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誇れるもの(4年 #5 小西 輝弥)

進学・就職を目前に最後の最後まで活動を続けた、今年の卒業生6人。
逆境を乗り越え、チームの軸としてFORZAを支え、卒業前最後の大会では、創部初となる大学日本一の達成に導く活躍を見せてくれました。
そんな彼らが、4年間の経験や思いについて綴りました。ぜひお読みください。
5人目は、#5 小西 輝弥(こにし てるや)です。

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皆さんこんにちは小西輝弥です。FORZAで活動した4年間について書きました。是非読んでいただけると嬉しいです。

昨シーズンのこと。頼れる4年生と同期が、過去最高の成績を残した。
でも、自分が試合に出場できる時間は短く、チームの勝利は嬉しかったが、自分自身は不完全燃焼だった。来年こそは試合に出て活躍してやると、そう思っていた。


そもそも昨シーズンは、ジンガ移籍だったり、ピボ転向だったり、自分にとって変化の年だった。
トップチームに上がって間もなく、試合の出場時間が確保できていなかった自分はジンガにレンタル移籍を勧められ、受け入れた。また同時期、フィクソで試合に出れず、ピボで起用されることが多くなった。
正直、FORZAで練習や試合ができる皆がうらやましかったり、もっとフィクソに挑戦したいという気持ちがあった。

だけど、これは完全に自分にとって転機だった。
ジンガの練習で、奏太さんから個人的に個人戦術やチーム戦術のことを指導してもらえることが増え、フットサルへの理解が一層深まったこと。
加えて、自分が1~2年の頃に憧れていたFORZAのOBの先輩たちとプレーして、直接見て学べたこと。
ピボになってからは、フィクソの時は分からなかったピボの大変さが分かったし、点も取れることが多くなり、フットサルがより一層楽しくなったこと。
フィクソとピボのどちらもできるようになったことは、自分の大きな武器になったと思う。

結果的にこの決断をしてとてもよかったと思ってるし、勧めてくれた奏太さんにはとても感謝している。
この2つの経験のおかげで、プレー、ポジションの幅が格段に広がった。
寂しさと嬉しさを感じながら、半年でジンガへのレンタル移籍を終えてFORZAに戻った。


しかし、今シーズン満を持して迎えた、4年生としての九州インカレ。自分のミスから失点し、予選敗退。最悪な結果でインカレを終えた。
最高学年として自分が思い描いていた姿とは、かけ離れたプレーだった。やってはいけないプレーを選択する集中力のなさ、自分に嫌気がさした。

そこからオフ期間に入り、引退するか、ジンガ移籍など色々悩んだ末にFORZAに残る決断をした。
理由はいろいろあったが、自分が1番成長できる環境がFORZAだと思い、後輩たちに申し訳なく思いつつ残らせてもらった。そこから半年は頼れる同期がいなくなり、後輩たちと自分自身で試合に勝たないといけなくなった。
そんな環境でプレーして、セットやチーム全体のことを考えたり、ベンチから大声出したり、今までほぼ先輩や同期に頼ってきたことがいかに大変か思い知らされた。
でも、ベンチからピッチに声掛けすることが増え、セットでも自ら話し、チームのための行動が少しではあるが、増えた。
チームとして結果は出なかったが、個人としては1番成長できた半年間だったと思う。FORZAに残ってよかったと思った。

トップチームの後輩たち、今シーズンはなかなか苦しい1年になりましたね。4年生として上手くチームを引っ張っていけなかったことを、申し訳なく思います。
でも、苦しいシーズンの中でも印象に残っているのが九州大学リーグ最終節の全国がかかった北九大との一戦です。ふとベンチに戻って試合を眺めていると、後輩のみんながベンチからも声を出して、ピッチの中でも堂々とプレーしている姿があり、この半年間は無駄じゃなかったと心から思えました。半年間、反骨心をもって練習に取り組んだ結果だと思います。
でも、まだまだ強いチームにはなれていないと思うので、一人一人がチームを引っ張る選手になってほしいと思います。活躍を期待しています。


