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26歳で、銀行員からきくらげ農家に転身。5年後に100億円企業を目指す理由とは?

「株式会社山梨BASE(ベース)」は、山梨県甲州市で、日本では珍しい国産きくらげの製造・販売、にんにく栽培事業、内装工事業、承継整理事業まで幅広く行っている企業です。
SNSや青山・恵比寿のマルシェで人気を博し、所ジョージさんのTV出演の依頼が舞い込むなど、世間の注目を集めています。(2022年6月18日に放送の「所さんお届けモノです!」出演)

前職銀行員の益田さん(28)と共同代表の小林さん(29)が、「BASE」を設立したのは2021年10月と最近の話。「なぜ20代後半から農家に転身し、国産きくらげの栽培・販売に注力しているのか」、その理由につき、インタビューを通して迫ってみたいと思います。

写真中央:益田さん(28歳)

月に1~2回は青山や多摩で行われるマルシェに出展しています。


ーー国産きくらげ栽培を始める前はどんな仕事を?


 私は大学卒業後、新卒で山梨県内の金融機関に入社、法人営業等に従事していました。2020年の3月金融機関退社後、まいたけ製造業のスタートアップ企業や土方のバイトを経て、「山梨県を基盤とし山梨の事業を盛り上げていきたい。事業存続のための基地(BASE)を作っていきたい」という思いから、2021年に株式会社山梨BASEを設立しました。

ーー世間的に安定している銀行員を辞めた理由は?

 「銀行員はめちゃくちゃ楽しかったですよ。お金の回り方を知りたくて銀行員になったんですが、もともと数年で辞めると決めて銀行員になったんですよね」
 「だから法人営業としてとにかく、毎日楽しんでいたんですよね。
朝お客様先に行って、お客様の仕事を1日中手伝っちゃうようなくらい夢中でしたね」と笑顔で語る益田さん。

銀行員時代のお客様とのエピソードを笑顔で語る益田さん


ーー起業・退職のきっかけは?
「銀行の同期だった小林(現共同経営者)と何かやりたいねって言ってて、何も決めずに辞めてから、起業を決めました(笑)」
「紆余曲折あって、二人でまいたけのベンチャーに入ったんですが、
なかなか上手くいかず‥ その時にきくらげの生産について知ったんです。
きくらげの生産をするにはお金が必要で、建設業(大工系)のバイトをしたりしてお金を貯めていました。きつかったですけど、楽しかったですよ」と
ここでも笑顔で語る益田さん。

ーー一見、関係ないと思うこともいまも身になっている

 「建設業の時の経験がいま会社でリフォーム業もやっているんですが、
そちらにつながっていたり、銀行員時代のつながりが今の仕事の関係者につながっていたり、実は一見関係ないことが今の仕事につながっているんですよね」

ーーそして、きくらげの菌床原木を購入。生産工場設立。
「いま、きくらげの菌床原木を購入して自社工場で生産をしています。
また、たまたまの出会いなんですが、きくらげの薬膳料理を提供しているお店(おもてなし薬膳せっちゃんごはん/山梨市 ※下部URL記載と提携して、
そちらのお店の方にインタスタグラム用の写真を撮影いただいているんです。インスタグラムにうまく写真を載せてくれているので、助かっているんですよね。ほんとに人のつながりって大きいですよね」

きくらげの菌床・自社工場
きくらげの菌床原木

ーーTVに出演したきっかけは?
「これもたまたまなんです。恵比寿のマルシェの特集・宣伝で仲良かったお知り合いの方から声かけてもらって、たまたま依頼がきただけなんですよね。TVで所さんがうちの商品をおいしいって言ってくれたのはうれしかったですねえ」

将来は売上100億円企業へ!

ーー今後取り組んでみたい目標などあれば
 
 
「常に3年後を描いて構想しています。きくらげと地方とのコラボ商品でしたり、加工品の生産を福祉施設にお願いしていて雇用を生み出したり、海外展開も考えています」
「売上は3年後に売上10億、5年後売上100億円企業を目指しながら、いまは、加工品の製造・開発、ラベルづくり、ラベルデザイン、パック詰め大変なこともあり、まだまだ全然遠いですが、日々役員で事業目標を決めています。毎日大変ですが、将来を考えるのは楽しい日々です!」

ーー読者に対してメッセージをお願いします
 私も始めたばっかりですが‥「楽しんでください!」の一言です。
「会社勤めを辞めたからには、大変なこともありますが、楽しんでやってください!」

取材後記(実際に購入したきくらげを食べてみました!)

「自分は人に恵まれているだけです」と言い切る、山梨BASE(ベース)益田さん。
「『こんな食感のきくらげ食べたことがない』って言ってくれる方の声を聞くのがほんとに楽しいんです」と笑顔で話しているのが印象的でした。
益田さんのきくらげ構想が広がっていくことを願う取材班でした。

取材班で青山ファーマーズマーケットで購入したきくらげを実際に食べました!
本当においしく、いままでのきくらげは何だったんだ‥??
というレベル。ネット販売でも購入できるそうなので、ぜひお試しください。

看板商品の生きくらげ。ぷるっぷるの食感で食欲をそそります。
食べ方は益田さんおススメのごま油と塩のみ。きくらげの固定概念を覆すので、ぜひご賞味あれ!
デザインも社長の益田さんが手がけるきくらげ醤油


きくらげ醤油が最高に白飯に合います。美味でした!


「BASE 甲府きくらげ」さんの野菜は、以下にて購入可能です。ぜひあなたも「国産きくらげ」の新食感を堪能してみてください。

■甲州きくらげのオンライン
 Instagramできくらげレシピを公開
https://www.instagram.com/96kikurage/

■青山ファーマーズマーケット 
※不定期で出店中。出店情報は以下Webサイトをご参照。
http://farmersmarkets.jp/vendors-sat/

おもてなし薬膳せっちゃんごはん(山梨市)
※記事の中で出てきた、きくらげの薬膳料理のお店
https://www.89zengohan.com/

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【株式会社山梨BASE】
住所:〒306-0111 茨城県古河市大和田601-1
電話:090-7907-7028(電話受付時間9時~17時)


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記事 ネツマサヒロ

 (終わり)


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