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ゴルフだけは上手くなりにくい!その理由とは

野球やテニスをやって来た。スポーツはそこそここなせる。でもゴルフは・・・

と言う方が多くいます。何故でしょう?

それは、
ゴルフになると、「運動音痴」になるからです。

では、「運動音痴」とは、どういう事でしょう?

音楽の「音痴」と一緒です。

身体的運動に関する感覚が鈍い、正しい音の認識と発声ができない。(ウィキペディアより)と言われるそうですが、それって具体的にどういう事でしょう?

どちらの音痴も、その状態(音楽なら音を聞き、スポーツなら動きを見た結果)に対し、言葉として「音痴」と言っているだけで、「鈍い、できない」事は、人の身体がどのようになった(なっている)から、そうなっているのか、明確に言えますか?
ここが、ゴルフ上達に重要な要素である事に気付いたのです。

私(高山良光)は、10年間ゴルフの仕事に関わり、ゴルフスイング、クラブ選定、ジュニアゴルフ、ゴルフ場、練習方法、競技、いろいろな面で、ゴルフの不思議さを経験してきました。そして都度、その不思議さに疑問を抱き、自分なりに調べ検証して来た結果、ゴルフは相当『変なスポーツ』である事が分かり、その不思議さ(変な)理由が明確に、理論的に説明できるようになりました。

今回はそのひとつとして、スイング及びパッティングが上手くなりにくい理由について、少し触れたいと思います。

人が運動(音楽も運動です)を適正(音痴でなく)に行うには、絶対的な決まりがあります。ひとつ目は身体の動く順序(キネマティックシーケンス)通りであること、二つ目は順序通りでありながらそれぞれ(腕、足など)の連携が、バランス良く行えている(連動している)ことです。

そして、そのためには「リズム感の良さ」と、「頭の重さを有効に使える」動作が不可欠です。

では、「リズム感の良さ」とは、どういう事でしょうか?
これも日常的に、当たり前の様に使われている言葉ですが、明確に説明できますか?
また、リズム感は誰でもあるのでしょうか?
更に、リズム感は生まれながら持っているのでしょうか?
或いはどのようにリズム感は人に出来上がるのでしょうか?
リズム感は身体のどこが関連しているのでしょうか?
リズムとテンポは密接な関係にありますが、全て明確に理解する事がゴルフ上達のヒントになります。

もうひとつ、「頭の重さを有効に使える」ってどういう事か知っていますか?
頭の重さは成人した人の場合、体重の約10%と言われていますが、この重さは人の運動に於いて、どのようにどこに影響し、リズム感との関連性があるのでしょうか?これもゴルフ上達に欠かせないヒントです。

上記ふたつに関連して、音楽スポーツに良く使われる話しで、能力の高いプレーヤー(プロと同等)に対し、
「子供の頃からやっていると違うね」とか、「子供の頃覚えた動きは大人になっても忘れないよね」、「何でも子供の頃から始めた方がいいね」など言いますが、それってどういう事?
これまた、大人になってから始める方が断然多いゴルフであるからこそ、理由を知った方が上達に有効です。

もうひとつ、ゴルフは大人になってから始める方が多い事と、先述の不思議な『変なスポーツ』になってしまう(しまった)、もしかしたら最大とも言える関連性についても、面白い納得出来るお話しがありますが、そこについては、話しがズレ過ぎるので、また別の機会でお伝えします。

私は、このように普段当たり前の様に使われている運動に対する言葉を、理論的に知りたくなりいろいろ調べてみたら、明確な納得出来る文献等が見当たらず、自分なりの考察と検証によって、理論と結び付ける事が出来ました
よって議論異論もあるかと思いますが、そこを伝える事で成果が上がっている(ゴルフ上達)ので、まんざら間違っていないと感じています。

要は、「ゴルフ」と言う上手くなりにくいスポーツは、人の運動理論を知らないと相当上手く行かないと言う事です。
言い換えれば、野球サッカーなどゴルフ以外のスポーツ、或いは音楽は、そこを知らなくても、能力の高いプレーヤーになりやすいとも言えます。
その証拠にゴルフで100を切れない人は80%と言われ昔も今も変わりません。それって他のスポーツで例えたら、ゲームにならない。音楽ならメロディーを奏られない状態、だから音痴に該当してしまうのです。
でもその方、本当は音痴でない方が大半な筈です。何故なら野球サッカーテニス、或いは楽器演奏はそれなりに出来るから。
また、理論を知らなくても能力の高いプレーヤーになれる。についてもゴルフは、近年劇的な変化が起こりました。
ここ数年で、世界ではゴルフスイング理論が確立され、プロゴルファーのボールの飛距離が格段に上がり、パッティング始めボールコントロールの技術が進化した事は大半の方がご存知の通り。

と言う事は、理論が一般にも認知されつつある現状から察すれば、100を切れないゴルファーが80%以下になる可能性も、今後高い確率であり得るとも言え、自分は現在、その役割の一助になり得る気がしています。

私はゴルフ好きから始まりゴルフが生業となりましたが、能力の高いプレーヤーのスイングは気にしながら参考にして来ましたが、所詮真似できるか?しかないと思っています。

初心者、子供、上手くなりにくい方々は、自分の予想をはるかに超えた動作を見せてくれます。そこにはゴルフの不思議さをひもとくヒントといつも向き合っているような気がしていました。そして自分なりのゴルフ理論が少しだけ確率された気がしています。

そして、また更なるバージョンアップを目指して。



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