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#31.「図解 医薬品情報学 改訂5版」から読み解くDI業務の未来(その4)

割引あり

(このブログは2024年9月15日に更新しました)

メンバーシップ「薬剤師力を飛躍的に伸ばす!メタ知識道場」へようこそ!

#27より「図解 医薬品情報学 改訂5版」(南山堂;2023年)からDI業務の未来を読み解く試みをしています。

今回は本書における「3次資料の位置付け」を検証してみようと思います。



3次資料は「力技」を超える

医薬品情報、そして医療ニーズの膨張が加速する現状において、各種用途に特化した3次資料が薬剤師業務の行方を左右します。

薬剤師は専門職なので、良くも悪しくも次のような行為に走りがちです。

医薬品情報の収集・提供・評価・判断・研究・創造

そう、#2でも解説したDIリテラシーの話です。

それ自体を否定するつもりはありませんが、問題はその「力配分」です。

私が見る限り、次のような不都合が生じていると感じています。

・DI教育の欠陥
➤ インプット(情報)が不十分となり、アウトプットも不十分に
・情報インフラの欠如
➤「収集」の段階で力尽き、それ以降に力を配分できない

「力技」で乗り切るのも限界があるのです。

本道場は「メタ知識✖フォーミュラリー4.0」を提唱しています。

3次資料の活用こそ、限界を乗り越えるための打開策と考えるからです。

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