見出し画像

オーストラリア:医療保障制度(メデイケア

■メディケア税負担

メディケア税はニ段階の負担システムがあります。

①   メディケア税 Medicare Levy(ML)

メディケアカードを保持している方は確定申告の際に所得税と同時に所得の2%がメディケア税として徴収されます。所得により全額もしくは一部免税になります。
全額免税:年間の所得が $23,365 (高齢者優遇$36,925)以下の場合
 一部免税: 年間所得が$23,365から$297,207の間 (高齢者優遇$36,925から$46,157の間)

②   メディケアサーチャージ税Medicare levy surcharge (MLS) 

一定の所得を超えると上乗せ課税(Medicare Levy Surcharge)が発生します。
独身者$90,000、 家族で$180,000以上が対象となります。追加で1から1.5%の上乗せ課税が発生します。

■メディケア免税

下記のような場合はメディケア免税が適応されます。
l  特定の医療を受けている
l  外国人居住者
l  メディケアカードを保持していない
確定申告の際にメディケア免税を申請する場合、メディケア免税証明書を求められる事があります。メディケア免税証明書は福祉省(Department of Human Service)に申請する事で無料で取得できます。ワーキングホリデービザや学生ビザなどでメディケアカードを保持していない方は6月30日を過ぎたら早めに申請する事をお薦めしています。

■メディケア対応の公認の民間医療保険

メディケアサーチャージ税(MLS) 対象の方は公認の民間医療保険に加入する事で対象外となります。メディケアサーチャージが免税となる公認の民間医療保険は下記のサイトより確認出来ます

公認民間医療保険でないとMLS免税対象外になりますのでご注意下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?