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山城の魅力について博士ちゃんに教わった

いくつになっても新しいことを知るのは面白いなと思ったことがあったので記しておこうと思います。

先日、千世さんのお城に関する記事を拝読しました。

父は大の歴史好きでしたが、私は学生時代から歴史が苦手です。年号や人の名前を覚えられないというのもあり苦手意識を持っていました。

それでも旅先などでいくつかのお城を拝見したことがあるので、興味をもって拝読しました。
とはいえ私が行ったことがあるのは、小田原城、松本城、大阪城、広島城くらいで、中の展示物を見て、天守閣から城下町を見て楽しむくらいがせいぜいでした。

◎お城博士ちゃん、備中松山城の謎に迫る

千世さんの記事を読んだすぐあとに、偶然「博士ちゃん」という番組を見ました。お城好きの小学生が登場し、山城というお城を紹介していました。ちょうど千世さんの記事を読んだ直後だったので、興味をそそられました。

岡山県にある備中松山城というお城の紹介でした。
秋から春にかけて雲海に包まれ、鉄壁の天空城と呼ばれているそうです。
江戸時代またはそれ以前に建設され、現代まで保存されている現存天守の1つだそうです。

◎攻めにくい山城の構造

番組を見ていると、険しく細い山道をくねくねと上るのですが、博士ちゃんの説明によると、大群で攻めてきても、道が狭いため2列ぐらいでしか攻められないうえ、坂とカーブによってスピードが落ちるので、守る側からすると敵を狙いやすいとのこと。

また石段の高さがバラバラなのも、足場を悪くして上りづらくする工夫だそうです。お城の中の階段も急だったり、幅が狭かったりして上りづらいなと思っていたのは、こういう理由だったのかと納得しました。

そして、下からはまったくお城の姿が見えず、本当に本丸に近づいているのかと不安になってくるため、心理的にも攻めにくいお城だったのだと驚かされました。

番組中では大石内蔵助が腰かけたという石も紹介されていました。
博士ちゃんが、一緒に登ったゲストの矢田亜希子さんではなく、石の写真だけを撮ったのが可愛かったですね。

いよいよ石垣が見えてくるのですが、松山城は天然の岩盤を利用した石垣で登りづらくなっているそうです。垂直に切り立った岩で、これは登れないだろうなと思いました。

天守の下は空洞がないように作られており、忍び込まれないような作りになっているのも驚きました。

◎落城の原因は味方の裏切り

こんな鉄壁のお城がなぜ攻め落とされたのかという謎にも迫りました。
博士ちゃんの分析によると、味方の裏切りではないかとのことでした。
力では攻め落とせないお城が、中から切り崩されていくというのはなかなか興味深い見解でした。

◎二重櫓の秘密

番組では、博士ちゃんの疑問だった天守閣の後ろ側にある二重櫓が何のために建っているのかについても調査していました。
1階は柱が少ない建物で倉庫として使われていたようですが、2階には狭間があって攻めてくる敵を攻撃できるようになっていたことから、山の裏側から攻められても応戦できるようになっていたことがわかりました。

歴史が苦手でも、このような視点で見てみると面白いなぁと思いました。
山城は当時の人が築くのは大変な労力が必要だったことと推察しますが、堅牢という意味では武将にとっては魅力的なお城だったのだろうと思いました。

◎PRESIDENT 12天守と小田原城の違い

この番組を見た数日後、今度はPRESIDENTというサイトでまたまたお城の記事に出会いました! (10月6日 香原斗志さんの記事)
立て続けにお城情報に巡り合うとは不思議なご縁だなぁと思いました。

千世さんの記事の中でも12天守というフレーズが出ていましたが、プレジデントの記事でも往時の姿を見せるお城は全国に12しかないと記されていました。
そういえば、小田原城には観光用に高欄付きの廻廊がついていました。
あんなもの元々あるはずがありませんよね。

多くのお城は、デザインだけでなく場所まで変わっていると知りまたまた驚きました。
復元する際に観光誘致のためのランドマークとなった経緯もあるのでしょうか。

今回千世さんの記事をきっかけに、テレビ番組やインターネットサイトの記事からお城についていろいろ知ることができました。
一番面白かったのは、わざわざ山岳部に建てる山城というお城があったということを知ったことでした。街中のお城しか知らなかった私には、戦略的な構造がとても興味深かったです。

これからどんどん物覚えも悪くなり、ますます歴史とは縁遠い人生を送ることになると思いますが、小さなきっかけから新しいことを知るという経験は楽しいなと思いました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
歴史の知識が全くないので、完全にただの感想文です。
noteを書いていなかったら、番組を見ても、「ふーん、そうなんだ」と思って終わりだったかもしれませんが、感想を言葉にして記録に残せることができたので個人的には由とします。笑

みなさま、よい連休をお過ごしください。





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