サテライトの後輩たち、2年ほど指導に関わらせてもらいました。ありがとう。自分から伝えたいことは2つです。
1つ目は過去の偉大なOB達の言葉に似ていますが、「自分のできることに焦点を当てて、自分のできることを増やしていってほしい」と思います。
自分は強烈なシュートやドリブル、守備の強さとか突出した武器があるわけではなかったので、その分全力で自分のできることに焦点を当てて頑張りました。
例えば、シュートのタイミングでセグンドに絶対入るとか、トランジション起きたら突っ込まずに撤退ラインまで下がって対応するとか。
フットサルやってる人なら、「当たり前やんそんなの」って思うかもしれないけど、この2つができるかできないかでは1点入るか入らないかが大きく変わってくる。この2つだけじゃなくて、基本的なことをもっとできるようになってほしい。
奏太さんや強化部から教えてもらっていること、考えて練習すれば自分にもできるなっていうことを増やしてください。突出した武器がない人でも、フットサルが楽しくなってくると思います。

2つ目は、最後まで続けること。もちろん無理にとは思いません。
フットサル以外に大事なものもあるし、熱くなれるものが見つかったら、辞めるのもありだと思う。でも、試合に出れないとか、練習がきついとか、もっと遊びたいとか、そういう理由なら踏みとどまってほしい。
自分も3年までほとんど安定した出場時間を得られなかったし、チームが優勝してるのに1人だけ悔しくて喜べない時もあった。朝練がきつい、だるい、わかります。でも、4年になって試合に出れるようになってきて、今まで以上にフットサルが楽しいと感じることが増えました。
続けてみないと、得れないものもあります。頑張ってください、期待しています。

最後にメッセージを少し
奏太さん
4年間、ご指導ありがとうございました。フットサルが楽しくなったのも、ここまで熱くなれたのも、最後まで続けることができたのも奏太さんの指導や人柄があったからでした。ジンガ移籍やピボ転向だったりと、自分のフットサル競技においてのターニングポイントを作って下さったおかげで、競技面でも人間面でもすごく成長できたなと思います。
本当に感謝しています。ありがとうございました。

同期へ
本当に4年間ありがとう。
タムラ、クボタ、土田は2年からトップで活躍してて、常に刺激を与えてくれる存在でした。いつか一緒に試合に出たいなと思っていたので、最後の1年は一緒に出れる時間が長くて、本当に楽しかった。
康太は、サテライトで同じセットが多かったから一緒にいる時間も話す時間も長く、いろんな愚痴を言い合ったりで楽しかったです。康太がサテライトのキャプテンになってから、俺が指導の時は助けてもらってた気がします笑、ありがとう
立石は、いつも試合前にキーホルダーやメッセージをくれたり、緊張してたら話しかけてくれたりで、本当に助かりました。
マネージャー1人の時期もあったのに、1人でチームを回してたのがすげえなと思ってました。同期の中で1番すごいな、多分。
5人それぞれに尊敬できる部分があって、1番フットサルを好きな学年だったなと思います。君たちとフットサルができてほんとに楽しかったです。たまには飲みいこうな!(仕方ないからはやとも入れてやるよ)

他にも、応援してくれた家族、友達、偉大な先輩方・スタッフ・トレーナーの皆さんおかげで、FORZAでの充実したフットサル生活を過ごせました。
ありがとうございました。とても感謝しています。


最後に。
この大学4年間で、自分の人生で誇れるものが1つ増えたことを本当にうれしく思います。それくらい、今までの人生で1番熱く頑張れたものだと思います。4年間ありがとうございました!
これからもFORZAの活動を、影ながら応援しています!

Vamos FORZA!

#5 小西輝弥
学年:4年
学部:経済学部
出身地 / 出身高校:長崎県 / 島原高校



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