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薪ストーブに焚(く)べる薪積みをアートする

 プチ田舎暮らし。最寄りの新幹線駅まで30分。デパートUNIQLOは隣町、直近の道の駅は通りの向こう側。スーパーやコンビニ、ドラッグストアも車で数分。

新聞配達、宅配等は都市と変わらない。

 暖房は薪ストーブです。2023/10/28の「暮らしの暖房を考える」を投稿しました。

両端は井桁状に組んで並べます。ストゥブのサイズ(長さ・幅)にカットする。

 イスラエルの戦争が始まり身内が帰国して、家事仕事は忙しくなりました。

「致し方ない…」先の戦争で、前世代の日本人は理不尽な思いをしています。

解説:武田砂鉄 特別収録:太宰治短編小説『十二月八日』

「朝、目覚めると、戦争が始まっていました。」
2023/11/02 投稿 "普通の一日"参照

 ところが思いがけず薪割り要員が増えました。来冬シーズンの薪はアッと言う間です。

順序はあらかじめ運んでもらっていた原木をチェーンソーで玉切りにして斧で手割りして積むのが我が家のやり方です。

 薪積みは私の仕事の機織りに似ています。一本の糸から布になるように一本の木を束ねて焚き付けや薪になります。

夕陽に照らされ、これで二か月ちょっと…

薪積みは気候、風土によりさまざまですが、これをレクレーションと思うとイトオカシ…

因みに「薪は人を三度暖める」というアメリカの古いことわざがあります。一度目は薪割りで、二度目は薪を運んだり薪棚に積んで、そして三度目は薪を燃やすことによって、体が暖まるというのです。

ご自身の考え方「ものも考えよう…」十人十色

前列は昨年(雨曝し)の薪、切り口が新しいのは割ったばかり…
屋根をかけるべし、薪小屋を作るべし…と言われますが、
虫が巣作ったりするので、順次燃やしながら軒に積み変える。


 近在の知人の庭に鎮座していたモミジの大樹が倒れたので同じく庭で玉切りをして、運んで斧で割った。彼は子供の頃から薪作り作業をやっている。

同じ庭のドウダンツツジは焚き付けになる。カテリィーナが一輪車で何回も運ぶ。ナタで適宜落として我ながら雰囲気の良い焚き付け積み。

彼女はiPhoneで音楽を楽しみながらリズムにのって「面白い」らしい…
手前のグリーンはハーブのタイムです。春にはピンクの小さな可憐な花が一面に咲く
田舎のタイムは逞しく…


およそ、浮世離れの感あり…かもしれない。薪は工業製品ではないので、毎年状況は変わります。

 薪ストーブは設置の費用、メンテナンス(火に関わるので用心します)何よりスィッチ一つの便利さはない。

 暖かさにこだわると止められない。ストンと消えてしまう暖房には戻れないが多くの"wood stove people"の言い分です。
灯油の匂いも苦手な方も多い。
遠赤外線の焼き芋は嬉しく、美味しい。

どちらを選択するか?このあたりが"ゆとり"あるいは程々(ほどほど)の決断です。
しかし、大して考える必要もない!かもしれません。好きか嫌いか?です。

 薪ストーブの薪代は、広葉樹を使用する場合で1箱500〜800円です。毎日6〜8時間程度使用すると、1カ月あたり3万〜7万円程度かかる場合が少なくありません。検索すると薪ストーブの費用がでてきます。

コレは都会で考えた計算です。
もちろん暖房費が気にならない家庭は多くはないと思います。 

プチ田舎での薪はアバウトです。
"お爺さんは山に柴刈りにお婆さんは川で洗濯に…"を思い起こしてください。

プチ田舎の付き合いがあります。ラッキーで全くの無償の時はガソリン代にと心付け程度…の時もある。

当方ランニングコスト(以前の家の経験)を抑えるために電気・ガス・灯油の消費を薪と電気にしました。

 時代が流れ状況も変化しましたが、エネルギーの先進国デンマークではアパートでの薪ストーブの普及は50%だそうです。

コレも石の文化と民族性の違いだと思います。木と紙の文化の日本で灯油ストーブが一番コストがかからないから…と決めるのも考えます。

今年も乾燥の中、火事のニュースの火元は暖房器具が多い。知らない間に木造は炭化している。

 健康であれば続く薪暖房です。
イヤ、薪割りで健康になる暮らしが理想的です。

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