米国市場で70年以上続くアノマリー、この1年は株価下落となった年が一度もない!!
11月8日に全世界が注目するイベント、米国の「中間選挙」があります。4年おきの大統領選の中間に実施されるもので、上院議員の約3分の1と下院議員全員が選任されます。
日本の議会と違い米国では解散という仕組みがないため、この選任によって国民の審判を仰ぐわけです。現大統領の実績や今後の期待への信任投票として、2年おきに国民が評価する仕組みといっていいでしょう。
昨今、バイデン氏の支持率低下という報道が目立つので、今回は共和党優勢との声も少なくないようですが、日本も対岸の火事ではないので注視したいところです。
ロシア、中国、北朝鮮との地政学的な緊張も、世界中で引き起こされているインフレも、外為市場で独歩高的に進行するドル高も、地球温暖化にまつわる脱炭素に関する問題も・・・、米国のリーダーが誰なのか、どんな舵取りをするか次第で大きく影響を受けるからです。
ちなみに今回の中間選挙の争点は税制といわれています。与党(民主党)は、大企業や富裕層への増税で、低所得層と中間層の底上げを目指しています。野党(共和党)は減税を軸として、経済成長の推進を政策理念に掲げています。
目下、高インフレ下の景気減速懸念がくすぶる近年稀にみる経済不安を抱える状況ですが、米国民はどのような評価をするのでしょうか。イベント後のマーケットの反応も投資家としては気になるところですが、、、さほど気を揉む必要はないのかもしれません。
というのも、将来の見通しに先行して動く株式市場は、中間選挙の結果に関わらず翌年は上昇するという喜ばしいアノマリーがあるのです。
実際に米国の代表的な株価指数S&P500で、1950年以降(~2018年)の値動きを確認してみると、過去18回、中間選挙後の1年間のパフォーマンスで、マイナスになった年はなんと一度もありません。
つまり、このデータが意味しているのは、中間選挙の結果に関係なく上昇しているということ。しかも平均17.1%は頼もしく感じてしまいます!
ただ、所詮はアノマリー、株価上昇となる合理的な説明はできません。とはいえ、70年以上も続くアノマリーが崩れるとは考えにくい!?
一般的には、現職の大統領が2年後の再選に向けて、国民支持を高めるための新たな政策を提示する一方で、対立政党も現政権の問題点を厳しく指摘しながら、景気改善に前向きな積極政策を打ち出すので、いずれにしても国民に今より景気が良くなる印象を与え、株価を押し上げていると考えられています。
バイデン続投かトランプ復権かと英文ニュースを読み漁り、考えを巡らせたところで、米国経済を読み解くことなど無理難題です。話を複雑に捉えて逆張り勝負をかけるより、シンプルにブルアノマリーに乗ったほうが無難かも。
少なくとも個人的には、この1年勝負に限ってはベアにBETするチャレンジ精神はありません。むしろ、下がったところは仕込み時!そのように考えています。
PS
はじめから中長期保有と決めているなら、米国株は安心して保有できるという考えもあります。
1月にリリースした米国株推奨銘柄リスト『シャイニングスター8「2022Winter」』の推奨銘柄、シェブロン(CVX)が再上昇から高値更新してきました。情報提供時株価128.96ドル→183.84ドル、この時点での上昇率は42.56%!
「2022Summer」マケッソン(MCK)の上昇率は20.00%!情報提供時株価330.00ドル→396.00ドル
「2022Autumn」ハドソン・テクノロジーズ(HDSN)の上昇率は25.51%!情報提供時株価7.41ドル→9.30ドル
ホルダーの方はおめでとうございます(・∀・)!
是非、成果報告を届けてください。
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