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【北京五輪・銀メダルおめでとう】カーリングスポンサー問題から考える「女の性」と「アダルト業界」

カーリング日本代表『ロコ・ソラーレ』の皆さん!
北京オリンピック銀メダルおめでとうございます!

北京五輪カーリング決勝戦、皆さんは観戦されましたか?
コンは、テレビ観戦しました!

決勝戦、日本代表VSイギリス代表の試合はNHKでの放送でした。
素晴らしい試合でしたが、コンは4年前のピョンチャン五輪で日本代表が銅メダルを取った「そだねーブーム」の時に、初めてカーリングに興味を持った程度のニワカです。なので、偉そうに、あのスイーピングがどうだったとか、スキップの指示がどうだったとか、もぐもぐタイムが羨ましいとか、知ったぶりを語るつもりはありません。

ですが、ブームには乗っかっておきたい!
せっかくコン心に小さくともったカーリング熱です、この力で記事を1つ書きたいと思います。

こんなニワカーリグ女子のコンですが、心に残った大会があります。
それは前回のピョンチャン五輪でもなければ、今回の北京五輪でもありません。時は遡って、去年12月にオランダで行われた「北京オリンピック最終予選」です。

カーリング好きな方なら、ピンと来たでしょう。
この大会に日本代表も参加していて、今回の決勝を放送したNHKで試合中継がされる予定でした。そう予定だったんです。
なんと、急に放送が中止になってしまっていたのです。

本当に急にでした。
理由は「スポンサー問題」でした。


◆カーリング北京オリンピック最終予選スポンサー問題

世界カーリング連盟の公式Twitter画像

画像の下側『EasyToys』の企業ロゴが、問題となってしまいました。
この『EasyToys』、最終予選開催地オランダの地元企業なのですが、いわゆるアダルトグッズ専門店だったんです。

NHKは「成人向け商品を扱っている企業の広告が、生中継の映像に映り込む可能性があった。『品位と節度』を心がけることを定めた、NHKの放送ガイドラインに抵触する恐れがあり、休止を決めた」と放送休止の理由を説明しています。
つまり、『アダルトグッズ専門店』『品位が無い』『節度を守ってない』というコトです。そんな企業名は、TVに映せないというコトです。
本当に、そうでしょうか?
そんなにダメなことでしょうか?

例えばEasyToysという社名が『気持ちいい屋さん』とか『SexyToys』みたいなストレートな名前なら、大丈夫かな?と心配になる気持ちも分かります。
でもEasyToysというアダルト感が全くない企業名でも、ダメなのでしょうか?
そんなに『アダルト』って、だめなコトなのでしょうか?

コンのお姉ちゃんは、『夜のお店』で少し前まで働いていました。
言ってしまえば『アダルト』の世界です。でも、そのおかげで、コンは生活も入院も通院も治療もできました。なによりも、妹ちゃんと一緒に住めるようになったのも、お姉ちゃんが『アダルト』の世界で戦ってくれたおかげです。
そのことをコンは、別に町中で言いふらしたりしませんが、本当に感謝しています。『アダルト』の力で、コン達妹2人を守り幸せにしてくれたお姉ちゃんを誇りに思います。

だからなのか、『アダルト企業』がNHKに否定されたことが、とてもショックでした。


◆オランダサッカーリーグのスポンサー問題

NHKだけに文句を言うつもりはありません。
『EasyToys』さん、地元オランダのサッカーリーグでも、スポンサーとして不適切と言われてしまいました。
オランダ1部リーグのFCエメンという、サッカーチームのスポンサーになった『EasyToys』のロゴが、ユニフォームに入る事になりました。
ですが、『オランダサッカー連盟』は「サッカーは老若男女が関われるものでなければならない」ということで、ロゴの使用を禁止しました。
ちょっと理由の意味がよく分かりませんが、とにかく、FCエメンは無地のTシャツで試合をしなくてはならなくなりました。しかし、その決定から数日後、方針が変わります。
なんと『EasyToys』ユニフォームの使用が許されたのです!
そのシーズン限りの許可、子供サイズのレプリカにはロゴを入れないという限定条件は付いてしまいましたが、トップリーグスポーツチームのスポンサーとして『アダルト企業』が認められたのです!

