<おまかせ投資を続けるポイント>〜3つの要点を押さえておく〜
もうすでに「おまかせ投資」を始めている人も、これから始める人も、投資を始める時は、以下のような不安を抱いているのではないでしょうか?
●投資は元本保証ではないので、損をするかも?というリスクが怖い
●いったい何に投資すれば、資産を増やすことができるのか分からない
投資というのは、様々な情報を分析して、将来価格が上昇しそうな銘柄を発掘、利益を見込んでお金を出すことだと思われるかもしれません。
確かにそれも投資の1つの手法です。
しかし、投資にはシンプルかつ「王道」的な手法があり、それには3つの視点を持つことが重要と言われています。FOLIOサービスで言えば「おまかせ投資」は、この3つの視点を満たす投資の一つです。
1)リスク許容度の範囲内で投資すること
投資において大切なことの一つは、そもそも自分が「どのくらいのリスクに耐えられるのか?」ということを冷静に見極めることです。
ここで言うリスクとは、不確実性の度合いである「変動幅」のことを指します。
「リスク」と聞くと、何かネガティブなイメージがあるかもしれませんし、「危険性」に近い言葉のように思うかもしれませんが、決してそういったニュアンスはないのです。
リスクが小さいとは変動幅が小さいことであり、リスクが大きいとは変動幅が大きいことを意味しているに過ぎません。
上の振り子の図のように、一般的にはローリスクのものはローリターンであり、ハイリスクなものはハイリターンなのです。
高いリスクを受け入れるからこそ、変動幅が大きいわけですから、結果的に高いリターン(収益)を得ることをできる可能性は高くなります。
反対にローリスクであれば、ローリターンしか見込めないということです。「ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン」ということをあらためて理解する必要があります。
「どのくらいのリスクに耐えられるのか?」ということを「リスク許容度」と呼びます。
リスク許容度は人それぞれなので、具体的な金額の変動幅をイメージしてみると分かりやすいかもしれません。
例えば10万円を投資するとして、1年後にこの10万円が上昇するケースだと12万円になり、下落するケースだと9万円になったとして、この変動幅について自分がどういう心理状態になるのかを想像してみてください。
もし、値動きが気になって、不安で夜も眠れない状態になるようなら、それはリスクを取り過ぎている可能性があることを示しています。
しかし、リスク許容度を自分で測定するのはなかなか難しいことです。
FOLIOのおまかせ投資では、自分の①年齢、②年収、③預貯金の3つの項目に回答するだけで、リスク許容度を簡単に測定することができます。
リスク許容度の範囲内でリスクを取ることで、落ち着いて自分に合った投資を続けることができます。
2)世界に分散投資すること
世界中で、どの国・地域・企業が飛躍的に経済成長するか、どの金融商品(株式や債券など)が上昇するかなどを、ピンポイントで当てることは極めて難しいことです。
しかし長期的視点に立つと、今まで世界経済は緩やかながらも着実に経済成長しています。
ですからその恩恵を受ける形で、世界中の金融商品に幅広く資産配分して分散する投資手法であれば、ほんの数年間だけ見れば国・地域や金融商品ごとに上振れや下振れはするものの、堅実に世界経済が成長してきたことは、歴史が証明しています。
また、「卵は同じ籠に盛るな」という有名な投資格言があります。
これは複数の籠に分けて卵を運ぶことで、全ての卵が1度に割れてしまうという最悪の事態が起こる確率を少なくできることを教えてくれています。
この例でわかるように、1つの国や企業に集中投資するのではなく、複数に分散投資することで、持っている資産や銘柄の価格が変動するリスクなどを軽減することができます。
「一つに集中せずに、分散して投資をする」と一口で言っても、何をどう分散して投資したらいいか? これはとても難しいですよね。
分散投資の考え方は極めてシンプルですが、自分でこのプロセスを忠実に実現しようとすると、なかなか大変です。
例えばFOLIOのおまかせ投資では、1)で説明した通り、3つの項目からお客様のリスク許容度を測定し、そのリスク水準の中で期待リターンが最大となるようなニューヨーク証券取引所又はナスダック証券取引所の上場投資信託(ETF)の最適な配分比率(*注1)を自動で計算し、ETFの買付も実施してポートフォリオを組成します。
3)定期的にリバランスすること
複数の金融商品に分散投資している場合、定期的に資産配分比率の見直しすることが重要です。
これは当初は最適な資産配分比率であっても、時間の経過とともに、例えば保有する世界株式の資産価格が大きく上昇し、結果的として資産全体に占める保有比率が大きくなった結果、自分のリスク許容度以上にリスクをとってしまっている状態になっていることもあるからです。
1)で説明したように、リスク許容度の範囲内で投資することが重要ですから、定期的な見直しが必要となるのです。
リバランスの目的は、適切なリスク水準を維持することと言えるのです。
このリバランスも2)でお話した世界への分散投資と同様に、実際に自分でやろうとすると難しいのではないしょうか。
FOLIOのおまかせ投資のように、リバランスを必要に応じて適切に行うサービスもあります。
以上1)~3)の投資の王道を、FOLIOのおまかせ投資ではすべて「おまかせ」することができるのです。
(*注1)「最適な配分比率」とは?
最適な組み合わせ方法については、まず投資対象の各金融商品のリスク(変動幅)と将来期待されるリターン(収益)を過去のデータから算出し、それらのデータとアルゴリズムを用いて最適な金融商品の配分比率を計算します。
自分がとれるリスク水準が定まれば、リターンが最も高くなる最適な配分比率が決まることになります。どのようなリスク水準をとるべきかについては、上記1)で説明した自分のリスク許容度の範囲内とするのが大切です。
なおアルゴリズムは、「金融工学」と呼ばれる金融市場を数理的に解析する学問分野の「現代ポートフォリオ理論」という理論に基づいて設計されています。
なお、現代ポートフォリオ理論は1990年にノーベル経済学賞を受賞している、金融業界では極めて有名な理論です。
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