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オーストラリア:医療保障制度(メデイケア

引き続き医療保障制度―メディケアについてお話します。
前回はメディケアのレビィーのシステムとメディケアカード保持者のメディケアサーチャージの免税方法(プライベート医療保険加入)についてお話しました。それでは、メディケアカードを持っていないビジネス、学生、ワーキングホリデービザ保持者はどうしたら良いのでしょうか?

■メディケア免税

メディケアカードを持たない方はメディケア免税が可能です。確定申告の際にメディケア税及びメディケアサーチャージを免税にするには、メディケアカードを持っていない証明をする必要があります。

メディケア証明書の申請

メディケア証明書は福祉省(Department of Human Service)に申請する事で取得できます(無料)。下記のページよりApplication for a Medicare Entitlement Statementをダウンロードし、詳細を記載の上、有資格者の証明付きのパスポートコピー(Certified copy)とビザの証明(パスポートの記載やemailのコピーなど)と一緒に提出します。

サーティファイド・コピー

サーティファイド・コピーとは、弁護士や警察官などのJPという資格保持者が原本とコピーを確認した上で、原本と相違無い旨を確認し、署名をした書類です。サーティファイドの署名が無いものは、原本のコピーとして認められない(偽装などの可能性もある)為、提出書類として認められません。オーストラリアで公的機関に書類を提出する場合、原本もしくはサーティファイドされた書類のコピーを提出します。

直接国税局に提出する必要はありませんが、メディケアカードを保持していない方は6月30日を過ぎたら早めに申請する事をお薦めしています。

■メディケア・カードを保持していない場合の民間医療保険

メディケア・カードを保持していないワーキングビザや学生ビザ保持者は、医療保険に加入していることがビザ発給の条件になっています。ワーキングホリデービザの場合は特にそういった条件はないですが、留学用海外旅行保険など何らかの医療保険に加入することをお勧め致します。

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