オランダで許されて、日本で許されないのは、どうしてでしょう?
日本でも、NHKでも、じっくり考える時間があれば、オランダの様に放送ができたのでしょうか?
人前でやたらと性についてべらべら喋ることが、必ず良いことだとは思いません。でも、日本は少し『性』について、『内緒の世界』にし過ぎている気がします。引きこもりで日本どころか、町内の事すら知らないコンが何を偉そうに海外を語っているのかと思われるでしょう。一応、こんな事を言う根拠はあります。


◆英国女王賞とアダルトグッズ企業

去年5月、イギリスのビジネス界で最も栄誉のある『英国女王賞』の企業部門国際貿易賞が、エリザベス女王2世から『Lovehoney(ラブハニー)』というアダルトグッズ企業に授与されました。しかも、2016年にも1度受賞していて、2回目の受賞になります。
アダルト分野だからと言って差別されず、純粋に企業成長が認められて、最高の賞が贈られたのです。『Lovehoney』は受賞から5年の間、王室をイメージした王冠のエンブレムを商品や広告に使用することができます。正直、日本では考えられない事の様に思えます。

Queen’s Award For Enterprise(QAFE:英国女王賞企業部門)エンブレム


◆ウーマナイザー不倫

海外の事まで、語るのは調子に乗り過ぎなので、日本の話に戻ります。
『男の性』は許されて、『女の性』は許されない。そう感じるのは、コンが女性だからでしょうか?
去年、ある女性タレントさんに不倫騒動が起きました。その女性タレントさん愛用のアダルトグッズが不倫の証拠として裁判に提出され、『ウーマナイザー不倫』と呼ばれ話題になりました。
不倫は、もちろんダメです。不倫が本当なら、かばう気は一切ありません。というか、不倫がホントか嘘かなんて、どうでもよいのです。
気になったのは、この不倫騒動を紹介していたワイドショーでの『女の性』の扱いです。『ウーマナイザー』は、女性向けのアダルトグッズです。普通に考えれば、その女性タレントさんが1人で使うためのアイテムです。それをみんなで寄ってたかって、バカにしていました。
「女のくせにこんなもん使って」「女なのに1人で何してんだか」
これが男性でも同じように、こんなにバカにされたんでしょうか?
なんなら、不倫だって「男ならしょうがない」なんて言ってもらえるのではないでしょうか?コンの考えすぎ?女の被害妄想ですか?

◆胸のセルフチェックマッサージ

何年か前、とある女性作家さんが乳がんを公表しました。その時、腫瘍(しこり)が発見できたのは「自分で胸を揉んだから」とハッキリ言っていました。
とても勇気のある発言だったと思います。ガンです、大病です、なのにワイドショーでの扱いはやっぱり最低でした。
「なんで揉んだんでしょうねwww」「いつも揉んでるから違いに気づいたんでしょうねwww」「みんな自分で揉むんですかwww」
君はどうなの?と話を振られた女性コメンテーターも、照れはあったのかもしれませんが、「私はそんなコトしないです!」「一緒にしないで!」と、バカにする側に参加してしまいました。
その作家さんのキャラもあるのでしょうけど…いや、ガンを笑い話にしていいキャラなんていませんよ!
見ていて、すごく嫌な気持ちになりました。
ガンではありませんが、コンも胸の病気に罹ったことがあります。少し前に記事にした『化膿性乳腺炎です。コンも自分で胸を触っていて、病気に気づきました。何度か発症していて、最初の発症は10代の頃でした。まだ一緒に生活していたママに相談したら、『自分で胸のシコリに気付いたコト』『いやらしい』罵倒されました。同じ女性でもこうです、男性に理解してというのは、無理なのかも知れません。それでも知って欲しいと願います。
胸のセルフチェックマッサージ、とても大事なんです。病院に行くと、ちゃんと指導もされます。バカにしちゃいけない、大事な自衛方法なんです。ガンでも、乳腺炎でも、早期発見はとても大事です。コンもあと少しで、胸にメスをいれるところでした。
冗談でもバカにして欲しくありません。
まぁ、コンの場合は別に『胸のセルフチェックマッサージ』のつもりで
触って気づいたワケではありませんが!ママに叱られたころは、セルフチェックの存在すら知りませんでしたが!だからこそ、言い逃れもできず、ママの罵倒が辛かった…。

そもそも、自分の体を、自分で触って何がいけないというのでしょうか!
『ウーマナイザー不倫』の話に戻りますが、『女の性』に対してすごく差別的だと思うんです。男性に限らず、女性自身も『女の性』は『つつましく』あるべきという押しつけが強いとコンは感じます。
何度だって言いますよ!
自分の体を、自分で触って何がいけないというのでしょうか!
…でも不倫はダメだよ!


