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一助 (3年 #1高越 義直)

地域大学フットサルチャンピオンズリーグでの大学日本一を経て、メインの代となった3年生が 2年ぶりのインカレにかける想いを記しました。

8人目は、#1高越義直(たかごし よしなお)です。

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昨年のインカレ九州大会、私は応援しながら試合観戦をしていましたが、敗戦したことの重大さをあまり理解していませんでした。
それは自分自身がチームの目標を完全に理解していなかったり、フットサルに対して全力を注げていなかったためでもあると考えます。

しかし敗戦からの1年間、さまざまなコンペティションや試合、練習を重ねていくことで、チームが目指している目標に対する思いや熱意を理解し、自らも同じ熱量で取り組もうという気持ちが強くなりました。
それにより、インカレの重要性をより深く感じることができるようになりました。

1年前のインカレ九州大会敗退から現在まで、自分の立場は大きく変化しました。トップに帯同させていただいたり、デベロップカップに参加させていただいたり、オーシャンカップではプロとの試合を間近で見せていただきました。どの機会においても、自分の実力不足を実感することになりましたが、それは同時に貴重な経験となりました。これらの経験を通じて、その都度意識を高め、改善のために努力をしてきました。

自分は柔軟な体を持っているわけでもなく、反射神経や身体能力に優れているわけでもありません。そのため、誰にでも取って代わられる可能性があると考え、危機感を持ちました。
そうした自分の立場を見直すことで、もっとフットサルに関わろうという気持ちが強くなりました。練習や試合動画を何度も見直して改善点を探ったり、プロの試合動画や解説動画、切り抜きなどを参考にして、自分にできることを増やそうと努めました。

こうした試行錯誤の繰り返しのおかげで、コラプシングは少し早くなり、フットサルの知識も多少増え、スプリッターから遠ざかることができました。未だに判断に迷う場面や、ディストリビューションの不正確さはあるものの、少しでも1年前から成長できていることを実感することができ、とても嬉しく思いました。

しかし、いくら成長を感じても、成果が出せなければ意味がありません。現在、自分は試合に貢献できておらず、先日優勝を果たしたインカレ九州大会でも何も成果を出すことができませんでした。
今年はメインの代の第3学年であるため、もっと試合に出て成果を出したいという気持ちもありますが、今の自分にはその実力がないのだと思います。
自分は成長を感じていても、それを評価するのは周囲の人間であり、プレーで成長を示さなければ、それまでの意識の向け方や努力の過程も何の意味もありません。

現在、岸和田での全国大会を控えており、自分自身もチームに貢献したいという気持ちからさらに力を入れて練習に取り組んでいます。メインの代であるということもありますが、これから学部の実習や試験に向けての勉強、卒論作成等、フットサル以外にも力を入れなければならないことがこれまで以上に増すため、フットサルに全力を注ぐことができるのは今この時しかないと考えています。

一カ月後に向けて、迫る時間に対して焦るとともに、自分が少しでもチームに貢献できるよう、体調管理をしっかりしたり、時間厳守を心がけたり、フットサル以外の基本的なことに関しても気を配るようにしています。

全国の舞台で全力を出しきり、チームに少しでも貢献したいし、応援したいと思ってもらえる選手になりたいという以前からの考えからも、今の自分にできることを注意深く探し、ひとつひとつこなしていこうと思います。

このような努力の積み重ねが身を結び、全国の舞台でチームメイトとともに笑えたらいいなと考えると同時に、その試合で自分が役に立てることができれば幸いです。

残された時間は多くはありませんが、あと少し、もう少しだけ頑張ろうと思います。
稚拙な文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

#1 高越義直(たかごし よしなお)
学年:3年
学部:教育学部
出身校 / 出身地:富山県立砺波高等学校 / 富山県

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