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放課後『はんのう森林みらい塾』

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2023年秋に開講した「はんのう森林みらい塾」の塾生・スタッフ・関係者など多種多様なメンバーが、「飯能市」「森林」「みらい」をキーワードに、情報発信していきます。
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記事一覧

山を見ながら走ってみた

はんのう森林みらい塾に参加してしばらく経つが この塾で出会った人は山が好きで山に興味がある人が ほとんどだったと思うが関わり方は様々だった気がする 仕事として山に携わる人、住んでいる人、所有している人 山の植物や動物を食べることに興味がある人や 写真を撮ることが好きな人もいただろう その中で多かったと感じたのが 「トレイルランニング」だ。 走るだけでも運動不足には応えるのに 傾斜のついた、しかも足元の安定していない山中を駆け巡る まともな奴の趣味ではない(笑) でもその

奥武蔵クリムゾンライン

#森林を走る 「奥武蔵クリムゾンライン」という林道をご存じだろうか? おそらく、そんな林道があることを知らない人が100%だろう。なぜなら、こないだ僕が勝手に命名した林道だからだ… めちゃくちゃな問いかけをしてしまってすみません。 なぜ「クリムゾン」なのか 飯能には「奥武蔵グリーンライン」というさわやかな名称を持っている林道がある。これは、正式名称なのでご存じの方は多いだろう。 下の地図が示しているように、奥武蔵グリーンラインとは「埼玉県入間郡毛呂山町の埼玉県道18

森林リスキリングと教育🏫

私達、はんのう森林みらい塾を卒業しました。 立派な木の修了証を頂き、学生の卒業式みたいな気分だ。まだ森林においては何も成していないハズの大人達全員が自己効力感が上がっていた。 鬼沢塾長がクロージングのときにお話された子供達の教育への逆引きが響いたので、大人のリスキリングとの関係性を考えてみた。 最終回・修了式詳細はこちらのレポートで。 今回、集まったメンバーはみんなそれぞれ自分のスキなコト・モノ・ヒトがある方々だ。 そもそも子供達は、産まれた瞬間からワクワクしか持ち合わせ

「あなたのための森林体験塾」で得た事

はんのう森林みらい塾 1期生として 参加したomaekaです。 タイトルの 「あなたのための森林体験塾」は、 はんのう森林みらい塾のコンセプトから 拝借しております。 このあつらえ的な 打ち出しに惚れ込み、 森林活用に関心もありましたので すぐに、応募。 かなり、応募は殺到された ということでしたが、 何とか選考通過!! 先日、無事に全日程を終えましたので アウトプットすることで 学びを学びのままで終わらせない +はんのう森林みらい塾最高だよ!! っていうことをお伝え

引き寄せ

はんのう森林みらい塾全6回のすべてのセッションが終わった。 西川材を活用した地域の様々な取り組みや、その他の地域においても森林と向き合い、その利用価値や大切さを広めていこうと日々活動されている方々の存在があることを学んだ。 これまでずっと森林に関わる何かがしたいという思いはあったけれど、具体的な関わり方がわからないモヤモヤを抱えていた自分にとって、みらい塾を通じて森林を持つ飯能という地域は森と人々をどのような形で繋げているのかを学ぶ有意義な機会が得られたこと、そしてそこで

カーボン・クレジットは森林と林業のみらいを変える?

#森林ビジネス 「将来、1兆円のマーケットになる」と聞いて、どんな市場を思い浮かべるだろうか? これは、ある金融機関の社長にインタビューした際に出てきたコメントなのだが、答えは『森林由来のカーボン・クレジット』である。 コトはそう単純ではないらしいのだが、森林には1兆円近くの価値が眠っているということのようなのだ…。 その価値のうちの相当額を山林保有者や林業事業者が主体的に引き出せたら、結構なパラダイムシフトが起きるんじゃないのか? ということで、『森林由来のカーボン・

もやしと木材と付加価値🤝

夕飯に作った野菜炒めでよい主婦アピールをしたい わけではなく。価格と価値について綴りたい。 (前回記事との繋がりは気にせずゆきます) 物価の優等生と言われるもやし。めちゃんこ低価格で頭が下がる一方、裏側は涙ぐましい企業努力で少し上げてもええんちゃうか、と思ってしまう。 はい。ここで、ピンときたアナタ! 既に、森林の入口にいる人ですね。ブラビー! 知らない方がほとんどだと思うが、実は、木材価格も同じで、原木はめちゃ低価格、物価の優等生だ。国産材でも。 仕上がった家具や木工

みらい塾を通して感じたこと

去年から続いたNPO法人埼玉ハンノウ大学主催「森林みらい塾」 が先日無事終了した。私はボランティアスタッフとして参加したのだが なかなか濃い6日間になったのでその講座を通じ感じたことを 書き残しておこうかと思う まずこの講座の基本軸は 近年、日本各地で実施されている林業家育成教育ですが、私たちはもっと手前の、「森や林業に興味はあるけれど、関わり方が分からない」という人たちのために、一緒に森を感じ、知るところから始めたいと考えます。                    ー

と鹿

北海道の鹿は大きい。 2020年秋木質バイオマスの話を伺いに利尻島へ。朝一番の船で向かうために稚内で前泊。その稚内の国道で巨大な鹿が横たわっていた。 四半世紀近くドラマのセットのような神楽坂で暮らしていたわたしは鹿の大きさと鹿が当たり前に町中を闊歩する光景に少し驚いた。 コロナ禍と海が荒れて利尻島へは行けなかった。予定を変更した。その途中で寄った稚内の少し南にあるサロベツ原野。道産子の血が騒いだのか、理由は分からないがテンションが上がった。 2022年、棲家を変えるタ

自然への入り口はどこから

いざはんのう森林みらい塾第3回に向かう前日、ふと本屋である本が目についた。「木」…何の捻りもないストイックな題名に、木に対しての思慮深さというかもはや畏敬のような意思を感じて手に取ると、幸田露伴という作家の次女である幸田文が書いた樹木や草木に関する随筆集のようだった。 まず「エゾ松の更新」という章から始まる。静かに見えてドラマチックな森林の世代交代、樹木を観察すると履歴書のようにこの木に何があったのか分かること、森林を歩き樹木と対峙したときの圧倒…。まさに私が森林で目にした

気軽にトレランができる街

#森林を走る 飯能市は関東平野の「へり」にある。森林側から眺めると、秩父のほうから山を降りていくと、最初に迎えてくれる街が飯能だ。 なので、飯能の市街地に住んでいる人はすぐに山に行って森林を味わえる。 (飯能の市街地以外に住んでいる人は住んでいる所がほぼ山の中とも言えるので常時、森林を味わえる…) だけど登山となると少なくとも半日はかかってしまうので、飯能に住んでいるといっても気軽に行けるわけではない(休日には、それなりにやることがあるものだ)。 そうなると、ロードバイ

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山、子育ての心得

はんのうエコツアー紹介

#はんのうエコツアー はんのう森林みらい塾の初日に飯能の街を、「森が作ったまちを歩く」というテーマでご案内してくださったのが建築家の浅野正敏さん。 同氏が代表を務める「NPO 法人天覧山・多峯主山の自然を守る会」の会報誌に、2024年に開催を予定している『ふる里散歩&エコツアー』が案内されていたので、ここで紹介させていただく。 詳細確認や申込みは上記NPO法人のHPにアクセスしていただければと思う。 「モニタリング1000里地調査を体験」の巻 開催日≫ 2月11日(日

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田舎暮らしに憧れる人へ