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4月からの新生活で悪徳集団に騙されないために見ておきたい動画

明日から4月。進学などを期に、地方から上京された方も多いのではないでしょうか。
私も地方出身者なのですが、大学入学のために上京した当初は、かなり浮足だっていました。
20年以上前の話です。
今でも鮮明に覚えているのは大学でのサークル勧誘や新歓コンパの凄まじさ。大学構内はサークル勧誘のテントでごった返し、駅前は新歓コンパに出る人たちで大騒ぎでした。
知り合いもいない、右も左もわからない当時の私は、勧誘されていることが、自分が必要とされているようで、とてもうれしく感じたものです。
しかし結局、私はいくつかのサークルに顔を出したものの、田舎者ゆえの?強すぎる自意識や人付き合いの下手さもあって、入学3カ月くらいでどのサークルにも顔を出さなくなり、孤独で悶々とした学生生活に突入することになります。

……しかし振り返ると、それはそれでよかったかもしれません。コミュ障ゆえに、怪しい団体にも入らずにすんだんですから。

構内で象さんの帽子をかぶりながら、「ショーコー、ショーコー」という歌に合わせて踊っていたオウム真理教、文学系のサークルを騙った過激派とつながっている組織、違法すれすれのネットワークビジネスをしている集団など、学内には怪しいサークルが満載でした。友達のいない孤独な田舎者は、彼らにとっては格好の的です。当時はあの悪名高きスーパーフリーも存在しており、地方出身の女性も餌食になっていました。

きっと今も、似たりよったりなのではないでしょうか。
そこで、かつての私のように、この春に地方から都会に出てきた方にご覧いただきたいのが次の動画です。

デモクラシータイムス「池田香代子の世界を変える100人の働き人」
警告! 入口は夢と「仲間がほしい」 雨宮純さん 【池田香代子の世界を変える100人の働き人】62人目 2202.02.13

ゲストは、このnoteで私がしつこいくらい紹介している本『あなたを陰謀論者にする言葉』の雨宮純さん。

池田香代子さんといえば、100万部のベストセラー『世界がもし100人の村だったら』の翻訳者。

私が知る範囲としては、熱心に社会問題についてさまざまな提言をされているリベラルなスタンスの方、という印象です(個人的に共感できることが多いです)。
そんな池田香代子さんが、こんな見るからに怪しげな本書を手にとってくださったことにまず驚きですが、冒頭で語られる感想がまた、著者・編集者冥利に尽きるものでした。

私は本を読みながら付箋をつけるんですけど、1枚もつけませんでした。なぜならば、付箋をつけはじめたらとまんなくなっちゃって、付箋をつける意味がないと思ったんです。
はじめての著書は名刺代わりといいますけど、これほど立派な名刺はないと思います。

さて、アピールはこれくらいにして、こちらの動画では雨宮純さんが悪徳商法研究家として、「若者を狙う新手の悪徳商法」というテーマで警鐘を鳴らす内容になっています。
私の時代とは違い、特定されるのを防ぐためか、あえてその組織・ネットワークに名前をつけず活動する、もっともらしい理由で上納金を収めさせる、集団で生活させることで抜けにくくする……など、非常に巧妙化しているようです。

これらは怪しい団体のほんの一例ですが、同様の組織や手口は、日常のあちこちに隠されているとのこと。
たとえば、路上で「このあたりの美味しいラーメン屋さんを教えてください」と声をかけられると……。
こちらの動画をご覧になれば、「これは怪しいな」とピンとくる危機察知能力が敏感になるはず。

冒頭でも述べたように、はじめて都会に暮らすような地方出身者の若者には、ぜひご覧いただきたいと思い、紹介しました。
みなさんの4月からの新生活が、悪徳集団によって狂わされず、すばらしいものになることを願っています。

(編集部 いしぐろ)


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