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【日本暮らし記録Vol.4】七夕に願いを込めて|いつかは変わる景色を写真に残すこと。

あれ、あれれ!七夕の日にこんなに晴れているなんて、ここ数年なかったのではないでしょうか。今年こそ、天の川が見れるのでは?

と期待しましたが、夜には曇ってくるそうです。残念。

梅雨の束の間の青空。


でも今日は朝からたくさん写真を撮りました。朝起きると体が軽くてなんだかいい感じでした。
今日しかない!!!
コザルの登園模様、夏バージョンです。
できればこれから季節が変わっていく毎に撮れたらいいなあ、と思って企画中。
もうすでに春がないことに気づいたんですが、続行します。(・・・。)

これ結構朝からきついんです。いつもより30分は早く起きて準備をして出発をしなければなりません。夏になるにつれて陽が早く登るので、コザルは余裕で起きられるんです。それはいいんですが、私の体力に問題が。
普段なら自転車で行って、園について準備して帰ってくるまで20分くらいなんですが、カメラを構えながら楽しく登園しないといけないので、倍以上の時間がかかります。しかもかなり暑い。朝の7:20なのに、もう昼間の12時なみの太陽の光の強さです。

同じ背丈までに成長している雑草。影の濃さが太陽の強さを表してます。

しかしこの撮影をしていると、コザルの成長が見てとれることに気づきました。ママはカメラで写真を撮るということがわかってきています。「ちょっとここに立ってみて」と言うと立ってくれるようにもなりました(2秒)。
後ろからカメラを構えると、「なあに?待つの?」と確認してくれたり、こっちに戻ってきたり。前のような無関心さは無くなってきていました。
それでも一つひとつの動作がとても早いので、ピントを合わせるのが難しくなったことも成長のひとつ。私も撮り方を変えなければなりません。

今日、登園の様子を撮りながら、今年度いっぱいでここの街を離れるご家族のことを考えていました。そのご家族が、園までの道のりを歩くのはあと何回なんだろう。同級生のお友だちが、同じ景色を見て思い出してくれるだろうか。人の記憶は、本当に曖昧なものです。新しいことに慣れるためには、古い記憶を忘れる必要があります。でもその古い記憶も、匂いや音、目からの情報で思い出せることがあります。私が撮る写真は、その一部です。だからこそ今、コザルの何気ない日常を写真に残しています。将来コザルがどこに行こうとも、ここで過ごした日々を思い出せるよう、少しずつ写真をとっていきます。

そして私がカメラマンである限り、写真家であるかぎり、誰かの思い出が、遠い遠い記憶の片隅であったとしても、姿・形が変わってしまったとしても、写真を見返すことでかけがえのない日々を過ごしてきたことを思い出せるような、そんな写真を撮っています。
何気ない日常も、案外いいものなんです。

七夕の短冊には、こう書きました。
”私たち家族みんなが、今という時を元気よく過ごせますように。”


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