渥美功介

渥美功介

最近の記事

高専の学費について

 ライフプランニングをする際、教育費についての質問をよくうける。直近にて、高専に行かせたいので費用感を知りたいとの声をいくつかいただいたのでテーマにしてみたいと思う。  そもそも高専とは? 高等専門学校の略称であり、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関であり、全国に国公私立合わせて57校あり、全体で約6万人の学生が学んでいる。(文部科学省HPより抜粋https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kousen/index.ht

    • 家計と体のダイエット#2(リンゴ編)

       前回の投稿に引き続き、家計と体のダイエットについて書きたいと思う。 筆者は月曜断食を継続しているのだが、朝食はもっぱら、リンゴとヨーグルトにしている。リンゴは、ダイエットをしていない期間には興味がなく、あえて食べることはなかった。しかし断食期間中に食べるリンゴは、「この世で一番素晴らしいフルーツだ」という錯覚すら覚える。甘味、水分、歯ごたえ、どれをとっても、体にしみる。まさに、ダイエットにもってこいのフルーツといえる。今回は、このリンゴの「買い方」について考えてみたい。  

      • 家計と体のダイエットについて

         最近筆者がはまっているのが、月曜断食である。※月曜断食 「究極の健康法」でみるみる痩せる! 単行本 – 2018/1/26関口 賢 (著))  月曜断食は、月曜日の朝、昼、夜ご飯を食べずに水だけで過ごすという“シンプル”なダイエットであり、それ以外の平日は体に負担のない「良食」を、土日は好きなものを食べること(美食)で体を絞っていく手法である。 2020年の7月-8月に実施した際は2か月で10kgの減量に成功した。 月曜断食の味をしめている筆者は、体重が戻ってしまった2

        • ペット保険とライフプランニング

           FP相談の中で、ペット保険は必要か?と質問がでることがしばしばある。もちろん、年齢や体調、飼い主の価値観によって考え方が異なるが、長期にわたり治療が必要になることを考えると加入をお勧めしたいところである。一方で、病気にならない可能性も当然あり、その場合の保険料というコストはインパクトが大きい。  一般的には、ペットの保険にはどの程度加入しているものなのか? 株式会社矢野経済研究所の調査では、ペット保険の加入率は29.6%だった。 ※犬または猫(犬と猫の両方も含む)を飼育す

        高専の学費について

          家計改善とドライブレコーダー

           従来、損害保険の保険料に関する相談は多かったが、最近ではドライブレコーダーをつけるべきかと話題になることも多い。  あおり運転に関するニュースも増え、需要としては増加しているようにみえるが、実際の所はどうなのだろうか?  ソニー損害保険株式会社が実施した全国カーライフ実態調査(2021年7月実施 https://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2021/08/20210824_01.html) によると、ドライブレコーダーの搭載率は43.0

          家計改善とドライブレコーダー

          ライフプランニングの観点から考える”昇給率”について

           給料は今後どれくらい上がっていきそうですか? ライフプランニングをする際の質問ではあるが、明確に答えられるケースは少ない。もちろん業績や会社の制度、昇級次第で前後するので難しさはあるが、自分が将来得られる報酬が不明なケースが多いということである。報酬が不明な場合、将来の家計の収支を想定することが難しくなる。そこで、一つの指標になるのが、昇給率といえる。  一般的に昇給は、勤続年数や職務上の昇格に応じた賃金の増額をさし、その上がり方を昇給率として示すことが多い。基本給を増額す

          ライフプランニングの観点から考える”昇給率”について

          何歳まで働きますか?

           ”私は何歳まで働けばよいのでしょうか?” FPとして仕事をしていて、よく質問をうける。 人生100年時代といわれる中、公的年金は先行き不安であり、将来の収入の安定が見込める仕事は極めて少ないといえる。  では一体何歳まで働けば、老後も安泰に暮らすことができるのだろうか? 当然、家計(各個人)によって答えは異なるわけだが、ここを明確にするためにも、ライフプランニングが最も有効であると筆者は考えている。 ライフプランニングを詳細に実施することで、家計が見える化でき、家計の無駄を

          何歳まで働きますか?

