マガジンのカバー画像

日経新聞を読めば、投資のコツが分かる!

24
なぜ日経新聞を読む必要があるのか。 どんな人が日経新聞を読むべきなのか。 そもそも、どのように日経新聞を読むのか。 詳細に解説します。
運営しているクリエイター

記事一覧

新年の日経新聞でわかること(2023年末~2024年始)

まずは、2023年の振り返り 2023年12月29日の日経平均株価は3万3464円と、年末値としては1989年以来の高さで1年を終えました。米国景気の影響も多分にありますが、日本企業の変革への期待だとも言われています。  年末年始には、日経平均以外にも、たくさんの”2023年を振り返る”記事が掲載されています。 特集記事「転換2023」 日銀、異次元緩和を修正 / 近づく「金利のある世界」 岸田政権、支持率が急落 / 減税不発、裏金疑惑も噴出 戦火に揺れる「極なき世

経済指標の読み方

 日々、日本や世界の経済指標が公開されています。  日経新聞では、 【日本の指標】当日夕刊 【欧米の指標】翌日の朝刊 で確認できます。  日本の景気については、日銀短観や失業率、マネタリーベースなどが注目の指標です。アメリカの景気については、雇用統計や金利、商品市況などが重要です。  今回、何をいつ確認すると、いち早く景気判断が可能か、まとめました。 景気指標・経済指標は電子情報に GDP 企業が作る"モノ"情報 個人の活動状況(消費と労働) 3つの産業が日本を

日経新聞で”企業情報”を知る方法

 日経新聞の紙面構成について、久しぶりにお知らせします。  企業情報は日経新聞の得意とするところです。さまざまなページに企業情報が掲載されているので、効率よく効果的な読み方を考察します、。 はじめに 2022年4月に株式市場の再編がありました。現況、今後どうなるのかをしておくことが、はじめの一歩です。 ・東証、名証の再編で変わる、投資環境 ・日経新聞からみた、東証再編 投資で儲かるテクニックの基本 企業を知るには?  いろいろな着眼点がありますが、大きく言えば2つ。 ・

卵を”物価の優等生”にしたのはメディア

 私たちが口にする食べものの中で、「鶏肉」と「卵」は別の市場で取り扱われます。それが荷受市場です。卸売市場が”セリ”により価格を決定するのに対し、荷受市場では集荷担当会社が、日本全国から取りよせ、生産者と消費者との間での取引に相応しい価格を決定する仕組みが採られます。言ってみれば「仕入れ担当」会社が価格を決定するわけです。 本当の価格 日経新聞では、毎日、マーケット商品面で価格動向を知ることができます。 ※”と体”とは羽や血をはぎ取った状態のこと、”正肉”とは皮や骨を削い

SDGsよりも、ESG。

SDGsにモヤモヤ 以前にも触れましたが、私がSDGsにモヤモヤするのには、いくつかの理由があります。  その理由は、政府の原因があるとも考えられますが、それをヨシとしているのも現状の日本・世界ですよね。  いまさらSDGsについて、云々説明する必要はないでしょうし、私が説明しところで十分な解釈とは言えないでしょう。詳しく説明されているサイトがたくさんあるので、そちらを参考にしてください。 仮に、SDGsを受け入れるとして SDGs17項目を世界標準とし、しかも正当化す

年末年始の日経新聞で、わかること

 新年の紙面は「今年を予想する」特集記事が多くあります。投資家だけでなく、私たちの暮らしに影響することにも注目したいです。  昨年末~今年2023年の年明けには、例年と異なったものもあるので、順に紹介します。 【年末】2023年の予測には、2022年の振り返りが大切 2022年の最終取引、大納会は12月30日でした。  結果は4年ぶりの陰線(年初より下落)となり、今年を象徴するような相場だったと言えます。 ▼市場のまとめ(2022年)  株価の動きほか、1年間の株式等の

景気・経済が停滞するのは「少子化対策」が”なおざり”だから。

 20年来、30年来、我が国日本の景気・経済が停滞していることは周知の通りです。  原因が、稼ぎ力(法人・個人とも)やら、国全体の魅力だとか、さまざま分析されてきます。  国力とは、その通り、稼ぐ力・魅力です。 短期目線 短期的に考えれば、単純に稼ぐ力・魅力と言えるでしょう。 ・圧倒的なシェアを確保できる商品を開発した企業 ・他に類を見ないほど、集客力のある観光スポット  永続的に魅力を発信できれば結構ですが、そこには管理・維持能力が求められます。短期的なものを、持続

