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放課後『はんのう森林みらい塾』

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2023年秋に開講した「はんのう森林みらい塾」の塾生・スタッフ・関係者など多種多様なメンバーが、「飯能市」「森林」「みらい」をキーワードに、情報発信していきます。
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2024年2月の記事一覧

もやしと木材と付加価値🤝

夕飯に作った野菜炒めでよい主婦アピールをしたい わけではなく。価格と価値について綴りたい。 (前回記事との繋がりは気にせずゆきます) 物価の優等生と言われるもやし。めちゃんこ低価格で頭が下がる一方、裏側は涙ぐましい企業努力で少し上げてもええんちゃうか、と思ってしまう。 はい。ここで、ピンときたアナタ! 既に、森林の入口にいる人ですね。ブラビー! 知らない方がほとんどだと思うが、実は、木材価格も同じで、原木はめちゃ低価格、物価の優等生だ。国産材でも。 仕上がった家具や木工

みらい塾を通して感じたこと

去年から続いたNPO法人埼玉ハンノウ大学主催「森林みらい塾」 が先日無事終了した。私はボランティアスタッフとして参加したのだが なかなか濃い6日間になったのでその講座を通じ感じたことを 書き残しておこうかと思う まずこの講座の基本軸は 近年、日本各地で実施されている林業家育成教育ですが、私たちはもっと手前の、「森や林業に興味はあるけれど、関わり方が分からない」という人たちのために、一緒に森を感じ、知るところから始めたいと考えます。                    ー

と鹿

北海道の鹿は大きい。 2020年秋木質バイオマスの話を伺いに利尻島へ。朝一番の船で向かうために稚内で前泊。その稚内の国道で巨大な鹿が横たわっていた。 四半世紀近くドラマのセットのような神楽坂で暮らしていたわたしは鹿の大きさと鹿が当たり前に町中を闊歩する光景に少し驚いた。 コロナ禍と海が荒れて利尻島へは行けなかった。予定を変更した。その途中で寄った稚内の少し南にあるサロベツ原野。道産子の血が騒いだのか、理由は分からないがテンションが上がった。 2022年、棲家を変えるタ

自然への入り口はどこから

いざはんのう森林みらい塾第3回に向かう前日、ふと本屋である本が目についた。「木」…何の捻りもないストイックな題名に、木に対しての思慮深さというかもはや畏敬のような意思を感じて手に取ると、幸田露伴という作家の次女である幸田文が書いた樹木や草木に関する随筆集のようだった。 まず「エゾ松の更新」という章から始まる。静かに見えてドラマチックな森林の世代交代、樹木を観察すると履歴書のようにこの木に何があったのか分かること、森林を歩き樹木と対峙したときの圧倒…。まさに私が森林で目にした

気軽にトレランができる街

#森林を走る 飯能市は関東平野の「へり」にある。森林側から眺めると、秩父のほうから山を降りていくと、最初に迎えてくれる街が飯能だ。 なので、飯能の市街地に住んでいる人はすぐに山に行って森林を味わえる。 (飯能の市街地以外に住んでいる人は住んでいる所がほぼ山の中とも言えるので常時、森林を味わえる…) だけど登山となると少なくとも半日はかかってしまうので、飯能に住んでいるといっても気軽に行けるわけではない(休日には、それなりにやることがあるものだ)。 そうなると、ロードバイ

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山、子育ての心得