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ゴルフの練習について

ゴルフを覚えるためには、練習しなきゃ上手くならない。

でも、練習すればうまくなるの?

ここに、事実があります。

一般男性、レギュラーティーからプレーして、スコアー100はもう打たない。

って言う人、昔も今も2割程度と言われています。

残念ながら練習しても上手くなってない、と言えると思います。

そもそも「練習」とは、

心理学的には、精神的または身体的作業の望ましい方向への変容(作業時間の短縮、質の向上など)を目的として、その作業を反復することと説明される。したがって練習には、作業を反復して行う側面と、その結果として作業が望ましい方向へ変容していく側面とがある。前者を「練習活動」、後者を「練習効果」という。また、練習者がその目的を意識して作業を反復練習する場合(たとえば、計算練習、野球の守備練習など)を「有意識練習」、目的を意識しない場合(たとえば毎日無意識に行う着替え、掃除など)を「無意識練習」という。[中原忠男] 日本大百科全書より抜粋

だそうです。反復する事により、望ましい方向へ変容(ゴルフで一般的にスコアーが良くなる)する為の事であるとも言えるのでは。

練習活動、練習効果、有意識練習、無意識練習、何れにしても変容が無いと言う事は、練習に該当しない、とも言える。

それが、ゴルフでは8割もの人に該当しているのに、それに気付きもせず、気付こうともせず、気付かせてもあげられない。

酷な良い方をすれば、下手を固めている人が殆どだと言う事です(失礼)。

ゴルフの歴史が百数十年だとして、なぜこんな事になっているのか?

その理由のひとつとして、ゴルフを子供の頃から始め、アスリートとして高いレベルを目指した経験者が、大人になっても続けている他のスポーツ(野球、サッカー、テニス、卓球など)に比べ、圧倒的に少ないからと、自分なりに考察している。

もう少しそこについて続けると、子供の時にはじめた運動(音楽も)は人間としての絶対的身体の連携やバランスが自動的に備わっていく(練習により変容がほぼ確実に行われる)仕組みがあり(それについてはここでは割愛)、その上で経験していくパフォーマンスの上げ方(ボールを飛ばす、カップにボールを入れるなど)の理論的説明は出来なくても、大人になっても感覚が備わっている(経験者)ので、大人になって始めようとする、始めなくても評価しようとする、教えようとする者に対して、異見や異論、正論も言い合える環境が出来やすいが、ゴルフにはその環境がほぼ無いと言える。周りでアスリートとしてジュニア時代にゴルフをやって来た方いますか?せいぜいひとりふたりいれば良い方じゃ無いですか?

要するに、殆どの人はゴルフ未経験者。未経験者同士が、ゴルフを分かった気になって言い合い、受け継がれてきた結果が、現況の事実であると言うことだと思うのです。

なので、クラブや身体の動きが理論的に科学的に解析が進んだ現代で、諸々が明確になってくるに連れ、ゴルフで良く言われ続けてきた用語が否定される事も増えて来たとも言える。しかしそれを理解したり、説明できるレベルには未だ未だなので結局、練習が練習で無いが継続されている。

そんな中、自分なりにゴルフの仕事に関わって十数年に感じて来た違和感(上記に書いたことなど)をちょっと、払拭出来るんじゃ無いかと、思いはじめてきた。

それが、お題の「ゴルフの練習とは何か?」である。

具体的には、今後綴っていこうと思うけど、世の中のある数は、知らなかったから流されて当たり前のようにゴルフ練習(上手くなりにくい)と思ってやって来た人がいるので、その人々を正論に向かせられたら、面白いことになりそうな気がしている。

今後の展開をお楽しみに。。。


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