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4年間で手に入れた宝物(4年 #96 松本 裕介)

4年の春、進学・就職を目前に本当に最後の最後まで、大半が活動を続けた、今年の卒業生9人。
最後の1年では、史上初となる3つの全国大会出場を勝ち取りました。
そんな彼らが過ごした4年間を、ぜひお読みください。

5人目は、 #96 松本 裕介(まつもと ゆうすけ) です。

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1年生の頃からたくさんの先輩方の卒業noteを見てきて、いつか自分も書く日がくるのかと思っていましたが、ついに来ました。
無事に途中で部活を辞めたりせず、書くことができて少し嬉しい気持ちです。(笑)

自分語り多めで長い文章で読みにくいと思いますが、読んで頂けると幸いです。

少しだけ過去の話を。

大学2年生の頃、トップチームで試合に出場し、たくさんの経験を積ませてもらえた。
今までのnoteで書いてきたけど、当時は試合には出させてもらっていたけど自信もなく消極的なプレーが多くて何もチームに貢献できず、とても悔しい思いをしたのを今でも覚えている。

そこから1年間頑張ろうと思い、望んだ大学3年次。

しかしその1年は試合に関わることがほとんどなかった。
トップチームにはいるものの、試合ではベンチ外の日々。
経験させていただいたもの全てが無になっていく1年間。

自分の実力不足でしかないのに逃げて、努力することをやめ、体も心も腐っていった。
そんな中、4年生が引退し自分たちが最高学年になって迎えた東京フェスティバルと神戸カップ。
幸いにも出場機会を与えられたものの、当然何も力になれなかった。

神戸カップ参加時(2022年3月)

そんな自分に、すごく嫌気がさした。
小さいころからサッカーを続けてきたけれど、こんな気持ちになることなんて1回もなかった。
苦しかったし辞めようとも思ったけどそれでも、心のどこかでこのチームメイトと全国の舞台で試合に出たいと思う自分がいた。

「人と比べるのではなく、自分のできることに集中する」
去年の翔太さん(R4卒 麻生)の卒業noteに書いていた内容で、自分の状況を変えてくれる、そんな言葉だった。

自分にできることって何だろう。
4年生になったタイミングで、一度考えてみた。

「あれ、なにができんの。」

できないことはたくさん出てくる。なのにできることが出てこない。
上手いドリブルができるわけではない、打てば入るようなシュートも打てない、戦術理解度が高く賢いプレーもできない、だったら走りで貢献できるのか、いやチームで一番走れない。

できることのビジョンが、何も見えなかった。
だから、考え方を変えてみた。

マイナスのパラメータをなくせば実質プラスやんとか、今後の練習の内容(主に戦術面とか)身に着ければプラスにできるやんとか、本当に単純なこと。
武器がない、特に何かうまいプレーができない選手でも、戦えないかと言われればそうではないと思う。
自分はできないことが多いからできることを増やす、チャレンジし続けることを意識するようになった。

周りからするとレベルが低い考えやなって思われるかもしれないけど、自分は自分。試合に出るために、自分がどれだけ変われるか。
それがどれだけ大事かは、過去の先輩たちの振る舞いやnoteを見てきたからよくわかっている。

よく「努力したものが成功する」とか聞くけど、別に成功しなかったら努力はなかったものになるのかというと絶対違うと思うし、むしろ頑張って挑戦し続けたその「過程」が大事だと思っている。

その「過程」は誰からも馬鹿にされていいものじゃないし、自分の人生の財産になる。

そう考えるようになって練習ではできることはやってきたつもりだし、動画も何回も見返して自分にできることを増やす努力を続けていった。

時には自分だけで答えが出せないときは周りに聞いたり、圭祐(#14 窪田)は僕の悪いプレーとよかったプレーを切り取って練習後に送ってくれて指摘してくれたり。

(その時よく怒られて厳しい言葉を言われたけど、チームメイトの為に時間を割いてフットサルに尽くしてる圭佑に一生ついて行こうって思いました。)

自分は周りのチームメイトみんなに支えられてました。

そこからは自信になってプレーも上手くいくようになったかというと、そうではなかったけど少しずつ出場機会も増え、自分自身でも闘えてはいるのかなって実感を得ることができた。

1stセットでかず(#11 宮本)・真平(#7 土田)・圭祐(シーズン当初は遼大(#6 加藤)、インカレの時は光稀(#10 小原))っていう最強3人組の中でプレーするたびに緊張していたけど、自分が点決めた時に喜んでくれるのがめっちゃ嬉しくて、このチームメイトの為に頑張ろうって思えました。
このセットでやるのはすごく楽しかったけど、自分が下手すぎて迷惑ばかりかけて、もっと上手くなって3人を助けたかったな、ごめんね。

