素朴な疑問17選
最近モヤモヤすることが多いので、リストアップしてみました。疑問17選。
1.日本における「格差社会」
以前にも触れたように、日本社会ではあらゆる場面で二極化が進み、収入に関しては、株式投資や不動産収入のほか、高利益を生み出す企業なども悪とされ、低所得者を救うことを善としています。ワタシ個人は納得していませんが、そのように政府が言うので(善悪の判断は別として)“差が生じていること”は認めます。しかし、貧困の有無よりも、地域による差が生じていることのほうが問題だと感じます。
2.食の安全よりも「農業の衰退」
食の安全、栄養の多寡については、ほぼ全ての国民に十分な環境が行き渡っています。それこそ、一部の国民に起こってしまう飢餓は、地方自治に何らかの問題があると言えます。このような地域差は絶対にあってはなりません。さらに言うなら、食材を提供すべく日本の農業が衰退していることが“危機”であり、国民意識の“飢餓”と言えます。日本の食環境の自立が求められる中、飲食店で多くの食材が破棄されたり、農業従事者の減少、農地の放棄が放っておかれていることを危惧しています。
3.福祉が散漫
継ぎはぎだらけの社会保険、社会福祉って、政府・議員はどう考えているのでしょうか。
子供を育てやすい環境、障がい者(身体/精神)・高齢者・ひとり親家庭への支援など、市町村の仕組みを調べると様々な制度が整備されているに気づきます。しかし、それらが周知されていなかったり、分かりにくかったり、手続きが煩雑であるなど、多くの問題が“入口”にあります。せっかくの充実した制度が、これでは台無しです。健康で文化的な生活を営むための保健制度があまりに散漫で残念です。入口から出口まで、充実した福祉を実現すべく環境を整えるのは議員たちの仕事です。
4.教育こそ、生きる力。
学校教育、社会福祉教育は大切なこと。しかし、それらの仕組みを作りあげた国会議員たちは、そのほとんどが保身ばかりで、社会をどうすべきかの研鑽を怠り、自分自身への教育をサボっているのが非常に残念です。
子供の教育云々・・・言う親が多いですが、子どもってのは放っておいても成長します。ときに誤った方向へ進もうとしたら、軌道修正してあげるのが親の役目です。子供に代わって何でもしようとする親のことが心配です。同様に、いつまでも若手議員が成長しない国会も心配です。
5.「ジェンダー平等」という、手段の目的化
過去にも触れたように、日本では平等を重んじるばかりに(いわゆるダイバーシティではなく)「多様性を!」と謳うようになりました。何もかも“差がない”実に恐ろしい社会です。
ジェンダーレスは尊重すべきですがジェンダー平等は非効率であり、危険な社会です。「あらゆる場面で、男女の比率を同じにしよう!」など、ワタシには全く理解できません。それは、手段が目的になっているからです。
外国で生まれたモノを中途半端に日本へ持ち込むと、このようなお粗末な結果となります。アメリカで浸透しつつあるダイバーシティとは、国家・国民の意識の統一です。日本で言う多様性とは似て非なるものです。
6.生活インフラ(供給網)の劣化
便利だから使うのは結構ですが、酷使しているのはないかと心配になることがあります。日本のインフラ供給網は世界トップレベルです。特に水道は、海外に輸出するくらいですからね。
ただ、50年も前に整備されたとなると、いよいよメンテナンスに注力しないと、いきなり供給ストップってことになりますよね。ついでに災害に強い構造にしませんか?国家をあげての大きなプロジェクトになるはずです。
・金属管からプラスチックチューブへ
・電線も、配管も、地中へ
・全インフラを地中管で集中する
7.「エネルギーミックス」はいつ、どのように実現するのか
何をもって安全とするのか、安定した価格をどのように実現するのか。
技術レベルの向上に伴う費用をどのように賄うのか、きちんとした説明を聞いたことがないのはワタシだけだろうか。「原子力は火力や水力に比べて・・・」のような”比較”は示されますが、〇〇費が■%、〇〇費は固定費だとか、費用改定の根拠を明確にしないと将来のための“ベストミックス”は議論にすらなりません。
まずは、議論する人たちの心のエネルギー醸成から始めないと。
8.政府の言う「成長」って何だろう?
