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1番目立つ脇役

1週間後に迫った、インカレ九州予選。
今年の3年生達が、懸ける想いを記しました。

最後は #14 窪田 圭祐 です。


みなさまの期待通り最後の登場。
今年から長崎大学フットサル部のキャプテンを務めています、3年の窪田圭祐です。

これまで5人の3年生のnoteはいかがでしたか?
これを書いている時はまだお互いにnoteを公開してないので、内容はさっぱり分かりません。

輝弥、康太、裕亮は少し自信のなさげなnoteを書いてて、あやかちゃんはみんななら大丈夫と言ってそう。真平はドンと構えて、でかいことを書いてるのではないかと予想しています。笑

今回のテーマは「インカレと大学日本一という目標について」です。

3年生のテーマはこれだと、ここ数年決まっていたことなので、1年生の頃から自分だったら何を書こうかと考え、日々のトレーニングに励んでいたらもうその日がやってきました。笑

僕の今大会への意気込みと大学日本一への思いが、これを読む皆様に少しでも伝わればと思います。


まとまりの無い文章ですが、是非お読みください。

【1番目立つ脇役】

まずは、「大学日本一」という目標について。

昨シーズンまでは「大学選手権全国ベスト4」を目標にしていた僕たちだが、今シーズンは「大学日本一」を目標に掲げ、4月に僕をキャプテンとして新チームが始動した。

大学日本一という目標を設定するにあたって、昨シーズンの3月に全国大会代替大会である"東京フェスティバル"の1回戦で東京大学に2-6で負けたことがすごく頭をよぎった。

悔しいけど、多分その当時なら何回試合しても東京大学には勝てなかったと思う。そのくらいには差があった。

それから1ヶ月もしないうちに、今年度の目標設定をする機会が設けられた。

部員全員から意見を集め、5~6人のグループで話し合いまとめたものを全体で発表するというものだった。

ほとんどの人たちが全国ベスト4を口にする中、その時僕が提案した目標は


全国ベスト4


大学日本一を目指したい自分もいたけれど、胸を張って大学日本一を目指すと言えるほどの自信が僕にはなかった。

それはなぜか。

"東京フェスティバル"で全国との実力の差を存分に見せつけられたこと。
結局僕たちに勝った東京大学は決勝まで進んだ後に、強豪多摩大学に負け、多摩大学は全国2連覇という形になったこと。

上から決勝戦を見てたけど、あの舞台にはこのチームではまだ行けないと思ってしまった。
他のみんなもそうだったと思う。

それからキャプテン、副キャプテンを中心に幹部ミーティングで話し合いを重ねた。

その中で出たのは、
「周りの相手がどのくらい強いから自分達はこのくらいまで勝てるだろうで目標を立てるのではなくて、自分達がその目標に向かってどんな行動ができるかが大事。」という意見。

ほんとにその通りだと思う。

もちろん相手がいてこそ成り立つスポーツが故に、相手のレベルを気にすることは当たり前だ。

しかし、このチーム目標の設定においては自分達にコントロールできるものの中で、「自分達が何をどうやってどのくらいする」かが重要だと気付かされた。

そして目標設定をした後に、大学日本一になるためのチームでの行動レベル、個人での行動レベルを決めみんなで実行している。

大学日本一になるための行動って正直わからない。日本一になったことないし。

でも、練習で100%の力で取り組みましょうとか、試合前日の準備の仕方とかは今までのチームと比べてかなり変わったことは事実だ。

全国の大学生の中で1番になるという明確な目標が、みんなの行動を変えたんだと思う。

全員が試合に出れるわけではないし、毎日練習参加してたってメンバーにさえ入れないような厳しい環境で、みんなで1つの目標に向かうことはすごく難しいことだと思うけれど、今年の「大学日本一」という目標はチームを変えるすごくいいきっかけだったと、そう感じます。

