S-WORKS DEMO8のホイールメンテナンス

皆様こんにちは。FORZA風間です。
先日の全日本ロード応援ツアーは
恵理選手の優勝という最高の結果で締めて頂き、

私や参加した皆様にとっても最高の思い出となりました。
あのホイールにシーラント入れたの僕なんですって
しばらく自慢しようと思います。

さて、作業というものは似たようなケースが続くもので、
今回お持ち込みいただいたのは

いつもDHで遊んで頂くN様ご夫妻
奥様の乗るSW DEMO8

このバイクでグリーンシーズンは毎週のように
ゲレンデをかっ飛ばして頂いています。

こんな感じで先日のふじてんライドにもご参加頂きました。
来月14,15日の白馬岩岳2DAYSにもご参加予定。
毎週御夫婦で仲良くDH。
とっても素敵です。

さて、お預かりしたホイールの症状というのは
前輪に荷重をかけてバンクさせると、異音がするというのも。

実際に私の方で試してみるとゴリゴリというか
ミシミシというか、ハンドルに振動が伝わる程の
嫌～な音が鳴っています。

症状的に十中八九ハブベアリング周辺の問題だろうということで
確認するとベアリングはそこまで酷くないものの
回転が渋くなっており、ゴリゴリしています。

ベアリングが浮いていたり、キャップ類の破損はありません。

100％ベアリングと確定したわけではありませんが、
いずれにせよ交換する必要のある場所なので
まずはベアリングの交換から作業してみて
異音が残るか確認してみます。

20mmアクスルのハブベアリングは手持ちのプーラーだと
抑えの高さが足りないのでアダプターをいれています。

ベアリングを抜きました。
受けの状態にも特別以上は見られませんね。

新しいベアリングに交換していきます。
定番商品日本製のNTNベアリング。

シールの中のグリスは詰め替えておきます。
前回のロードと違い、耐久性重視。
回転は少し重くなりますが、DHという遊びの性質上
競技をする訳でもなければ長持ちした方が嬉しいですからね。

シールの上からはより耐久性、
耐水性の高いグリスでフタをします。

グリスの詰替え等を行い下準備が済んだら
圧入していきます。

圧入作業の一番気持ち良い瞬間。
ヌルっと圧入完了です。

このハブはシールドベアリングの上から
金属シールを圧入しエンドキャップを保持するタイプ。
最後にキャップも圧入し完了です。

金属シールは割と華奢なので無理やり圧入すると
変形、破損したりここまでの作業が水泡と帰すので
真っ直ぐキレイに入るように慎重に作業を行います。

ベアリングを打ち替えて走ってみると
キレイに音鳴りは消えておりました。

音鳴り関係は原因にあたりをつけて
一つ一つ潰していく作業なので、
一発で改善されるとハッピーハッピーな気持ちになります。

これでまた楽しく乗っていただけますね。
次は旦那さんのDHバイクの作業っと,,,

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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

BIKE SHOP FORZAの風間（カザマ）でした。
それでは。また。

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