なんでも相談ください、という人に相談する人はいない

今日はひたすら伝書鳩のようなことばかりしている。お客様とハウスメーカー、お客様と銀行との橋渡しです。金銭消費貸借契約のための銀行予約につなぎ融資の申し込みのための日程調整などです。

その間に相談の予約や完成したライフプランの質問など基本的には住宅と住宅ローンに関しての電話やライン、メールの処理をしている1日です。

ではなぜこんなにも私にくる相談はマイホーム購入関連になるのでしょうか。その答えは当然『住宅ローン』に関して精通しているからとなります。まるで虫眼鏡で光を1箇所に集中して紙を焼くがごとくOne Wordでお仕事をしているからです。

それに対して『お金のことならなんでも相談ください』と書いてあるHPも見受けられます。ではどっちがいいのでしょうか。その答えは当然集中させた方になります。

なぜならお客様が選べないからです。

もしあなたが急に腹痛で苦しい思いをしているとします。あなたは病院に行くとしたらどちらに行きますか?

1、胃腸専門
2、胃腸科、内科、産婦人科

私なら間違いなく1を選びます。しかしこの話をすると必ずと言っていいほどこういう意見が出てきます。お客様がくる確率が減るのでは?本当にそうでしょうか。

では次に同じ胃腸科でもこう書いてあったらどうでしょうか。実際はこんな看板ないとは思いますが。

1、胃腸専門
2、急な胃痛ならお任せください

よくこれを『絞る』などといいますが私の場合はどっちかというとお客様が選べるようにと考えています。だからこのnoteでは『通らない住宅ローンを通します』と具体的にしています。

あなたの専門はなんでしょうか。『〇〇と言えば』の後の言葉に自分の名前が出るようにしていますか?

もしかして絞ることに勇気がいるとお考えでしょうか?そんな勇気すらないのであればFPとして独立する覚悟がないと言えるのではないでしょうか。

お客様に選ばれるFPになるためには覚悟は必要ですよ。お客様だって覚悟して自分の身の上話や個人情報を晒しているのです。肝心のFPにその覚悟がなければお客様も浮かばれないです。

思い切ってやってみてください。

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