大学日本一になれなかったから自分達のこれまでの行動が間違ってたなんてことは絶対にありません。
一つ一つの行動を大切に。
大学日本一まで、淡々と頑張ります。


長くなりましたが2つ目のテーマ
「インカレについて」

早いもので、大学3年生になり3回目の大学選手権が始まった。

1年生の頃は大学選手権?なにそれ?って思ってたら、コロナウイルスの影響で中止になった。代替大会があったものの九州大会は優勝できず、そこで終了。会場に応援にも行けず、大会は幕を閉じた。

2年生の時は、チームの中でも試合に出る時間が多くなり、県大会、九州大会と優勝。九州大会決勝戦での自身の決勝ゴールは今でも忘れません。

昨年度九州大会優勝時

その流れで全国大会も。と思った矢先にまたコロナウイルス。全国大会は中止。頭が真っ白になって、1ヶ月くらい無気力が続いた。

なんのために頑張ったのかほんとにわからない。何度も心が折れそうになった。


当時2年生の自分よりも大きな責任と気持ちを持って挑んだ先輩たちのことを考えると、その悔しさは僕には計り知れない。

それでも前を向いて次のステップへ踏み出す先輩たちの背中を見て、自分はまた来年、再来年もこの舞台に立つチャンスがあるんだと。
九州大会を優勝したのに全国大会に出られなかった先輩たちの分まで背負って、絶対に全国に行くんだと決意することができた。


そして明日、九州大会を迎える。


今年は去年とは違って、気楽に試合を楽しむってことはちょっとできそうにありません。
一応キャプテンなので。笑


去年は、頼もしいとは微塵も思ったことがないけど、3~4年生がいるから何とかなるでしょ。くらいの気持ちでやってたけど、実際に3年生になってみると、チームを引っ張るってどうやるん?って感じ。

チームの引っ張り方がわからない自分だけど、ひとつだけ譲れないもの。

チームを勝たせるキーマンであり続けること

実際にFORZAの試合を見にきたら、真平(#7 土田)が理不尽にシュート決めたり、カズくん(#11 宮本)が理不尽に相手を抜いたりと、僕が目立つチャンスを奪っていく選手たちがチラホラいることに気づくでしょう。

今大会に至っては光稀くん(#10 小原)が帰ってくるから、より一層僕が目立つことなんて無くなる。

目立ちたがり屋な僕だけど、僕がこのチームで1番スポットライトを浴びることはそうそうありません。


だから決めた。
僕は【1番目立つ脇役である】と。
どんなドラマや映画、アニメにも主役がいて脇役がいる。主役を引き立たせるのは脇役。
作品を面白くするのは脇役次第だと思っている僕だからこその考えだと思います。


もちろん僕がいつでも主役になる準備ができていることは、置いといて。笑

このチームが一つ一つ試合を勝ち進むごとに、「なんかあの14番が邪魔だなー」とか。
「なんかしれっと点決めるよなー」とか。
相手チームにそんくらい思われれば十分。

みんながピンチな時、しんどい時、チームには僕がいるから大丈夫。
そう言い切れるくらいの努力と自信は東大に負けたあの日から溜め込んできたから。

みんなも僕もいつも通りが1番強い。そうやって今シーズン勝ちを重ねてきたでしょ。

緊張するなら俺を見ろ。
多分、試合が楽しみでしょうがない顔して1番でかい背中でチームの先頭に立ってるから。


またみんなで九州大会優勝しよう。


今年こそ、本当の全国大会に自分たちの足で行けるように。

大学日本一まで淡々と。


最後に。

毎度毎度応援してくださる友人の皆様、いつもありがとうございます。
フットサルってまだまだ認知度の低い競技だけど、そんなスポーツを頑張ってる自分を支えているのはみんなの応援です。
Live配信等行うと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。
メッセージとかくれるとなお喜びます。

政毅&聡恵(両親)
いつも九州内ならどこの会場に行っても現れますね。もうみんなから顔覚えられてます。
仕事してるのか心配されてたから、仕事はしてないって言っておきました。
いつも通りで息子頑張ります。めっちゃ応援してね。いつもありがとうございます。


真ん中窪田父


本当に長くなりすぎましたが
最後まで読んでいただきありがとうございました。

#14  窪田 圭祐
学年:3年
学部:工学部
出身校 / 出身県:福岡県立新宮高等学校 / 福岡県


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