの大倒産時代に備えて知ってほしい3つのこと

          イーロン・マスクから学べるコスト削減手法とは?

          先日、イーロン・マスクの近くで働いた経験を書いた『イーロン・ショック』という本を読んでいると、声を出して笑ってった箇所がありました。 会社を辞める意思表示をした瞬間に、会社のシステムにアクセスができなくなると説明した箇所です。 <退職願のフォームを書いて送ると、その瞬間に切られます。フォームを送るとその場でアクセスが切られるなんて、サブスクの退会みたいです。Netflixでさえ「本当にやめますか?」と聞いてくれるのに> この人手不足の時代にすごいですねえ。人材の流動化が

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          調達・購買なる世界でコンサルタント・講師になりたい方へ

          「今後、自分は何をやって生活していこう」。そんな気持ちを抱く55歳以上の方は多いはずです。 下の文章は55歳以上の方に限るわけではありません。ぜひ若い方も読んでください。ただ、とくに55歳以上のセカンドキャリアを考えている方には参考になると思います。 「一緒に仕事がしたいんです!」という問い合わせ 私や牧野直哉さんが属する未来調達研究所に、「一緒に仕事がしたいんです」と問い合わせがあります。しかも、けっこうな頻度で問い合わせがあります。このような問い合わせがあったら、転送

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