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ハイブリッドワークは現実的ではないという事実

就職活動を進める多くの学生たちは、社会からの期待や周囲の「就活」の流れに身を任せて、就職を最優先に授業や日々の活動を行っています。

中には、「親から就職を強く勧められている」「本当は別にやりたいことがある」といった声を耳にすることも少なくありません。

このような状況に対して、ハイブリッドワーク、すなわち「副業を通じて自分のやりたいことを実現する」というアプローチを提案することがあります。

副業により多忙になると考えるかもしれませんが、適切な時間管理を行うことでワークライフバランスを保ちながら、自分の望む生活を実現できるというのが根本にあります。

しかしながら、実際のところ副業を推奨する企業はまだ少数であり、特に「ブラック企業」と称されるような環境では、ハイブリッドワークは現実的ではない場合が多いです。

ブラック企業での労働は、往々にして従業員に過重な負担を課し、副業どころではない状況を生み出しやすいです。

一方で、「ホワイト企業」と呼ばれる良好な労働環境を提供する企業では、従業員に対してワークライフバランスを重視した働き方を奨励しており、そのような環境では副業を考慮する必要性自体が低くなります。

2021年のリクルートキャリアによる調査では、副業を禁止している企業の多くが「従業員に本業に専念してほしい」という理由を挙げており、続いて「長時間労働や過労に対する懸念」が理由として挙げられています。

その他にも、労働管理の複雑化、情報の漏洩、人材の流出や競合企業への就業のリスクなどが、副業禁止の背景にあると報告されています。

公務員や専門職のように特定の守秘義務を負っている職業では、その義務に反しない副業を選択することが必須です。

こうした職業規則や従業員の管理が求められる環境では、副業が許されないのが、このような理由があるためです。

この点から、ハイブリッドワークを志向する前に、まずは自分が長期的に働きたいと思える、ワークライフバランスを考慮した良好な労働環境を提供する企業を選ぶことが重要です。

最終的には、個人の状況や価値観、そして生活の目標に応じて、副業を含めたキャリアの選択を行うことが大切です。

やりたいことを追求したい人、特定の状況で副業を考慮する必要がある人もいれば、安定した職場で長期的なキャリアを築きたいと考える人もいます。

重要なのは、自分にとって最適な選択を行うために、事前にしっかりと情報を収集しパーソナル・ヒストリー・メソッドを使って、自己分析を行うことです。


こっそり副業する方法と潜在リスク

とはいえ、副業が解禁されている企業においては、積極的にその機会を活用することを推奨したいと考えます。

一方、副業が禁止されている場合でも、本業に影響を及ぼさず企業に発覚しない方法があります。

ただし、副業を行う際は会社の方針に反していないか、本業に支障が出ないよう十分注意することが重要です。

就業規則を確認し、職場の方針に従うことを心掛けましょう。

弊社のnote記事「こっそり副業する方法と潜在リスク」に詳述していますので、興味がある方は、是非お読み下さい!

記事に含まれるアジェンダ
・アルバイトなどの雇用契約は?
・副業ではなく投資をする場合
・副業が発覚しないための方法 Q&A

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