24_29カタカナ語について
■編集後記■
カタカナ語と上手につきあうために
日本語の日常会話には、ありがたいことに?たくさんの
カタカナ語が混じって使われています。
英単語を増やしたい人にとってはチャンスです。
太平洋戦争中だと、カタカナ語を使ったら非国民扱いでしたからね。
ただし、いくつか注意したいことがあります。
0. そもそも、そのカタカナ語は英語なのか?
コップ、はオランダ語ですね。エネルギー、はドイツ語です。
1. カタカナ語と(もとの)英語は一対一の関係にあるか
ミシンは 「sewing machine 縫う機械」のことなので、
「ミシン」と外国人に言っても、「縫う機械」としては通じず、
「機械」の意味しか伝わりません。「マシン」ですね。
発音は「ミしーン」というのがより近い。
2. 発音の問題、特にアクセントについて
barometer は バろミター と
ro にアクセントを置かないと通じないと思います。
「バロメーター」ではダメだということです。
逆に、アクセントを意識して覚えなおせば、
すぐに使える「通じる」カタカナ語がたくさんある、と言えます。
あとは細かい話ですが
・日本語の音は母音+子音ですが英語は子音だけ、という箇所があります(特に語尾)。
・英語の母音はたくさんあります。アイウエオの5つ、ではない。
3. 意味(及び語感)について
・本来はどういう意味なのか
・ポジティヴなのかネガティヴなのか、
・裏の(タブーの)意味が隠れていないか
等を気にしておく必要があります。
「クレーム」という単語には、「要求する」という意味以上の
悪いニュアンスはありません。
「コンプレックス」は「劣等感」、ではありません。
superiority complex だと「優越感」になります。
4. 綴り(と発音)について
ローマ字は規則的に並んでいます。
ところが英語のスペルは凶悪です。
英語に関しては(他の言語は知らん)、絶対にスペルチェックが必要です。
AIUEOと書いてあったら
アイウエオと読むのか
エイアイユーイーオーと読むのか
わかりません
ぜひ発音記号を読めるようになって下さい。
まずは最後まで読んでいただいて、ありがとう、ありがとう!!もし援助までしていただけるのであれば、さらにありがとうございます。