          珈琲1杯から考える家計改善

           多忙な日々に欠かせない珈琲。毎日買うことが習慣の方も少なくないだろう。今回は、カフェかコンビニか、買う場所の違いによる、家計に与えるインパクトについて考えてみる。  まず、カフェで購入する場合、大手ブランドチェーンでは、1番小さなサイズでも税込み300円程度かかる。一方コンビニで購入の場合、最も小さなサイズの相場は税込み100円。差額は実に200円となる。1日200円の差は、1か月、仮に22日間(勤務日数分)購入した場合、4400円の差となる。これが1年となると、52800

          珈琲1杯から考える家計改善

          子どもにおこづかいはあげるべきか?

           子どもへのおこづかいについて、親として一度は悩むことがあるだろう。そもそもあげるべきなのか、あげるとするといつからあげるべきか、考えようとしても、気づけば時間が経過している、そんなケースも多い。  金融広報中央委員会による”子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度”によれば、小学生の7割強が”おこづかいをもらっている”と回答している。また、低学年では、「ときどき」もらっているとの回答が6割弱で最も多く、「月1回もらっている」との回答は約13%である。小学生の大

          子どもにおこづかいはあげるべきか?

          非認知能力から考える”子どものおこづかい”について

          コロンビア大学の心理学者ウォルター・ ミシェルは、スタンフォード大学のビング幼稚園に通う 200 人の4歳児を対象にあるテス トを実施した。これがかの有名な「マシュマロ・テスト」である。マシュマロ・テストは、非認知能力の一つである自制心を測るテストとして知られているが、「目の前にあるマシュマロを食べずに待てれば、もう1つマシュマロをあげる」という形で、子供の行動を観察する研究であり、その結果に応じて、将来こども達がどのように育っていくのかまで追っている有名な研究である。 

          非認知能力から考える”子どものおこづかい”について

          ”やり抜く力”のもたらす効果について

          ”やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力を身につける” という本が全世界で30万部をこえる大ヒットを生み見続けている。日本では、2016年のリリース以降、教育分野、とりわけ幼児分野への注目が高まり、幼・保育園や学習塾のプログラムへの導入が進んだのが記憶に新しい。 今回は、FPの観点で”やり抜く力”について考えてみたい。 やり抜く力のエッセンスは、”ひとつの重要な目標に向かって、長年の努力を続けること”といえるが、家計において、やり抜く力”

          ”やり抜く力”のもたらす効果について

          課題解決型FPについて考える

          私が以前在籍した外資系コンサルティング会社で学んだ一番のことは、 ”課題の本質が何かを特定すること”である。 課題の本質を特定し、クライアントに解決策の提示をしていく。 世界的コンサルティングファームでも、実行していることは、実にシンプルであった。 FPとしての仕事ではどうか。 家庭・家計における”課題の特定”と”解決策の提示”を仕事の基本としている。仕事のスタンスとしては企業でも家庭でも同一といえよう。 では、どんな所に違いがありそうか。 今回は、”複雑”と”煩雑”とい

          課題解決型FPについて考える

          ライフプランニング時にベビーシッタ-の情報提供は必要か

          一見相関がないようにみえる二つのテーマについて触れてみたい。 私の考えるライフプランニングとは、現在の収入や支出、将来かかる学費や年金などの支出を整理し、家計の未来予想をすること。 FPとして、人生を一度立ち止まって考え、新たに今後の人生設計ができるよう寄り添っていく。 直近では、このライフプランニングを実施するタイミングで、ベビーシッターの利用について、情報提供をする機会が増えている。 何故か。 人生について考える際に、お金の使い方だけでなく、時間の使い方についても、

          ライフプランニング時にベビーシッタ-の情報提供は必要か