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「本づくり」と「企画づくり」の舞台裏

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フォレスト出版の編集者が、どのように企画を立て、どのように本づくりをしているのかをリアルに語ります。
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2022年1月の記事一覧

編集者がこだわる「紙」の世界

フォレスト出版編集部の寺崎です。 編集部が運営しているフォレスト出版チャンネルという公式Voicyチャンネルがあるのですが、そこでたまーにやっているのが【出版の裏側】という回。 マニアックな内容なので視聴回数はあまり伸びないものの、ダッシュボードのデータをみるとしっかり最後まで聴いてもらえてる率が高く、どうやらマニアックな話を好む、濃い嗜好のリスナーさんがいらっしゃることが伺えます。 そんななか「今度はどんなテーマでやろうか?」と相談して出てきたのが「編集者がこだわる紙

【電子書籍】Kindle限定の書き下ろしコンテンツ「Kindle FDBシリーズ」とは?

こんにちは。 フォレスト出版編集部です。 ご承知のとおり、出版社にとって、電子書籍は無視できない存在になっています。無視できない理由、つまり、それなりのメリットがあるわけです。そのメリットの詳細は、下記の記事をご覧ください。 紙の本と比べた電子書籍のメリットをざっくりまとめると、次の3つです。 ◎売上が右肩上がりの市場である。 ◎製作コストが紙の本より低い。 ◎在庫を持たなくていい。 これら3つのメリットに加えて、無視できない最大の理由は、「紙の本ではなく、電子書籍で

なぜ編集者という職業を選んだのか?

あけましておめでとうございます。 フォレスト出版編集部の森上です。 個人としては新年1本目。年末から何を書こうかと考えていたところ、「#この仕事を選んだわけ」というnoteハッシュタグ企画が目に入ってきました。 1998年3月に大学卒業後、書籍編集に携わって以来、旅行ガイドブックにはじまり、アウトドア、専門書、健康実用、歴史、ノンフィクション、エッセイ、写真集、スピリチュアル、ビジネス、自己啓発、人文・心理など、いわゆる文芸ジャンル(小説)以外の書籍を企画、編集してきまし