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Excelという「共通言語」でWeb業務アプリを作成する3つのメリット

プログラミング技術がなくてもWebアプリやサービスを作れる「ノーコードツール」。Forguncyもそうしたツールの一つですが、最大の特徴はExcel(エクセル)と同じ感覚でアプリの画面を作成できることです。本記事ではこれがWeb業務アプリ開発にどういうメリットをもたらすのかをご説明して行きたいと思います。

Excelは業務の共通言語

キーマンズネットが調査したExcelの利用状況によれば、アンケート対象企業の98.5%がExcelを利用しているという結果が出ています。つまり、企業に勤務している人はほとんどExcelが使えるということです。

Microsoft Excelの導入率や導入バージョン、利用用途に課題の有無など企業におけるExcelの利用状況を調査。全体の98.5%とほぼ全ての企業で利用されている一方で、約6割のユーザーが利用における課題を持っていることなどが明らかになった。
出典:Excelの利用状況(2020年)/前編 ーキーマンズネット

Excelの機能についてはあまり説明する必要もありませんが、とても柔軟なレイアウト機能を持つ表計算ソフトです。関数も豊富で「ピボットテーブル」機能を使えば、クロス集計も簡単なので、オフィス業務の万能ツールとして認識されています。

万能すぎるExcelのレイアウト機能を活用しない手はない

Excelはセルの高さを変えたり、幅を変えたり、あるいはセルを結合したり、色を付けたり文字を大きくしたりすることにより、誰でもカンタンに思い通りの見た目の文書を作成できます。

それが行き過ぎて「Excel方眼紙」や「ネ申エクセル」といったデータ管理や集計がしづらい文書が乱立したりもするのですが、この問題はExcelのレイアウトがカンタンで万能すぎることの証拠ともいえるわけです。

誰でもが使えるということは、人材が豊富だということです。業務に変更があると、業務アプリの画面も修正しなければなりませんが、Excelシートを修正する感覚ならエンジニアでなくても対応できます。

Forguncyは画面レイアウトに、Excelレイアウト方式を採用しています。データはデータベースで管理するように設計しているため、画面とデータは完全に分離されています。画面の修正だけなら業務部門だけで完結できるので、エンジニアにはもっとエンジニアでなければできない部分を担当してもらえばよいのです。

Excel関数で計算できない業務指標は(ほぼ)ない

Excelには300を超える関数が備わっています。SUM関数やCOUNT関数など一般的な計算を行うものから、日付/時刻の演算、財務、統計、文字列操作、三角関数、論理式、データベース処理 まで実に多種多様です。

関数を組み合わせた数式を使うことで算出できない業務指標はほぼないと言いきってもよいくらいです。業務システムから取り出したデータをExcelで集計して業務諸表にする業務が多いのは、システムを改築して算出ロジックを組み込むよりも圧倒的に早く計算できるからです。

ForguncyはExcelで使える主要関数をほとんどカバーしています。使い方もExcelとほとんど変わりません。また、関数が使われたExcelを関数ごとForguncyに取り込むことができるので、Webアプリ開発時にロジックを解析して再構築する必要がないのです。

生産管理や財務諸表といった高度な関数を使ったExcelをそのままWebの画面にできれば毎月基幹システムからデータを落として集計する業務がきれいサッパリなくなります。

業務部門のユーザーは画面で仕事を認識する

新しくシステムを作ることになり、今までExcelで業務をこなしていた現場に今度からこの画面で入力してくださいねとお願いすると、大抵の場合、現場の人達はExcelとの違いに戸惑います。

なんとか使い方を学習してくれればよいですが、使いにくいことを理由にシステムが定着せず使われないままになってしまったという事例はたくさんあります。

システムを利用する現場の人は、画面で業務を認識するので使い勝手の良くない画面は敬遠されがちです。どうしたら現場の人に使いやすい画面を提供できるのかといえば、開発段階から実際に動く画面を確認してもらい修正するというステップを繰り返すこと。

しかし、紙のデザインや動作しないHTMLでは、ボタンをクリックしたときの画面遷移やデータ更新といった部分を表現できません。テスト段階になって思っていたのと違う!と拒絶されることもあります。

Forguncyはデータベースと画面を簡単に作れるうえ、既存のExcelをそのまま取り込むこともできるので、動作するモックをすぐに作れます。要望があればその場で修正も可能なので、現場に納得してもらえるWebアプリを実現できます。

開発時から業務部門のユーザーが参加することでカットオーバー時にも抵抗が少なく定着しやすいシステムを構築できるという利点があります。

まとめ

以上駆け足でExcelライクにWebアプリを作ることの3つのポイントを簡単に説明いたしましたが、ノーコードでWebアプリを開発できるツールは、現在たくさんありますので業務要件やスピード感に合わせて選んでいただければ良いと思います。ただ、アプリ開発人材リソースとしてExcelスキルを持った人に活躍してほしいという場合はぜひ、グレープシティのForguncyを思い出していただければ幸いです。






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