「Scent of Colors」ご来場ありがとうございました!
そろそろ来年の夏の暑さを心配し始めている前髪パッツンといえば霧里です。
合同展「Scent of Colors」が無事に終了いたしました。
沢山のご来場、ありがとうございました。
また、準備に追われていた時も多くの方々から励ましのお言葉をいただき大変力になりました。
改めて、皆様、ありがとうございました。
慌ただしく準備をしていたので余り詳細に出品した作品についてご紹介を出来ずにおりました。
fragrance FORTINBRAS初のオリジナル作品という記念のものですので、ここで作品を紹介させていただきたいと思います。
テーマは以前ブログに書かせていただいた「PINK COMPLEX」
少女の成長を描いた三部作です。
本音を抑え込んでいる少女
まだ、躊躇いのある少女
自分自身を受け入れられた少女
それらの少女を種・蕾・花になぞらえて香りを制作しました。
それぞれフランス語に訳した「Grain」「Bouton」「Fluers」というタイトルをつけました。
では、それぞれの香りについてご紹介いたします。
【Grain】〜ピンク色を胸の奥に秘めて〜
ピンク色や可愛いものが好きなのに、そんな自分を受け入れられずにいる少女を種になぞらえてグリーンノートの香りで表現しました。
グリーンをメインにした香りの中でゼラニウムがそっと秘めたピンク色を感じさせます。
【Fragrance Type:グリーン】
Topnote:ラバンジン、クラリセージ、ベルガモット
Middlenote:ゼラニウム
Lastnote:サンダルウッド、ベチバー
少女を種になぞらえた香り。
ゼラニウムのほのかなフローラル感がポイントの香りで、かなり多くのゼラニウムを入れています。
ゼラニウムはローズやジャスミンなどに比べると、同じフローラルでも柔らかさや芳醇さというよりは、硬質な香りなので、種を表現する香りとして非常にうまく生かすことができたと思います。
【Bouton】〜咲くための準備〜
自分が本当に好きなものに気付けたけれど、まだ戸惑いの残る少女をシプレノートで表現しました。
緑色からピンク色へと香りのグラデーションを感じられる香り。【Fragrance Type:シプレ】
Topnote:ベルガモット、ラバンジン
Middlenote:ホワイトローズ、レッドローズ、ネロリ
Lastnote:サンダルウッド、アンバーコア
少女を蕾になぞらえた作品で、種と花の間、花咲く為の準備期間の香り。
グリーンとフローラルの特徴を持ったシプレノートを作ろうと決めて着手しましたが、シプレノートはホワイトフローラルがポイントでピンク色の花が開く前の色づきを感じられるようにするのに、最後まで苦労しました。
レッドローズとネロリがほのかなピンク色を感じられるようにポイントとなりました。
【Fleurs】〜自分らしさが花開くとき〜
コンプレックスを克服し、自信を持って好きなものを好きと言えるようになった少女の多幸感あふれるフローラルノートの香り。
花々が咲き乱れるような華やかな香りです。
【Fragrance Type:フローラル】
Topnote:ベルガモット、アルモワーズ
Middlenote:オスマンサス、レッドローズ、ネロリ
Lastnote:サンダルウッド、ホワイトムスク
最後は、花開いた少女の香り。
「個性」「自分らしさ」、言葉にすると一言でもそこにたどり着くまでには容易でない道のりがあったりする。
それらをきちんと認識し、手に入れたときの祝福も込めて、華やかさが広がっていくような香りを作りました。
偶然ですが、オスマンサス(きんもくせい)やバラはまさに季節がピッタリでFORTINBRASの作品ではこのFleursが一番人気でした。
花開いた自分へとご購入くださった方や、これから花開くであろう自分の為にとご購入くださった方、本当に多くの方々に手に取っていただけて、何より私が幸せでした。
今回の合同展では、多くの方にご来場いただき、参加メンバーと喜び合っていました。
また、反省点や今後の課題も見つかりました。
今回の経験を生かして、これからも皆様に素敵な香りを届けられるよう頑張っていこうと思います。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
サポートいただいた金額は新たな香料の購入など、今後も幅広い香りを生み出す為に活用させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。