生理用品CMの青い経血

勢いに乗ってきたので、もう少し語らせてください。
生理用品のCM、いつまで経血なぞの青い液体で表現するのでしょう?なんなんですかね、アレは?いつも不思議に感じます。
血は怖い、血は汚い、血はTVでは流せない。そういうコトなのでしょうか?
では、なぜドラマの血は良いのでしょうか?なぜ格闘技の流血は放送できるのでしょうか?なぜ絆創膏のCMの血は赤いままなのでしょうか?
生理だけが、経血だけが、怖くて汚いTVで流せない血なのでしょうか?

ハッキリ言って、経血、怖いし汚いですよ。
体から勝手に血が出てくるんですよ?怖いよ!
かぶれるし、こぼれ出て垂れるコトも少なくありません。汚いよ!

怖いし汚い、それが経血生理ですよ。
その現実から、目を背けたようなCMばかりだから、男性の生理への理解や配慮は進まないのではないのかと、コンは思ってしまいます。
『生理は恥ずかしい』この意識は、コンの中にも植え付けられています。
コンも含めて、女性も含めて、みんなの中の『生理への意識』は、頻繁に目にする生理用品のCMが『生理のリアル』を示してくれたら、変わっていくのではないでしょうか!?

ひきこもりで社会を知らないくせに、『女性の性』や『生理』に理解のない現代日本をうれいてみました。
誰かに言われると悔しいので、先に自分で言いますよ…
「オマエ!ナニサマだよ!」
はい、ここまで書いて気づきました。どうしてこんなに今回のコン、偉そうなの?
ついでに、日本の学校性教育について何か言っちゃおうと思っていましたが…よく考えたら小学校は保健室登校で、中学校から不登校だから、学校の性教育をコンは知らないや!受けてもいない性教育について、文句を言う所でした…危ない、危ない。


◆きかっけ

カーリング日本代表の大活躍についての話に見せかけて、長々と『女の性』について語ってしまいスイマセン。
Vで活動するコンだから、照れとか恥ずかしさを振り払いやすいVブロガーのコンだからこそ、こういう話はしなきゃ!ナゾの使命感に燃えてしましました!
決して、先日『EasyToys』や『Lovehoney』でも扱っているようなナゾのアイテムを出しっぱにしたままお昼寝してしまい、学校から帰宅した妹にガッツリ見られてしまい「違うよ!ブログに書くためのネタ集めだよ!」と、とっさ言った言い訳を実現しようと思って、無理やり『アダルトグッズ』や『女の性』を肯定する記事を書いたワケではないですよ。
コンチャンウソツカナイ。

というか、さんざん偉そうに「女の性をオープンに!」って騒いでたくせに自分は隠すんかい!そう思いました?思いますよね~。
でも、よく考えてください?
中学生の妹に見られたら、そりゃ誤魔化しちゃうでしょうよ!
いやむしろ、妹のタメですよ。愛する妹のタメの嘘ですよ!
鬱を再発した引きこもりの姉からの返事が来なくなって、焦って学校からおウチに走って帰ると、ナゾの器具の横で半裸で放心してる姉を目撃しちゃってるんですよ!
言い訳してあげないと、逆に可哀そうでしょうよ!
こんなに心配してくれたのに、こんなに一生懸命コンを助けよう、守ろうとしてくれているのに。こいつ、ナニしてんだよ!私こんな奴のタメに頑張ってるの?バカバカしくなっちゃう!ってなるでしょう?
…人のせいにしましたが、恥ずかしかっただけです。すいません。
家族相手に、特に妹相手に『性のオープン』は難しい!というコトで、許してください。

「落ち着いたらお風呂で洗ってあげるから呼んでね」
慌てふためくコンにとは反対に、妹はいたって冷静。
さりげなくタオルと濡れティッシュを差し入れる完璧な対応
現在の学校性教育は、とても高いレベルなのかも知れません。
知らないくせに文句を言わなくてよかった…
「別に初めて見たわけじゃないし」とかなんとか、最後に言っていた気もしますが、それは聞き間違いでしょう。
妹の『女の性』への理解は、『不用心な姉への慣れ』ではなく『学校性教育の成果』だと信じて、このブログを終えたいと思います。

最後に、
カーリング日本代表『ロコ・ソラーレ』の皆さん!
北京オリンピック銀メダルおめでとうございます!



今回はここまで。
おしまい。
ばいばい。またね。

ほんと最後に、ひとこと言わせて!
今回の記事のタイトル【カーリングスポンサー問題から考える「女の性」と「アダルト業界」】、すごくカッコよくないですか?
すごく社会派な感じがしませんか?
中身はただ、妹に恥ずかしい所を見られたニート女のヘリクツですけどね…


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