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独立してFPとして生計を立てるためにすべきこととは

 一概にFP(ファイナンシャルプランナー)と言っても様々な立場の人がいます。1番多いのはご存知の通り保険屋さんですが保険は保険でも生命保険販売の方と思われます。

 その他にも投資関連の方(IFA)や不動産関係の方もいます。また講演で稼いでいる方もいますし、最近では金融に関する記事をネットに書いて生計を立てている人もいます。

 つまりFPの世界での仕事の仕方はこれといった決まりがなく収入形態をどう作るか?販売してもスピーチでも私のように相談料をいただくFPでも自分のビジネスなので自由自在(コンプラ注意)なワケです。

 他のFPの場合はよく分かりませんが相談料金をいただいて生計を立てている私の場合はどうやって生きているのか?今日はFPの収入方法に関して色々と言われてきたことを含めて書いていきます。

なぜFPは食えない資格と言われるのか

 開業前はFPに関する噂はよくありませんでした。特に言われて印象的なのは『FPは無責任だ』という言葉です。お客様に寄り添うことなくただ知識を話して終わりだからです。

 そしてもう1つ。FPでは食えない資格というもの。せっかく勉強して資格を取得しても職業としては成立しないと言われました。『なんで?_『本当に?』と思いながらもなぜそうなるのかよく分かりませんでした。

 今なら分かります。もちろんFPといえどもビジネスです。ビジネスの勉強が欠かせないのですがなんと言っても知識の勉強好きもしくは学歴コンプレックスからお金の資格であるFPの資格をとった人が多いからです。

 そこから脱出するために必要なことがマネタイズ能力をつけることです。FPで食べていくためのマネタイズとは何か?このあたりを真剣に考えることがFPで食べることができるかの分かれ目です。

マネタイズとは何か

 ネット上は様々な情報で溢れています。私もいろんな文章を読んでいるのですがその使い方はFPによって様々です。FPが食べられない1番の理由が勉強が大好きというところです。

 つまり文章を読んでこの情報を自分の知識吸収として消化してしまうのです。知るということは本当に楽しいものです。でもそれはテスト用の知識だったりします。

 私の場合はどうしているのか?

 同じ文章を読んで情報を得るのでもお客様に話すことを前提としてその情報を読んでそして別の情報と比較したりくっつけたりと頭の中で加工しています。そうインフォメーションからインテリジェンスへです。

 1つの情報からいくら話のネタを作ることができそれを披露することができるか。そしてその精度が高ければ高いほど、話したり目に触れたりする人数が多ければ多いほど収入は増えます。

 これをFPのマネタイズと定義しています。

 今も朝からツイッターを見て加工できるネタを常に探しています。加工できる情報を探す毎日です。そして加工した情報を誰に話せば喜んでいただけるのか。

 とにかくFPで独立して生計を立てるためには情報のインプットの仕方を変えないとダメです。テスト勉強用のインプットからアウトプット前提のインプットへです。

 アウトプット前提のインプットは『インフォメーション+パーソナリティ+シチュエーション』です。1つの情報からこれをいくつも作り出して行き脳味噌の引き出しに記憶して行きます。

 例えばよくどんな本を読んでいますか?と聞かれますが実は本を読んでいるというより使えるフレーズや思考を探していると言った方が正解なので私に本の内容を聞いてもムダなケースが多いです。

 開業したときに言われた言葉にこのような『マネタイズ』できないと生きていけないと言われてきました。もちろん最初はなんのことだか全くわかりませんでした。しかし今は身にしみてその重要性がわかっております。

 情報感度とも言えることです。その情報を誰に伝えれば大きく役に立ちしかも感謝されるのか?もっと聞きたいと言ってくれるのか?どんな状況にいる人に話せば『ありがとう』と言ってもらえるのかを考えています。

 インプットなのですがマネタイズはアウトプット前提のインプットで『誰』という人間と『シチュエーション』を一緒にくっつけてインプットしています。

 そして当てはまる状況がきたらすぐに記憶に格納してあるインプット済みの情報を引き出しから取り出しお客様に即納です。これによりお客様から信頼されFPである私の信頼度や存在感が出てくるわけです。

 こういった細かいことを日常からしておくことこそがFPで1番大事なわけでお客様からの期待感をもられて結果として仕事の依頼と繋がり、その解決でまた紹介の輪が広がっていきます。

収入の川はいくつあるのか?

 私の場合、住宅ローン相談を主業としています。まずは必ず相談料を頂いていましてそこからスタートします。無料相談はしないようにしています。なぜなら無料とは誰かの犠牲があり、そこに思惑があるからです。

 ラジオで女性だけのマネーセミナーなどと宣伝しているのを聞きます。この宣伝料は無料ですか?会場代、飲食代、講師の料金は無料ですか?そんなワケないですよね。

 相談は無料です。なぜ無料なのか?別に言わなくてもいいですよね。スポンサーはどこの会社でしたか?これで察してください。これが彼らの集客方法です。

 では私の場合に戻りますが相談料を頂いたあとどうするのか?ライフプランを作成して土地、建物を決めて頂き住宅ローン選びに入ります。しかし住宅ローンは銀行の収益です。私に払ってくれる銀行はありません。

 唯一の例外はフラット35です。取次店の登録をしておりますのでフラット35で私が登録しているところを使ってくれれば収入が発生します。おおよそ20件あったうち1件くらいの割合でしょうか。

 こういう話をするとよく言われることがあります。『怪しい』から始まり『どうせ保険を売っているんでしょ』や『何か紹介料をもらっているんでしょ』などです。

 怪しいことをしているつもりはさらさらありませんが相談料を頂いていることも保険や紹介料をいただくこともあります。もっと言えば家を売ることも保険を売ることも車を売ることも土地を売る(?)ことだってあります。

 そう、1つの情報に大していくら稼げるか、それがマネタイズと定義していると言いました。私はただ単に昔言われた通り忠実にマネタイズしているだけです。自分の流れてくる収入の川がたくさんあるだけです。

 しかもお客様から『ありがとうございました』や『助かりました』と言われてマネタイズしています。それだけとも言えます。

 ただ言いたいのはFPとして独立したいなら本気でやった方がいいよということです。しっかりとしたビジネスプランに基づいて真剣に稼ぐこと、マネタイズ能力を身につけてお客様に感謝されることを考えた方がいい。

 そのルーティーンを今、従業員に教えています。今日もこんな質問をしました。『お客様が土地を現金で買うと言ったときにFPとしてすべきアドバイスとは』

では自分に収入が流れてくる川はどうやって作ればいいのか?それはまたの機会にしましょう。

永野FPオフィス 永野 修


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