地方分権・地方創生が進まない理由

 地方創生担当大臣って何してるんかな。  ただの肩書・看板か?  なぜ必要なのか?  大そうな活字が並びますが、何をしているんだろうか。いや、どうしようとしているのか。  気になることをまとめてみました。 地方交付税・国庫支出金 地方公共団体は地域住民の日常生活に密接に結びついている公的サービスを行うため、地方税を集めていますが、地域の経済状況などによって、財政力に違いがあります。  そこで、公的サービスに格差が生じないよう国が地方公共団体の財政力を調整するために支出する

いまこそ、経済感度を。

金融教育が国家戦略に・令和5年度税制改正;NISAの恒久化 ・金融教育を国家戦略に ・投資助言、金融リテラシーの在り方  ようやく、金融庁や政府が動き出した感じがします。まだまだ物足りなさを憶えますが。。。だとすると、いち早く自身の経済感度を鍛えておく必要がありますね。  放っておいても経済成長を遂げた時代は、ずっと昔のことです。日本は、諸外国以上に活発な経済活動が必要で、以前よりも高いレベルで「考える」「判断する」「行動する」ことが求められます。  日経新聞は、日本経

わたしについて

当事務所についてさかいわげんfp.SOHO https://fp-sakaiwa.com/ 10:00~17:00 通常業務(金曜休業) コンサルティング オンラインスクール 19:00~21:00 事前予約業務(金曜・日曜休業) オンラインスクール お問い合わせフォーム(24H対応) https://fp-sakaiwa.com/contact/ 可能な業務ブログ記事作成 リライト インタビュー記事 その他(実績) 作業環境Zoom / Teams / We

投資信託は「ココ」を見て①

「貯蓄から投資へ」から、ずいぶん経ちました。 政府、金融庁、そして各種業界による周知事項が少しずつ浸透してきましたね。専用口座の開設、契約者数が着実に増えています。 ”貯蓄が大好きで、投資にはブレーキがかかる”国民性は少しずつ「このままでは将来が不安」という現実を目の当たりにし、資産の形態を変化させようとしています。 それでも”安全性重視” はじめての金融商品への投資なら、安全性を重視するのは当然のことでしょう。金融機関は積極的に投資信託の販売に注力していますし、さら

2022年5月16日から新紙面

新しく登場する紙面Data Finder面(隔週月曜日) 新しく意義づけしたデータをもとに意外な世の中の動き、トレンドに注目。BS番組との連動紙面とのことです。 My Purpose面(隔週月曜日) 生きがいを求めて奮闘する若い人たちにとって、自らが成長するための手掛かり。従来から月曜日・火曜日に重視してきた「生き方」に沿った紙面のようです。 刷新される紙面NEXT1000面→NEXT Company面(隔週月曜日) 「NEXT1000」の掲載基準を売上高300億円以下に

いまこそ、経済を「読む」ために

あまりに長い、不況の日本。 どこに課題があるのか、どうすべきなのか。 そもそも、景気が良いとはどういう状態なのか。 安定を求めるから、景気が悪い 守っているばかりでは、景気が良くなりません。現状維持を続けている間は、むしろ、他国と比べて相対的に景気が悪化する一方です。安定を求めることは、成長の妨げになります。 官庁は”景気が停滞している理由”を分析するばかり。また、抽象的に目標値を掲げるだけで満足しているようです。国会は、本会議も予算委員会も、伝統芸のように非効率。

投資のキホン3原則、心構え3原則。

ロボアドによる投資(家計が行う投資)が、注目されているようです。CMでも「任せて安心」なる厄介なフレーズが気になる最近です。 アルゴリズム 年齢 年収 金融資産 積立額 目的 1か月で20%以上下落したら  ドコとは言いませんが、、、これら6つの質問から6~7つのETF(上場投資信託)でポートフォリオを構成するそうです。  言ってみればファンドオブファンズを、ロボアドが自動構成するということのようです。手数料が高いような気がしますが、海外のETFを構成要素す