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かくれみや(秘教区)

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「生き残った人類」は、間もなくハイラーキーとの共生時代に入ります。 その時に必須になるのが「古代の叡智」と言われる秘教科学の教えです。 人とは何か、神とは何か・・・そして、ハイラ…
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第45回:超秘教入門7|Another Day イエスの受難を辿るイニシエートたち

イニシエーションの課程 今回も、前回の記事 第44回:超秘教入門6Red 大師へ至る霊的なイニシエーションの概要の続きである。 前回の記事では、次のように締め括っている。 新約聖書を紐解き、イエスの生涯を追ってみれば、大まかに四つの部分に分けることができる。 それは「誕生、洗礼、変容、大いなる放棄」である。 秘教では、人間の霊格が上がりイニシエーションを受けることができる段階に達した時、第一段階から第四段階までイエスの辿った「誕生、洗礼、変容、大いなる放棄」の課程を経

第44回:超秘教入門6|Red 大師へ至る霊的なイニシエーションの概要

危機が生み出すもの 解脱。 人がこれを果たすことにより、大師になる。 大師になることにより、人は神の定めた物質界の法則に縛られなくなる。 即ち、カルマの法則からの解放である。 アセカ。 秘教の世界では、人が解脱し大師へと至る第五段階のイニシエーションをそのように呼ぶ。 前回の記事、第43回:超秘教入門5|Close to the Edge 現代科学 VS 多次元科学では、神智学で説かれている霊的な仕組みについて記してきた。 今回の記事も前回の趣旨の内容を延長し、人が

第43回:超秘教入門5|Close to the Edge 現代科学 VS 多次元科学

神智学を伝えた知恵の大師方 神智学について、H・P・ブラヴァツキーは以下のように主張している。 1875年、神智学協会は有名な三人のオカルティスト、H・P・ブラヴァツキー、H・S・オルコット、W・Q・ジャッジによってアメリカのニューヨークに設立されたが、ブラヴァツキーのこの言葉から、神智学自体は彼らによって作られた霊学ではないということが分かる。 即ち、神智学とは、H・P・ブラヴァツキーを背後から導いたヒマラヤの大師といわれる人間を超えた方々から伝えられた「太古から続

第42回:超秘教入門4|Allegro 神智学協会の設立とその後の展開

ブラヴァツキーとオルコットの邂逅 1875年、アメリカのニューヨークに神智学協会が設立された。 この協会を築いたのは、以下の三人の人物である。 ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー (1831-1891) 4.0段階 ヘンリー・スティール・オルコット (1832-1907) 2.2段階 ウィリアム・クアン・ジャッジ (1851-1896) 2.0段階 この三人の設立者のうち、H・P・ブラヴァツキーは前回の記事(第41回:超秘教入門3|Trilogy 秘教の世界を伝えた三

第41回:超秘教入門3|Trilogy 秘教の世界を伝えた三人の女性たち  

秘教を学ぶに当たって ここでいう秘教とは、西洋でいうところの「神智学」のことである。 その秘教とは、「古代から東洋に伝えられた神聖な科学」をいう。 この「神聖な科学」を別の言葉に置き換えれば「神智」となる。 神智とは、より具体的に言えば「この宇宙に存在する生命の進化について解き明かす知恵」となるだろう。 そのような話を聞けば、誰もが「何だか小難しく感じる」かもしれないが、事実、秘教の世界を学ぶということは「本当に難しい」ものである。 「秘教」という言葉を漢字で記せば

第40回:超秘教入門2|CARPET CRAWLERS 抜け出すためには・・・

神の祝福・イニシエーション 精神世界・・・。 もし、私が順風満帆に人生を過ごす事ができていたならば、この世界には間違っても来ることはなかっただろう。 恐らくこの世界に足を踏み入れた人の殆どが、何かしら長い人生の中で行き詰まりを感じて踏み入ったものと思われる。 この行き詰まりという言葉を他の言葉に置き換えれば、「困難を体験して」ということになる。 言い換えれば、人間、真の人生の困難を体験しなければ、精神世界に意識を向けることは無いと言えるからである。 私もその例外に漏