見出し画像

【プロフィールVol.2】長女(猫)、みぞれを家族に迎えた日。

おはようございます。今日もまだ梅雨も明けてないのに、カンカン照りの暑さです。

今日は2年前に、家族として迎え入れたみぞれのお話。

みぞれは、ペットショップの売れ残りセールになっていた子でした。

それまで、我が家では何かのタイミングで保護猫を迎え入れようと考えていました。息子のコザルが1歳でまだまだ目が離せませんが、一緒に育っていくことの大切さはあるよね、と幼い頃にワンちゃんや猫ちゃんと一緒に育ってきた夫も同意でした。


近所にある大型ショッピングモールのキッズフロアの一角にあるペットショップは、家族連れや小さな子どもたちでいつも賑わっていました。ただペットショップからお迎えするのは違うかな、と夫と話していたんですが、いつもケージの中にいる2匹の猫ちゃんになんとなく惹きつけられていた私たち。ショッピングモールでコザルのアイテムを買いに行くたびに、「まだいるね、あの子たち。」と話すようになっていました。

その数週間後、一緒のケージにいたもう一匹の同じ種類の猫ちゃんがおらず、1匹になりました。お店の人に聞くと、系列店に引っ越しをしたとのこと。実は姉妹だったその二匹。月齢も重ねてきていて、おそらく一番売れやすい時期を越していた時期でした。「寂しくなちゃったね。誰か見つかるといいね。」と話す日々に。

これを書いてる今でも、本当に日本のペットショップ事情どうにかならないかなぁと心が苦しくなります。ペットショップのある位置も、子どもたちが多くいるフロアにあえて出店していることにも疑問。本当に子どもにとっていいんだろうか…?動物と一緒に暮らし、共に家族として生きていきたい人がたくさんいるのはわかるんですが、生体展示販売は衝動買いを促す効果もあるし、必要以上に生体を増やし過ぎている気がします。

そのまた数週間後、今度はその子がセールになっていました。最初の値段から半額以下に。その様子を見て耐えられなくなった夫は、「うちで迎えない?」と家に帰ってから相談してきました。私は正直、まだコザルで手がいっぱい。仕事も復帰して間もなかったので、ちゃんと見てあげられるか不安だったのを覚えています。でもどんどん大きくなるともっと引き取りの確率が悪くなってしまうこの子のことを考えると、我が家に迎えるのがいいかもしれないとも思いました。お店に戻って、初めてこの子を抱っこしました。甘えん坊な女の子。コザルも興味津々でした。

「まずは、お家をこの子を迎え入れるために整えよっか。」

そうして数日後、みぞれは私たちの長女になりました。
みぞれの由来は、雨色のグレーと、雪色の白の二色を併せ持っていたので
雨と雪の間の霙(みぞれ)にしました。

お家に迎え入れた次の日のみぞれとコザル

みぞれは思っていた以上に人懐っこく、しきりになでなでしてと擦り寄ってくる子でした。また人の膝上にも自分から飛び乗り、私たちの後をついてきたり、力加減のわからないコザルを噛むこともなく、楽しく遊べる子でした。誰かがお家に来ても、人が大好きなみぞれ。初対面で隠れることなく、しっかりご挨拶します。あなた本当に猫ちゃん?笑
どうしてずっとケージに残っていたんだろう、こんなに可愛い子なのにと何度も思いました。我が家と猫人生、ゆっくり共に過ごしていこうね。

ソファーに座っていると、割り込んでくるみぞれ。

今でも、ペットショップという媒体を通したのはあまり良くなかったな、と思っています。でもみぞれと出会ったからこそ、その想いはもっと強くなりました。ペットショップという媒体は、本当に必要なのかどうか、大事な命の扱いを粗末にしていないかと、通るたびに考えてしまいます。日本の動物に対する考え方、少しずつ変わるといいなと思います。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?