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矯正日記 | 一度目の出会い、そして別れ❸

みなさん、『チャーリーとチョコレート工場』は好きですか?

私は、嫌いです。嫌いというより、苦手です。

小さい頃から、特殊メイクがとても苦手で。だから、パイレーツ・オブ・カリビアンも見たいのに見れません。ハリー・ポッターも。

見れない映画上げたらキリがないですが、人生の1/3くらい損してるんじゃないかとは、ちゃんと感じています。

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そう、その苦手な映画の、苦手な場面。

一度しか見たことがないので、ちゃんと覚えていませんが。

主人公が幼少期に、ヘッドギアしてたじゃないですか。

あの場面が、当時の私には強烈すぎて。

それなのに。

それなのに!!

矯正の治療の一環として、ヘッドギアを付けなければならなかったのです!!!



『毎日寝ている間は、ヘッドギアを装着するように。』



その言葉を聞いた私は、思考停止。

嘘でしょ。矯正って口の中で収まるものじゃないの?

先生。ごめんなさい。どうしても、ビジュアル的に怖すぎて無理です。私、矯正しないです。こんなの聞いてないです泣

その後の会話はほとんど耳に入ってきませんでした。

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歯医者さんを後にして、車の中で母に矯正をやるかどうか聞かれましたが、

答えは、NO。

クラリネット的にも、矯正を始めるなら辞めるしかない。パーカスや、咥えなくても音が出せる楽器なら良いと言われましたが、私にはクラリネットしか無い。

なんせ、この高校に入学した理由は、大好きな尊敬して止まない憧れの先輩と、もう一度吹奏楽をやるため。それなのに、クラリネットが吹けないなんて、この高校に進学した意味が無くなる。

そしてそして。

ヘッドギア。あんな怖いものつけたくない!!!!!!!!

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こうして、矯正との初めての出会いは、儚く終わりましたとさ。


おさ

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