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なぜ、自分が買った株だけ上がらないんだ!怒りや苛立ちをエネルギーに!!

「なぜ、自分が買った株だけ上がらないんだ!」
「どうして損切りした途端に反転するんだ!」

株をやっていて怒りや苛立ちを感じることは誰しも少なからず経験してきたでしょう。ですが、それをエネルギーに変えてください。

失敗を恐れずに挑戦し続けて欲しい。もちろん準備は必要ですが。あなたが理想と現実とのギャップに気落ちしないようにあるイギリス人の話を聞いてください。

1978年のある日、まさに彼は苛立っていました。
(以下、関西風にリメークしてみたw)

紙パックが一杯になって掃除機の吸い込みが悪いやん!でも、替えの紙パックがないねんなぁ、どないしよ。そうや!紙パックの中のゴミを取り出して再利用すればええねん!

紙パックを切り裂いてゴミを取り出して・・・と、裂け目をテープで塞いだらこれでオッケーや!ん?全然、ゴミ吸い込まへんやんか、どないなっとんねん。

どうやら一度使った紙パックはゴミで目詰まりして、中を抜いても吸い込みは悪いままのようです。掃除機の仕組みに問題があることに怒りを覚えた彼は、吸引力の低下が起きないものを作ることを決心しました。

その人物の名はジェームズ・ダイソン。「吸引力が変わらないただ一つの掃除機」というコピーで日本のマーケットでも『Dyson』は大ヒットしていますね。

現在、ダイソンは世界67カ国で販売されており、日本でも掃除機の約6割がサイクロン式となっています。しかし、その道のりは決して楽なものではありませんでした。彼は倉庫に閉じこもり製品開発に没頭する日々を過ごします。

15台目の試作機ができた頃には、3人目の子どもが生まれ、2627台目の時には彼の家族は本当にギリギリの生活でした。1436台目ができた頃、妻は生活費の足しになるようにと美術教室を開いて彼の開発を支えるようになりました。

そして、アイデア構想から5年の歳月と5127の試作品を経て、彼は世界初のサイクロン掃除機の開発にようやく成功します。途中、3146台目の頃、心が折れそうになる彼を励ましたのが、エジソンの言葉だったといいます。

I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.
私は失敗していない。うまくいかない1万通りの方法を発見しただけだ。
Many of life's failures are people who did not know how close they were to success when they gave up.
人生の失敗者の多くは、あきらめたときに、自分がいかに成功に近かったのか知らなかった人たちである。

ただし、そこでゴールではありません。賢人の教えに勇気付けられ素晴らしいものが出来上がりましたが、資金のない彼には製品を量産する力がありません。数々のメーカーに売り込むも失敗続き・・・、欧米の企業は新技術にまるで関心を示しませんでした。

それでも諦めることなくハイテク家電の先進国である日本に訪れ、初めてライセンス契約を締結することができました。世界初のサイクロン掃除機の誕生に日本の企業が関わっていたことは誇らしいですね。

製品をようやく収益化することができ、1993年に『Dyson』を創業。最初の試作品を作ってから実に15年後の出来事でした。

のちにダイソンはこのように振り返っています。『失敗とは、今後解決されるべき問題にすぎない。わたしにとってはそれは、掃除機とともに始まった。』と。

あなたにとっても、失敗とは解決されるべき問題にすぎません。怒りや苛立ちをエネルギーに変えていきましょう。

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私はとても出来の悪い生徒だった。いい点は取れなかったが、努力はした。絶対に諦めないのだ。失敗を乗り越えて、問題の解決策を探る。それが人生というものだ。学校では一番多く失敗し乗り越えた人に、最高点をあげるべきだと思うよ。(ジェームス・ダイソン)

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