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目標を現実に(3年 #13福島 樹月)

地域大学フットサルチャンピオンズリーグでの大学日本一を経て、メインの代となった3年生が 2年ぶりのインカレにかける想いを記しました。

2人目は、#13福島樹月 (ふくしま いつき)です。

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今回は、自分自身にとってのインカレについて書いたので、読んでいただけると嬉しいです。

去年の九州大会では、日本一という目標達成のために絶対に優勝して全国出場を決めなければいけなかったが、予選敗退で終わってしまった。
予選敗退が決まった瞬間、観客席で応援していた自分はすぐには現実を受け止めきれなかった。もっと上手くなって、強くなって、来年のインカレは必ず全国へ行く。そう思った大会でもあった。

その年の大学リーグでは優勝し、地域チャンピオンズリーグへの出場を決めた。大学リーグではベンチか観客席で試合を見ている時間が長く、優勝したときは観客席で見届けていた。
嬉しかったが、個人的にはチームの力になれた実感がなく悔しい気持ちが大きかった。

そして、3月の地域チャンピオンズリーグ。人生で初めての、全国の舞台。
優勝して、目標としていた大学日本一を達成することができた。
日本一になってみたいと思って入部してから2年、実現して嬉しさで胸がいっぱいだった。全国大会ならではの緊張感などを肌で感じ、再度この舞台に立ちたいと思った。

このように昨シーズン、いろんな経験をさせてもらった。
個人としては試合を見る時間が長く、はじめの頃は自分が出たら試合の流れを変えれるのに、みたいな変な自信があったが、徐々にその自信もなくなっていった。
自分が出なくても勝てるならいる意味あるのかなと思ったり、フットサルを楽しめていない時期もあった。楽しいというより、苦しいことが多かった1年だった。投げやりな気持ちにはならないように、筋トレや練習をこなしていた。

4年生が卒業し、新チームになった。それと同時にメインの学年にもなり、チームを引っ張っていく立場にもなった。チーム目標は去年と同じ、大学日本一。
メインの学年として臨む今年のインカレでは絶対に岸和田に行って、日本一を獲る。メインの代で優勝したらどれほど幸せなんだろうと思いがら、新シーズンが始まった。

新チームになってから九州大会までの約3ヶ月間で、頂杯やオーシャンカップで関東などの強豪チームやプロと対戦し、九州リーグ、大学リーグを戦い、たくさんの経験値を得ることができたし、チームもかなり成長したのではないかと思う。
九州の大学でここまでいい経験ができるのは間違いなくFORZAだけだと思うし、自信もつき、自分の中でフットサルもだんだんと楽しくなってきた。

ここからは、先日の九州大会と全国大会へ向けて。
自分が1年生のときは、観客席から先輩方が優勝するのを見て、自分もあのピッチに立って優勝の瞬間を味わいたい、と思わせてくれた。
そして、3年生として挑んだ今大会。自分は全試合出場することができた。

けれど、試合に出たくても出れない人がいる。昨シーズンの自分がまさにそうだったから、気持ちは痛いほどわかる。
試合に出るということは、そんな人たちの分まで責任をもってプレーしないといけない。他にも、応援してくれる方々がいること、サポートしている人がいること。そんな方々に感謝を体現するために、優勝するしかない。
そんな気持ちで、自分は大会に臨んだ。

見事優勝することができ、去年の雪辱を果たすことができた。
自分が1年生の頃に先輩方を見て感じたことを、今の後輩たちが思ってくれたかどうかはわからないけど、全員で全国大会へ行けることを本当に嬉しく思う。

しかし、いつまでも優勝した余韻に浸ってはいられない。
なぜなら自分達が目指すのは、大学日本一。悪い言い方かもしれないが、九州大会はあくまで通過点。
今の自分が、チームを勝たせることができる実力のある選手かと言われたら、そんなことはない。しかし、ゴール前で体を張ること、走り勝つこと、対面の相手に負けないこと、こういった場面でチームに必要な選手にはなれると思う。

終わりが近くなってきたが、インカレについての思いを書いていると、ワクワクしている自分がいる。全国大会の会場の雰囲気、初戦の相手はどこか、自分がどんなプレーをしているのか、優勝して喜んでいる姿、考えるだけで楽しくなってくる。残りの時間を無駄にせず、自分ができる最高の準備をしようと思う。
最後になりますが、目標であるインカレでの大学日本一を実現して、全員で最高の夏にしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

#13 福島 樹月(ふくしま いつき)
学年:3年
学部:工学部
出身校 / 出身地:佐賀県立武雄高等学校 / 佐賀県

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