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スパイ

今、スナイパーに狙われている。

私は、某国で諜報活動をしている
いわゆるスパイというやつだ。

私は、ある失敗から身元がバレて
窮地に追い込まれた。
そして、身を追われる立場になったのだ。

ジョークでもいい
こんな時にハリーポッターの「透明マント」があって身を隠したまま移動できたら、簡単に逃げることができるだろうに。

それほど、切迫つまっているのだ。

あ! そうか、透明マントか
これは、いいアイデアかもしれないぞ!
ハリーの透明マントはなくても
私は、似た物を既に持ってたじゃないか。

それは、お姉たんからもらったマフラー
私と似た柄で 私と色合いも同じ
これなら上手く隠れるかもしれない。

よし、さっそく
はおって隠れてみよう。

どうだ
これなら、わからないだろう
本当によく似てるからな

動物や昆虫は、よく擬態をして
身を隠しているが
私もマフラーに擬態して身を隠すなんて
名案だ。

よし、あとは気配を消そう

気配を消せば、より完璧だ!
これで、私は、マフラーと同化した。

身の安全を確保したかのように思えた。
ララは、そう思ったのだ。

だが、この時、ララたんは
マフラーと同化しても
マフラーが目立ってしまえば
ララたんも目立つということを知らなかった。

マジ?
隠れられてないの?私?

うん、られてないよ。

マジか〜

スパイのララたんは、あまり賢くなかった。

そんなこと言うな〜
私、バカじゃないもん

ただ、本気で隠れようと思っただけだもん。

本気なのが、やばいの!
と、ツッコミたくなる可愛いララたんでした。

おしまい

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