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「EV」→「AI・半導体」→「ペロブスカイト型太陽電池?」 その1

今日は曲がる太陽電池ことペロブスカイト型太陽電池について調べたことを書いてみます。

私が資産を増やしたのは、投資したアメリカの個別株の株価が上がったことが大きいです。円安ももちろん関係ありますが。私は「EV」→「AI・半導体」に投資してきて、次は何が来そうかなといつも考えています。

5月21日の日経新聞の1面記事を読んで、この太陽電池のことをもっと知りたくなりました。次に来るブームの可能性があるのかな、と。

私の投資予想が当たるかどうかは別として、今回調べたペロブスカイト型太陽電池がもし将来的にうまくいけば、世界のエネルギー事情が変わります。
日本の企業や大学が研究しているものが製品化されると、日本にとってゲームチェンジャーになる技術では、と思っています。

1.ペロブスカイト型太陽電池とは?

2050年カーボンニュートラルの達成に向けて、再生可能エネルギーの拡大が必要。しかし、平地の少ない日本では、太陽光発電の設備を設置する場所を確保するのが難しい。そこで、注目を集めているのが「ペロブスカイト太陽電池」。

「ペロブスカイト太陽電池」は塗布や印刷技術で量産できるので低コスト。また、軽くて曲げることができるので、さまざまな場所(外壁、窓、車など)に設置できる。主原料のヨウ素は日本で生産できる。

2. ペロブスカイト型太陽電池のメリット

・低コスト

安価な材料とシンプルな製造工程で低コスト化が期待できる

・主要材料

主な原料はヨウ素。日本のヨウ素生産量はチリに次いで世界第2位。

・軽量、柔軟性

軽量で柔軟な特性を持ち、様々な場所への設置が可能。

・天候

現在のシリコン系太陽電池と違い、曇りや雨の日の弱い光でも発電できる。

3. ペロブスカイト型太陽電池のデメリット

・耐久性

温度や湿度、光や酸素に反応して劣化しやすい。

※耐久性に対する対策→積水化学は2025年までに20年相当の耐久性を実現する方針を固めた。

・毒性

​​​​​​主な原料になる「ヨウ化鉛」や「ヨウ化メチル」は、人体に対して有害性があり、安全性に問題がある点が課題。

※毒性に対する対策→鉛に代わる原料として「スズ」などを使用できないか開発中。また鉛を使う場合、絶対に外部に漏れない技術や使用後のリサイクル技術を開発中。

4. ペロブスカイト型太陽電池の将来展望

ペロブスカイト型太陽電池が日本で普及すれば、石油の輸入量を減らすことができ、エネルギーを日本である程度まかなえる可能性も。

また、石油と違い温室効果ガスを排出しないので、地球環境にやさしい。

今使われているシリコン系太陽電池は生産シェア第1位が中国。しかし20年ほど前は日本がシェア第1位だった。ペロブスカイト型太陽電池についても外国でも研究が進んでいるので、同じ道をたどらないよう日本に頑張って欲しい。

なにせまだ商用化されていない技術で、今後どのようになるのか予測は難しそうです。

こんな感じで簡単に調べてみました。次回はペロブスカイト型太陽電池の市場規模について書いてみます。


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