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ロッカールームは何のため?

全てのグランドに、ロッカールームとシャワーが必要だと口酸っぱく説き続ける自分だが、「日本にだってロッカーがある施設はたくさんある」と思う方も多いと思うので、自分の考えるロッカールームと、日本の公共施設でよく見るロッカーでは全く性質が異なるということを書こうと思う。

日本の場合

いわゆるコインロッカーが鎮座しており、椅子もなければ動線的にも動きづらいことが多い。何より、相手チームと共用だったり、そもそも着替えたら外に出る必要があったり。

ミーティングをする場所、試合前の(メンタル的な部分を含めた)準備のための場所であるとは到底言い難い。

↓こんなイメージ

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自分の考えるロッカールーム

自分の考えるロッカールームは、自身がヨーロッパで体感したことでもあるのだが、「チームの拠点」である。

全員が同じ空間に揃い、気持ちを高め、コミュニケーションを取り、準備をして、ウォーミングアップをして、最後にもう一度気合を入れて、試合に向かう、そのベース。そして、試合後の余韻にひたる場所でもある。

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それは、共用で当然だが、入れ替えで前のチームや後のチームのことを考えなきゃいけないだけでも成り立たない。

だから、グランドには必ず4つのロッカールームを用意してほしい。そうしたら、入れ替え気にせずに使えるはずだから。自分たちのことだけに集中できるはずだから。


おれだってヨーロッパ行くまでは、こんなロッカー使えるの、セミプロとかそういうレベル以上の話だと思ってた。

でも違った。
10部でも、土のグランドでも、ロッカールームは必ずあった(もちろんシャワーも)。

そのルーティンに慣れてるやつらと、一定レベル以上までいかないとその環境で闘えない日本人、習慣の差って意外と大きいんじゃないかなって思うんです。

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