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お客様は相談したい?それとも保険に入りたい?
相談料をいただくFPになるには
今、FPの資格取得を勉強している人の中には相談料をいただいてFP活動をしたいと思っている方も少なくない。しかし実際のFPでは保険販売をしている人が圧倒的に多い。これが現実です。
また販売系のFPでも『相談をしたい』と思って有料の相談系FPにチャレンジするのですがこれもまた志なかばで元の販売の世界に戻って行ったり、FP業界から去っていく人ばかりです。
相談料をもらってFPをしている私の目からどうすれば有料相談のFPとしてきていけるのか、無料で保険販売のFPと何が違うのか。その結果少数派になってしまっているのかを考えてみたい。
結論からすると有料相談でFPができないのは『ビジネスマン』ではないからです。
なぜ病院に行くのだろうか
2月に38度の熱が出たので病院に行った。目的は『コロナ』かも知れないからそれを診断してほしいから。結果はコロナでした。苦しい1ヶ月間でした。ロキソニンがないと熱が下がらないし喉が痛くてしかたがなかった
この話から病院は診察と薬の2つで構成されていることがわかる。正しい診察により最適な効果が得られる薬で治す。無料FPで優秀な人もこれをしている。
優秀な保険募集人の方は本当に勉強している。ライフプランに金融知識、セールステクニックに接客技術。これを保険を売るという目的のために必死に学んでいる。この成果が無料なんです。
それを有料でしようとしても勝てるわけがない。唯一勝てることは人間性だけかも知れない。でもお客様はそれを判別することよりも無料であるに重きが置かれる。
以前、FPとして開業するときに大型の保険代理店の役員から『無謀だね』と言われた。その時は『今にみてろよ』と思ったが今考えるとその通りだ。普通にやると無謀なんです。そう、普通に考えれば。
有料相談のFPの生きる道
無料のFPと有料のFPの差はどこか。どうすれば選ばれるのか。それはSWOT分析などをして弱みと脅威を避けて強みとチャンスを見出すしかない。そのくらい分がない戦いなんです。
講演や執筆、YouTuberになるのもそれはそれで大変なんです。もっといえば無料とはいえ保険募集人で生計を立てるのだって大変なんです。そう、皆必死なんです。その中で選ばれるとすると何をすればいいのか
その答えは『セールス』です。
そう、情報提供という名のセールスしかない。もっとも保険募集人の方はコンプラ上SNSで保険募集はできない。ただ最近でもコンプラどこいった?とLINEやインスタで募集活動している人がたくさんいるくらいです。
それに負けないくらいの質の高い情報提供する他に武器がないのだ。もう1つその情報は誰が欲しいものかというマーケティングも必要です。
それを活かして保険を売るための理論ではなく解決のための正論をきっちり言語化して情報提供しないと埋没してしまう。
セールスとマーケティングを身につけよう
もし有料相談でのFPを志したいのであればセールスやマーケティングを金融知識と同じくらい身につける、勉強するしかない。
セールスというとすぐに売り込みというイメージを持つ人がいるが学校の教員以外にセールスなしに集客できる人はいない。なぜなら義務教育という法のもとでセールスなしに集客できるから
結局、金融での教員をイメージしているFPが多いので食べていくことのできない業種となっているのであって必死に生き残るための勉強をしていないから有料FPとして生き残れないのではないか。
金融だけでなくマーケティングやセールス技術も含めたビジネスマンになるしか有料相談FPで生きる道はない。無料FPだって同じで超がつくほどのレッドオーシャンなのだから。
何度考えても教員からビジネスマンへ思考を変えられない人がこの業界を去って行っているのではとなる。異論はたくさんあるでしょう。でも私はそう考えています。
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