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藤ノ井俊樹の2021年相場展望(特別音声)

転ばぬ先の杖!今こそ「杖」を確認しましょう。

日米の追加経済対策への期待感、新型コロナウイルスワクチンの普及、欧州市場でも主要株価指数が揃って上昇・・・、各方面で明るい見通し揃い踏みの結果、警戒感アリとしながらも先高観はなお強し!

昨日の日経平均株価は年初来高値を更新し、前日比500円超高に上げ幅を拡大してきました。最高値30,714円52銭!3万円の壁は厚いと見ていた専門家の予想をあざ笑うかのように先週末から1,000円超えの大幅上昇。

春節期間で東アジアの主要市場が休場となっているため、ヘッジ目的の買いが集中したとの見方もありますが、株価指標的に日経平均3万円台乗せの説明は十分につくという意見も!

日本経済新聞社によると「日経平均株価の今期予想ベースのPER(株価収益率)は12日算出時点で23.3倍と、昨年11月9日以来約3カ月ぶりの低水準になった」とのこと。

つまり、株価は上昇していたもののEPS(予想1株当たり利益)がそれ以上に増加していたことで、指標的に割高感が後退していたというわけです。むしろ直近のピークを考えると短期的にはまだまだ上値の余地あり!?

とはいえ、2020年10月末の23,000円からすればすでに7,000円以上、上昇率で30%以上も上昇。株は将来への期待で先行して買われるとはいえ、あまりに一人歩きが過ぎるのでは?

株の動きが良いときだからこそ、悪材料にもアンテナを張っておかなければいけません。ピークに近づけば近づくほど危険が増すのが相場の定説です。

「だるまさんがころんだ」を知ってますよね?鬼に近づくほど怖い思いをするという遊びです。鬼が振り向かないうちにどれだけ歩を進められるか、そのためには鬼の行動を予測する必要があります。

マーケット(鬼)は、いつ振り返るのか?少し深呼吸をして、気持ちを落ち着かせてから保有株のラインナップを見直してみてはいかがでしょう。個別株だけでなく全体相場の動きをマクロ的な視点で見ることも大事です。

2021年は例年になく神経質な相場が展開されそう。近視眼的な相場判断だけでは道を見誤ります。

『増額修正に飛びつくのではなく、対前年同期と比べてどの程度なのか、前半戦はそういったところがポイントです。そして、後半戦は2022年に向けて・・・』(藤ノ井談)

個人投資家の皆さんに「転ばぬ先の杖」として、特別に以下の音声動画(収録日:2020年12月23日)をシェアします。

※上記音声は昨年12月に『旬の厳選10銘柄』のプレミアム会員様へ一般公開に先行してお届けしたものになります。

PS.
WEBラジオ番組『株イキ!』(2021年2月12日放送)で藤ノ井先生が注意喚起?日経平均株価3万円超え間近 リバランスを考えるべきか


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