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ありがとう、Anther World鎌倉!

2021年4月から始めた「鎌倉・東京2拠点ライフ」の「鎌倉編」を大いに彩ってくれたのはヨガスタジオ「Another World鎌倉」の存在だった。


海に近い由比ガ浜に建つホテル。風水的に立地がいいのか?分からないけれど、そのホテル内にあるスタジオには、大きな窓から明るい日差しが差し込み、清らかで良い「気」がサラサラと流れていた。
単調になりがちな在宅勤務の日々の中で、朝・夜とヨガをすること、そこで出会った方々と良い時間を共有すること・・・が、私の生活の基盤となっていった。


時に嫌なこと、憂鬱なことがあっても、スタジオに行って、いつもの仲間とヨガをする。それだけで、ネガティブな気持ちはすっと消えていった。
そんな大事な「3rd Place」の終わりが告げられたのは、4月1日。
会員に一斉に送られた「閉館のお知らせメール」を見て「エイプリルフールのジョーク?」と思った方もいたそうだけれど、予告された6月末日の閉館日まで、時は着々と針を進めていた。


そして遂に来週の木曜日がそのラストデー。日々、それぞれのクラスが最後のレッスンを迎えている。
昨日も、そして今日も。なじみの生徒さんたち、先生とお別れを告げるのに忙しかった。「今までありがとうございました」というのが、本当に惜しまれるほど、温かなぬくもりに溢れていたこの空間・・・。
誰もが私のことをファーストネームで呼んでくれた。ここでは、仕事もバックグラウンドも関係ない。一人のヨガ仲間として、誰もが温かく迎えられていた。


恐らく、コロナがなかったら、在宅勤務がなかったら、私は故郷の鎌倉に戻ってこなかっただろう。そして、このヨガスタジオにも、先生たちにも、仲間にも出会わなかったに違いない。この1年間は私にとって、まさに夢の時間だった。最初にここに来た時のことに始まり、様々な思い出が頭の中に浮かんでは消え、「今ここに集中」すべきヨガのレッスンにはあるまじき、気の散り方になってしまったけど。

人生で起こるすべての出来事には意味がある。ここでの出会いに感謝しつつ、次の一歩を踏み出さなくちゃ。それがここで学んだヨガの教えかもしれない。

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