クレジットカードのススメ(分類編)
基礎編でクレジットカード(以下クレカ)の説明をしたので、ここでは実際にどのようなカードがあるかを複数の視点から説明する。
目次
国際ブランド
発行会社
プロパー/提携
発行国
ランク
国際ブランド
クレジットカードを様々なお店で使うためのネットワーク、と思って貰えばいい。現在(2021/05)では以下のものが国際ブランドと言われるものである。
・VISA(米国)
ーシェア世界No.1、迷ったらこれ
・Master Card(米国)
ー欧州に強いと言われてる、国内だとVISAが使えるお店は大抵使える
・DMMに圧力を掛けて自社の倫理を通そうとさせたとの情報あり。なおDMM側はMaster Cardを使用不可にして対応した模様。
・JCB(日本)
ーかつて世界で唯一だった米国以外のブランド
ー海外では使える地域が限られる
ー保険関連が強い
・American Express(米国)
ーT&E (トラベル & エンターテインメント)に強い
ー使えるお店がやや少ない
・Diners Club(米国)
ー元祖クレカかつ高級カードしかない
ーT&Eに強い
ー使えるお店はあまり多くない
・銀聯(中国)
ーここ数年で一気に伸びてきたブランド
ー中国本土に行くなら持っておきたい(他の国では重要度低いかと)
・Discover Card(米国)
ー最近聞くようになってきたブランド
ー日本国内では発行できない
余談だが上のブランドを持っていない特定の系列店でしか使えないカードも稀に存在するが、現在ではそれはハウスカードと呼ばれている。
発行会社
クレジットカードを発行している会社のことである。国際ブランドと同じ会社である場合もあるが基本的には異なる。様々な会社が発行しているが有名所では三井住友カード、楽天カード、JALカードなどがある。Amazonカードなどカードの会社名と発行会社が異なるカードもあるので裏面や資料を確認すること。
プロパー/提携
国際ブランドが直接発行しているカードがプロパーで、その他のカードはすべて提携カードである。
プロパー:JCB, American Express, Dinersが直接発行しているカード
提 携:その他全て
Visa, Masterは本体が直接発行していないのでプロパーカードは存在しない(三井住友Visaですら)。銀聯はよくわからないが、中国在住でない限り気にしないでいい。
発行国
クレジットカードが発行された国。基本的に発行時に在住の国が該当するが、海外駐在員向けに駐在先扱いのカードが存在する。また、海外でカードを作る場合には日本国内の信用情報は参照されない。
日本で発行したカードを利用することは海外でもできるが、更新が可能かは発行会社(三井住友カード、セゾンカード、楽天カードなど)で変わるので要確認。
余談だが、American Expressのプロパーカードは発行国の切り替えが可能らしい。
ランク
クレジットカードのランク。ランク分けには諸説あるがここでは以下とする。基本的に下に行くほど付帯保険や決済枠、特典などが良くなる。
・無料
ー年会費無料
ーサポートは最低限
・クラシック
ー年会費1000~2000円程度
ー非常時を考えるとメインカードはこれ以上にしたい
・ゴールド
ー年会費1万円程度が多いが、極少数ながら年会費無料が存在する
ー窓口の電話がフリーダイヤルになり、なおかつ繋がりやすくなる
ー空港のカードラウンジに入れるようになる
・プラチナ
ー年会費2~5万円が多い
ーコンシェルジュに旅行やコンサートの相談をできたりする
・ブラック
ー庶民には縁が無いのでよくわからない
また、上級会員カード、外商カードといった特殊な上級カードもあるがここでは説明しない。
更新履歴
2022/7/21 Master CardとDMMについて追記
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