GDPが増えることを言うのか、雇用者が増えたり仕事が忙しくなることなのか。あるいはマネーストックが増えることなのか、税収(歳入)が増えることか。
成長とは何がどのような状態になることを言うのか、(政府や議員が)明確に定義しないから、(国民は)何をすべきか、誰も判断できません。分配と成長の二輪で進めるとか聞こえてきますが、成長がズタボロになったら、そんな二輪車は前進しません。
そもそも「成長」をヨシとするのは、資本主義経済の基本です。ですが、その裏で不都合な事象も成長していること、忘れてはいけません。
9.技術力の低下より、遅れが心配
産業の強靭化だとかイノベーションだとか言いますが、その前に、開発費の削減が続き、あまりに技術力が低下してしまっています。同時に、日本の産業界はずっと”質の高い商品”を目指すばかりに開発納期が遅れ、さらに技術そのものも時代遅れになっているのが現状です。要素技術にはお金をかけられず、生産工程は海外移転。
最たる例が半導体です。
本当にそれで良いと思っているなら、日本の産業界は的外れな環境に置かれることになるでしょう。
医療でも、半導体産業でも、家電でも良いです。日本のお家芸を決め、集中投資すべきタイミングです。
10.公平つまり「不平等」
日本人は平等が好き。いま日本の”何でも平等!均一!”にしたがる風潮が気になります。参政権、参画制度。土地取引、金融資産の取引などなど。活況を目的とした開放は、あまりに危険です。
公正を前提とた目的ごとに差異が生じることが「公平」であり、決して「平等」を目指してはいけません。
ずっと言っているように、不平等で結構です。大半の野党の考え方は、日本社会を土台から破綻させてしまいます。
11.合理化・効率性は脆弱化を招く
地域格差が酷いです。大都市ばかりの報道。大企業の集結。政府の機能も集中。リスク管理はできているのか不安でなりません。そろそろ「東京が良ければ日本は安泰」のような政治は終焉を迎えるべきです。どの機能も脆弱すぎます。
地方経済、地方の魅力が衰退は辛いです。もっと地方の良さを理解し、地域性を活かした産業の活性化、真の意味での田園都市構想など、日本だからこと実現できることってたくさんあるはずです。スマートシティなでも良いですね。
それなのに「大都市も地方も〇〇権は平等!」のような風潮があることが奇異に感じます。
12.作ったものは、最後まで責任を
リサイクル可能なパッケージで商品の販売を手掛けるメーカがある一方で、全くもって放ったらかしの企業があるのも事実です。徐々に変化していけば良いと思いますが、リスク対策ができていないのに、商品販売を展開する企業があるのは、何ともいただけない。
敢えて言うなら、「非常停止できない設備」「非常時の操作マニュアルがない装置」を提供する企業は即刻、企業活動・生産活動を停止すべきです。責任逃れも甚だしい。
「言った」「言わない」で水掛け論を展開している政治家も、単なる責任の押し付け合いで見苦しいですけどね。
13.COP26で何が決まったのか
環境対策に関して、〇〇活動家が大きな声で、怖い顔してシュプレヒコールをあげていますね。本人はともかく、その人の取り巻きたちが厄介です。また、会議で何も決められてないことも大きな問題です。
国どうしの駆け引きは、いつしか政治問題になったり、金融商品化が加速することも面倒な発想だなぁと思う最近です。排出量の取引だとか、環境〇〇投資みたいな発想って、心が貧しいと感じるのはワタシだけ?せめて、〇〇応援ファンドくらいにしておかないと。”儲け話”になった時点で”応援”ではありません。
それと、レジ袋とか、弁当についてくるお箸やスプーンを有料化するって話も、ショボい発想やなぁ。
14.日本の回りをウロウロする船
中国やロシアの艦隊が、津軽海峡を通過したり、日本の周囲をウロウロするのって気分が悪い。「遺憾」「脅威」「警戒」とか、そんなことしか言えない政府って頼りないです。
領土・領海を守り、地下資源も積極的に発掘・活用して欲しいし、同時に生物の環境を守ってもらいたいものです。ワタシたち人間は、海の生物から大切な命を分けてもらっている訳ですから。あらゆる技術を駆使して、守るべき環境のひとつです。お金(資金繰り)なんかで、さらには外交問題なんかを理由にサボらないで欲しいです。
15.北海道に蔓延る「外国資本」
水源なのか、単に自然に興味があるのか。土地が欲しいのか。ビジネスを始める場所なのか。
北海道では、あらゆる場所に外国資本が入り込んでいる現状を知っていますか?日本人の土地を守る意識が低くて恐ろしくなります。悲しいです。自分たちの家は自分で守らないと。
それに、耕作放棄地だとか、老朽化した家屋だとかも同じと言えるでしょう。国家が主体となって、守るべき土地、有効活用すべき不動産を管理して欲しいのですが、税制改正をするばかりで、大胆な土地取引規制や土地開発計画を打ち出さないのは、政府の怠慢です。しょうもない、北海道担当・沖縄担当の大臣とか、何しているのかね。
16.日本ほど恐ろしい国はない
旅行先(海外)で言われたことがあります。
おっしゃる通りです。いま日本に必要なことは、蔓延するさまざまなモヤモヤを解消し、安心・安全な社会を実現することです。そこから始めないと、“世界平和”が聞いて呆れる。
”他を批判することで自分を守る”人があまりに多いのが気になります。何か批判する前に、実現できることを提案して、豊かな社会を実現しませんか?
17.手段を目的にしてはいけない
政治を筆頭に、「手段」が目的化している場面に遭遇することが多いです。
政権交代は手段であって、目的にしてはいけません。
男女比率を50:50にするのは方法論。目的であってはいけません。
ライセンスの取得は手段実行の過程であって、目的ではありません。
マイナンバーの普及は手段であって、目的になっています。
そんなことは分かっている!と宣言する団体ほど、「持続可能な開発のための実施手段」だとか「グローバル・パートナーシップを活性化する」ことが目標になっているという愚かさ。 ← SGDsへの取組み(外務省見解)
詰まるところは
ワタシが気になること17選。
それは、「SDGsとは日本政府が出来ていないこと17選」ということ。
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