自分のプレーがチームの力に1%くらいしかなれてないような気がしたけど、それでもチームの1%にでも力になれてたらすごく嬉しいなって気持ちでいっぱいだった。
ラスト1年間、腐らず頑張れて本当に良かった。
頑張れたのはみんなのおかげです。

正直、自分の人生の中で他人に1番自慢できるくらい最高な時間で、宝物になりました。本当にありがとう。

自分語りが長くなりすぎたので少し後輩たちにメッセージを。

個人名書いて、君たちはこうしていけ、君らは頑張れとか書こうと思ったけど他の4年も書くだろうし書き始めると皆に書きたいこと山ほどありすぎて長すぎる文になりそうだから、僕からはただ一言。

FORZAでの活動を本気で取り組んで、楽しんでください。

この言葉は睦樹さん(R3卒 萩野)が昔のnoteに似たようなことを書いていて、「本気で取り組んで楽しむって、どこまでやったら本気?」とか色々と考えていたのですが、自分なりに考えて取り組んでみました。
その結果、自分も後輩にこの言葉を残したいなと。

もう楽しんでいたり本気で取り組めていたり、上手くいかなくて悩んだり苦しい思いをしたり、お金もかかって大変な思いをしていたり、色んな思いの人がいると思う。

自分は冒頭で書いたけど、3年次終わるまではうまくいかない中、正直本気でFORZAの活動に取り組めてなかったなと思っていて、それができたのが4年時の1年間だけ。

正直、もう少し頑張れていたらもっと違ったのかなと後悔しています。
人生100%後悔しないなんて厳しいんじゃないかなって思っていて、後悔があるからこそ次頑張れるし、成長できると思うので、みんなには本気で取り組んで後悔して成長して、4年まで続けて最後は笑ってFORZAに入って良かったなって思えたらいいかなと思います。自分がそうだったように。

今後の活躍を楽しみに期待しています。多分試合とか応援行きます。(笑)

4年の皆へ

みんな個性的でうるさくておもしろくて(自分含め)、でもフットサルしてる時はいつも本気でかっこよくて。そんな皆と同じ代でFORZAに入れてプレー出来て、ほんとによかった。

まじ太陽かってくらい明るい性格の雄大、常に挑戦し続け最強になってく光稀、体がゴツすぎる割に優しいくぼりょう、俺に永遠に厳しかったあきひろ、一緒にいると小学生のようにふざけ合えたさとる、イケメンで優しいのに少しぬけててギャップのある健太、よくいじめられてきたけど1番遊んで仲良しだったたくま、試合中にうま!っていった回数が人生で1番多いってくらいドリブルがうますぎた和明。

本当に皆と出会えてフットサルできて幸せでした。
社会人になっても集まったりできたらいいな。
みんな大好きです。

奏太さんへ

全日本選手権(県予選)でジンガに勝った後

奏太さんはあまり覚えていないかもしれませんが、自分が部活を辞めると言った時辛くなったら肩を並べて相談に乗っていただき、試合前日の立ち振る舞いが良くない時道を踏み外さないように怒ってくださったり、インカレ後キャンプに行ったとき自分の成長を褒めてくださいました。

奏太さんにとっては当たり前の事だったり何気ない一言だったりしたかもしれませんが、自分はそれに救われていて「選手」として、「人間」としての成長をさせていただきました。

少し失礼ですが、最初はフットサルが大好きすぎるって印象しかなかった中、指導してもらったり接したりしていく度にフットサルを通してチームスポーツの楽しさや人間性、フットサル以外の部分も教えて下さっている事に気づき、今ではすごく尊敬していて恥ずかしいですが親にも話したりするほどです。(笑)

自分のFORZAに入って良かったと言ったことの中には奏太さんに出会えたことも含まれていて、奏太さんの指導の下プレーすることができて本当に良かったです。

4年生最初の面談で話した奏太さんが望む選手になって恩返しをしたかったですが、できなくてすみません。
でも少しは成長できた姿を見せれたかなとは思うので許してください。(笑)
本当にお世話になりました。

長くはなりましたが、最後に。

自分が活動を続けられたのはみんなと応援してくれる方々、何より両親の支えがあったからでたくさんの人に助けられて頑張ることができました。
感謝してもしきれないくらいです。
自分に関わっているみなさん、本当にありがとうございました。

そしてここまで読んでくれた皆さんには自分の言葉が少しでも支えになったり、FORZAの事を応援していただけるようになっていただけると幸いです。

以上で、noteを終了させていただきます。

VAMOS FORZA

#96  松本 裕介(まつもと ゆうすけ)
学年:4年
学部:工学部
出身地 / 出身高校:福岡県 / 小倉東高等学校


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