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【VIETNAM TIME】Covid-19より怖いアイツがやってくる

雨季の到来。

と共にやってくるのは蚊。
そしてコイツがアイツをばら撒き始める。 

デング熱だ。 

2023年は前年度比120%だったか?
政府、メディアでは注意喚起を行いつつも、媒体蚊の温床である
汚水をなんともしようがないベトナムの環境だと、刺されない
ようにするしか対処法がない。

デング熱も発症率はそんなに高くないらしい。
それが感染症の怖いところなんだけど。
刺されて感染しても、発症しないように健康維持に努めるのも大切
だけど、それじゃアウトブレイク対策にはならないわけで。

これからの季節、南部は勿論北部も夏日が続くので窓扉を開放するも
網戸が一般的でなく、家庭のエアコン普及率も高くないベトナム。

刺されない訳がない。 

南部の我が家も、就寝時以外はエアコンは使わず、年がら年中明け放し
ているし、庭に2本の木と色々な植生があるし、家の前が原っぱなので、
蚊はかなり多い。

とはいえ、デング熱の原因はウイルス。媒体蚊がウイルスをを有して
いなければ、痒いだけで終わる。 

経験上、ご近所半径300m以内くらいに患者が出るとその円周内でどん
どん感染者が広がる。 

数年前、嫁が罹患し、時間差で自分も感染した。
3日間死にかけた。幸い出血熱には至らなかったけど。
後で知ったが、近所中が感染者だらけだった。

ワクチンも薬も存在しない、この感染症に罹患した場合、出来ることは、
死なないように頑張ることだけ。

死ななければ、どうということはない。
と言いたいところだけど、どうと言うことがあり過ぎる。

治療のための最適解は入院し点滴を打つこと。
自宅療養せざるを得ない場合、水分補給を絶やさない。
定期的な検温で発熱状態をチェックすること。オーバーヒートしてきたら
速やかに解熱剤投与。
*あくまで経験測。

自分が罹患当時、嫁はノックアウト状態。薬の解熱作用の間に家事して、
嫁を介抱して、解熱作用消失と同時にダウンする。
発熱を抑えすぎるのも良くないのかな?と思ってた。

解熱剤はアセトアミノフェンを用いる。ベトナムではパナドールの呼称
で一般的。今思えば、アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェン
でなく、アセトアミノフェンが普及しているのはデング熱のせいなのかな?

デング熱は二度目の感染が重症化すると聞く。
ベトナムに来る前も、デング熱の流行がある国に長く住んでいて、一切発症
しなかったので、勝手に免疫でもあるのかなと思っていた。

気を付けないとね。
歳も歳だし、二度目だし、嫁しかいないし・・・

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