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たまには頭の体操を!難易度低めのクイズでも解いてみよう!

いやあ、サッカー日本代表、クロアチアに負けてしまいましたね。惜しかった……!
といっても、今回の代表戦をリアルタイムでフル視聴したのはスペイン戦のみ。
ドイツ戦は1点奪われてからふて寝しましたし、コスタリカ戦も舐めプの隙を突かれて失点したので、頭にきてテレビを消しました。クロアチア戦は寝坊して後半途中からしか見られませんでした。
で、フル視聴したスペイン戦はカオスでしたね。裏カードのドイツvs.コスタリカの結果で、一時は日本とコスタリカがグループ突破という珍事が起こる可能性がありましたから……。
さて、そんな日に次のツイートがバズりました。

面白いこと考えるなあ、と感心しますね。
まさに「嘘つきは誰?」の論理クイズ。こういうやつです。

嘘つきは誰?
正直者は必ず本当のことを言い、嘘つきは必ず嘘をつきます。
以下の 4人のうち、1人だけいる嘘つきは誰でしょうか?

カオリ「私はピアノしか習っていないわ」
ケント「僕は正直者だ」
ソウタ「サトミは嘘つきじゃない」
サトミ「カオリは習字を習っているよ」

これはベストセラー『論理的思考力を鍛える33の思考実験』の著者・北村良子さんの『論理的な人の27の思考回路』の中に登場する問題です。

論理クイズやパズルを頭のいい人はどのように解くのか、その思考回路をチャートなどで示した意欲作です。私は上記の問題の答えを忘れていたのですが、ゼロから考えてなんとか正解することができました。

答え:カオリ
 カオリとサトミは言っていることが食い違っているので、どちらかが嘘をついていることがわかります。つまり、ケントとソウタは正直者です。
 ソウタのセリフから、サトミは嘘をついていないことがわかるので、嘘つきはカオリです。

せっかくの機会ですので、本書の冒頭でいくつか出題している難易度低めのクイズ(著者いわく)をいくつかご紹介しましょう。
W杯の切なさを少しは紛らわせることができるとうれしいです。


問題① 7つの島と11本の橋
ボートに乗った男性が、どこかの島に上陸し、そこから徒歩ですべての橋を1回ずつ渡りながら最後に岸に到着したいと思っています。なお、岸に複数回戻っても問題ありませんが、同じ橋は2回通れません。
どの島からスタートすればいいのでしょうか?

答えは最後に

問題② 法則パズル
?に入る平仮名1文字は何ですか?

答えは最後に

問題③ 穴あき紙重ね
穴の空いた 2枚の紙を重ねると、A~Dのどれになりますか?

答えは最後に

問題1の答え:右上の島
 いくつものパターンを検証するなどして、難しく考える必要はありません。橋を使って島に入ったら、橋を使って出るしかない、という単純なルールに注目し、シンプルに考えることができれば答えは見えてきます。
 右上の島だけ、島に入って島から出ても、橋が1本余ってしまうことに気がつきます。つまり、他の島のように、「島に入る→島から出る」ではなく、「島から出る→島に入る→島から出る」と橋を3回使わないと橋を使い切れないのです。

問題②の答え:と
 平仮名以外の要素から、表彰台とメダルの色がひらめけば、あとは簡単でしょう。答えは夏季オリンピックの開催地です。最近の開催地しかわからなくても、矢印が現在と気がつけば次は東京と答えられるでしょう。
 発想の転換には、少ない情報からでも過去の記憶にアクセスし、そこから直感を引き出す力が求められます。

問題③の答え:C
 一見、単純そうに見える問題でも、理解が足りないために間違えてしまうケースも多々見られます。
 実際に本の図形に穴が開いていると想像してみてください。1枚でも穴が開いていない部分は紙でふさがれますから、2枚とも穴になっている部分しか穴は残りません。


全問解けましたでしょうか?
私は問題②③が解けませんでした。
正解を導き出せる人はどんな思考回路をしているのでしょう?
気になる方は、ぜひ北村良子『論理的な人の27の思考回路』を手にとってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(いしぐろ)

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