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《連載/ゼロから始めるFX》水平線で負ける人が多い本当の理由

■オススメな人

書籍を読んで水平線を引いても負ける
有名トレーダーを手本にしても勝てない
自分は真面目でコツコツ勉強するのもイヤではない

■結論

水平線はレジサボになり、トレードで使えます
ただし
初心者が「有効な水平線を引けるのか?」が問題です

■試しに水平線を引いてみる

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図:ドル円 1時間足チャート

試しに「103.00円のキリ番」や「何度か反発しているところ」にラインを引いてみました

○結果
人間が「目視して引くライン」で勝てるトレードができるか?を疑問視したいです

何年も経験があるプロトレーダーではなく、初心者であればなおさら「自分で引いたラインでトレードして勝てるかどうか?」を考えたいところです

■水平線は使えるの?&マスターするには?

○結論
トライ&エラーを繰り返して経験値を積むしかない。です

また、トレードに慣れると水平線は自然に意識できるようになります
なので、水平線はローソク足の値動きがある程度わかる「中級以上」で使い始めると無理がなくスムーズに使えます

○補足
移動平均線のような機械的な表示と異なり
水平線は人間が手作業で引くので有効なサポレジは経験からしか判断できません

勝ち続けて資産を殖やすには、勝率の高い「トレンド相場」でエントリーする必要があるので、
水平線を引く前に、レンジ相場には手を出さず、トレンド相場を見極めるスキルが必要になります

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図:GBP/USD 1時間足

このチャートのように移動平均線やローソク足の長さなど「上昇する材料」と「下落する材料」を探して
「下落材料が少なく、上昇材料が圧倒的に多い」時に、エントリーします


■水平線で負ける人が多い本当の理由

○結論
「水平線」を使う書籍や有名トレーダーが多いから。です

■なぜ書籍などは「水平線」をすすめるのか?

○結論
水平線は書籍を読んだ人が「自己判断で引く」ため
負けた場合でもクレームが出にくいからです
(多くの人は「自分でやって負けたのだから仕方ない」と理解します)

○理由
・クレームが少ない
万一、クレームになっても「あなたのラインの引き方が甘い」や「相場はそんなに簡単ではない」など返答するのも簡単です

なお、ビジネスが上手なところは、値段の設定が巧妙です
投資を勉強する上で「あきらめの付く金額設定であること」が多いです

・法令違反のリスクが少ない
特に「水平線は本人の自己判断での取引」の要素が強いため、金融庁でも法律などで罰則を与えて取り締まることができません
なお、金融庁でも厳正に取り締まりをしていますが被害金額が多いなど目立つ案件から着手しているのが現状です

・責任分散
ビジネスで儲かった場合、有名トレーダー以外にも儲けを共有する団体やメンバーが多数いるため、責任意識の分散が働きます


有名トレーダー:
純粋に自分のトレードを広めてお金が入るならがんばりたい

出版社や商材販売企業:
あくまで「物販」なので法律の範囲で利益を伸ばしたい

金融に強い弁護士:
特殊な業界なのでキャリアがある弁護士事務所は利益が大きい

FX業者:口座数や入金、取引回数を増やせるなら広告宣伝費で支援する

ブロガー:紹介するとバックマージンがもらえる

■銀行員の観点から「水平線をすすめるか?」

初心者のかたに「水平線」は、おすすめしません

移動平均線などを使って、「トレンド相場」「レンジ相場」を見極める事を優先したいです
そのほうが、勝率を上げる早道です

「相場の見極め」については、後日、記事をアップする予定でいます(^^♪


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